損保ジャパンセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)は、どちらもSOMPOホールディング・グループですね。どちらにするか、迷っています。

両社の自動車保険を比べたときの強み・弱みを、ズバリまとめました。

詳しくは下で説明するとして、特に重要と思われる項目について、両社の自動車保険を比較しました。

補償の厚さ
事故対応
割安感
代理店型
特記事項
損保ジャパン系列のダイレクト型。

の数が多いほうが、高評価です。

ただし、合計の数が多いからおすすめとは限りません。人によって、重視する項目やウェイト配分は異なりますから。

いずれにしても、

単純に優劣を決めることはできません。

加入する人のニーズによって、結論は異なりそうです。

少しでも手厚い補償が欲しい、という人なら・・・ 損保ジャパンをおすすめします。
ほどほどの補償を、ほどほどの保険料で手に入れるなら・・・ 『おとなの自動車保険』をおすすめします。
標準的な補償を、少しでも安く手に入れたい人は・・・ この2社ならセゾン自動車火災ですが、他のダイレクト型に、よりふさわしい商品があります。

損保ジャパンとセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)は、歴史的にも、企業規模も、組織面でも、大違いです。

2014年に損保ジャパンと日本興亜損保が合併し、損保ジャパンが誕生しました。合併により、それまで代理店型トップ(=国内トップ)だった東京海上日動を抜き去って、自動車保険の売上で業界首位に踊り出ました。

一方、セゾン自動車火災は、1982年の設立。ダイレクト(ネット通販)型の中では、歴史のある企業です。

ただし、もともとはダイレクト(ネット通販)型ではありませんでした。ダイレクト(ネット通販)型としての本格デビューは、2011年の『おとなの自動車保険』発売と、ごく最近です。

そんな2社の、会社の成り立ちや規模を調べました。2017年度末のデータです。金額は正味収入保険料です。

損保ジャパン
日本興亜
セゾン自動車火災
創業 1888年(明治21年) 1982年(昭和57年)
直営の全国拠点数 568 3(住所で集計)
従業員数 26,189人 495人
自動車保険売上 10,785億 335億
総売上 21,680億 380億
ソルベンシー・マージン比率 735.1% 463.9%

会社としての歴史は当然として、従業員数で53倍、売上高で57倍と、圧倒的な差があります。

もっとも、セゾン自動車火災は、ダイレクト(ネット通販)型という販売形態をとっている以上、企業として成長しても、全国の拠点数や従業員数を、損保ジャパン並みに増やすことはないでしょう。

組織を大きくしてしまうと、それを維持するために保険料が高くなって、ダイレクト(ネット通販)型の魅力が弱まってしまいますから。

セゾン自動車火災は、事実上の損保ジャパンの通販(ダイレクト販売)部門と言うことができます。

損保ジャパンとセゾン自動車火災との間には、圧倒的な差がありますが、そのことは、セゾン自動車火災にとってマイナスイメージにはなりません。

セゾン自動車火災は、実質的に東京海上日動の通販(ダイレクト販売)部門と呼べる立場です。損保ジャパンという力強い後ろ盾(だて)があることは、安心感につながります。

セゾン自動車火災の株主や、役員の顔ぶれを見ると、両社のつながりの深さが分かります(2017年4月)。

セゾン自動車火災の株主
  • 損害保険ジャパン日本興亜(株) 99.8%
  • (株)クレディセゾン 0.2%
セゾン自動車火災の役員 取締役9人中5人と、監査役3人中2人が、損保ジャパン出身者。

セゾン自動車火災は、会社の資金面は当然として、人材の面でも、損保ジャパンと密接な関係にあります。

ダイレクト(ネット通販)型にメリットを感じられるかが、第一の関門です。

自動車保険は、代理店型とダイレクト(ネット通販)型に分けることができます。

損保会社と契約している代理店を窓口にするのが代理店型、ネットや電話などで損保会社が顧客と直接にやり取りするのがダイレクト(ネット通販)型です。

代理店型自動車保険とダイレクト(ネット通販)型自動車保険の仕組み

ダイレクト(ネット通販)型は、代理店のためのコストがかからないので、その分保険料が安くなります。

しかし、代理店がないので、加入・更新・内容変更・請求といった手続きを、加入者がネットや電話を通じて、損保会社と直接にやりとりしなければなりません。

代理店型でも、ダイレクト(ネット通販)型でも、わたしたちが受けられる補償や、事故が起きたときのサービスに違いはありません。

代理店型でも、事故対応に当たるのは、代理店ではなく損保会社本体だからです。

安さを重視するか、対面でのサポートを重視するかが、選択の分かれ目になります。

ただし、もっぱら電話と郵送でやりとりする代理店に注意しましょう。

対面のサービスがないなら、高い保険料はムダになります。

すでに自動車保険の経験をお持ちで、補償内容が固まっているなら、代理店が無くても平気です。

冒頭で説明したように、代理店の役割は、加入・更新・内容変更・請求といった手続きの対面窓口です。

ちなみに、代理店型であっても事故の受付は、損保会社が窓口になります。

事故の連絡を代理店にしても、代理店は損保会社に伝言するだけです。

代理店によるサービスでありがたみがあるのは、新規加入するときのサポートです。補償プランの相談にものってくれます。

その他の、更新・内容変更・請求といった手続きは、やることや手順が決まっているので、代理店のサポートがなくてもできます。

不明なことがあっても、電話やメールで質問すれば、解決できるでしょう。

ということで、初めて自動車保険に加入する人なら、代理店型を選ぶメリットあります。しかし、

すでに何回か自動車保険を更新していれば、ダイレクト型自動車保険に変えても、スムーズです。

自動車保険選びには、無料の自動車保険一括見積サービスをおすすめします。

代理店型自動車保険を選ぶときは、商品の中身もさることながら、代理店との信頼関係なんかも大切です。

一方、ダイレクト(ネット通販)型自動車保険を選ぶなら、ビジネスライクに、品質と安さで決めることをおすすめします。

ダイレクト(ネット通販)型損保会社のウェブサイトに行くと、保険料見積もりの機能が提供されています。

そのどれもが、簡単にスムーズに操作できるように、工夫されています。

しかし、ダイレクト(ネット通販)型自動車保険だけでも10前後あります。

それらの見積もりを、条件をそろえて一つ一つ作成し、比較検討するのは意外と大変。

そこで、一回の入力で、おもな自動車保険の見積もりが一気に集められる、自動車保険一括見積もりサービス(無料)をおすすめします。

損保ジャパンと『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の、自動車保険の補償内容は、どちらが優れていますか?

それぞれ強いところ弱いところがあり、損保ジャパンの方がやや手厚く見えますが、大きくは違いません。

まず、それぞれの自動車保険の補償内容を比較します。

品ぞろえの充実度を比べます。それが保険料に見合うかは、後ほどご説明します。

対人賠償保険 損保ジャパン セゾン自動車火災
損保ジャパンは、臨時費用として15万円が上乗せされる(対人臨時費用保険金)。
対物賠償保険 損保ジャパン セゾン自動車火災
対物賠償保険の補償内容に差はない。
人身傷害保険 損保ジャパン セゾン自動車火災
人身傷害保険そのもの補償内容は同レベル。補強のための用意されている特約数は、損保ジャパンの方が多い。
車両保険 損保ジャパン セゾン自動車火災
車両保険の基本の機能は同レベル。車が全損になったときや、こちらが無過失の事故での補償は、損保ジャパンの方が行き届いている。
ロードサービス 損保ジャパン セゾン自動車火災
損保ジャパンでは、宿泊費用、移動費用の補償は、別に有料の特約として用意されている。
プラン作成の自由度 損保ジャパン セゾン自動車火災
セゾン自動車火災の方が、必須となっている保険が多い。
総合 損保ジャパン セゾン自動車火災
基本の仕組みに大きな違いはないものの、それを補強する補償や特約は、損保ジャパンの方が、品ぞろえが充実している。

自動車保険は、自賠責保険(強制保険)と一体となって、ドライバーや同乗者を守ります。

だから、民間企業の商品でありながら、高い公共性を持っています。

そのために、各社の特色ある補償やサービスが盛り込まれつつも、基本の仕組みは共通しています。

片や代理店型、片やダイレクト(ネット通販)型と、販売方法は大きく違いますが、自動車保険としての基本の部分は、差がありませんでした。

しかし、それを補強する補償や特約は、損保ジャパンの方が豊富です。ただし、よく言えば至れり尽くせりですが、やり過ぎと見えなくもありません。

損保ジャパンの商品は

代理店の営業員が対面説明することを前提としているので、多少わかりにくくなっても、補償の手厚さを優先しているのでしょう。

他方、『おとなの自動車保険』は

ダイレクト(ネット通販)型なので、一般消費者が、パンフレットやウェブサイトの情報をもとに、自分で補償プランを作ります。

そのため、商品自体をわかりやすくする必要があります。

事故対応の評判は、『おとなの自動車保険』も悪くありませんが、それ以上に損保ジャパンが好評です。

補償やサービスに大きな差はなくても、それらの丁寧さとか迅速さとか親切さ、つまり品質に違いがあるかもしれません。

特に大切なのが、事故対応の品質です。

自動車保険では、事故が起こってから、損害保険会社が調査や示談交渉をおこなって、保険金額が決まり、支払われます。

そのスムーズさや迅速さに、損害保険会社の実力の差が出ます。

事故対応の評判を知るには、公正なアンケート調査が一番参考になります。また、交通事故の当日初期対応の違いも併記しました。

交通事故での当日初期対応 損保ジャパン セゾン自動車火災
損害調査等の初期対応は、24時間365日体制の損保ジャパンが勝る。ただし、セゾン自動車火災には、警備会社ALSOKが現場に急行する無料のサービスがある。
オリコン日本顧客満足度ランキング 損保ジャパン セゾン自動車火災
『オリコン日本顧客満足度ランキング自動車保険2019』によると、損保ジャパンは5位、セゾン自動車火災は圏外。2018年も損保ジャパンの方が上位。
J.D.パワー事故対応満足度調査 損保ジャパン セゾン自動車火災
『J.D.パワー自動車保険事故対応満足度調査2019』によると、損保ジャパンは3位、セゾン自動車火災は5位。なお、2018年版でも損保ジャパンが上でした。
総合 損保ジャパン セゾン自動車火災
『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)も悪くないが、損保ジャパンが優勢。

損保ジャパンは、24時間365日、事故を受け付けた当日に初期対応を開始します。

『おとなの自動車保険』は、20時までに受け付けた事故は当日初期対応、それ以降の受付分は翌日対応です。

オリコンとJ.D.パワーによる、口コミ調査に基づく評判のランキングは、損保ジャパンが優勢です。

『おとなの自動車保険』も悪くはありませんが、それ以上に損保ジャパンが好評です。

『おとなの自動車保険』は、J.D.パワーでの順位は良好ですが、オリコンの方は不調です。気になります。

事故現場駆けつけ支援サービス

ところで、損保ジャパンも『おとなの自動車保険』も、警備会社ALSOKの隊員が事故現場に駆けつけて、現場対応(安全確保、救急車手配、事故状況の確認と記録、損保会社への事故連絡など)を代行するサービスを提供しています。

ただし、損保ジャパンが保険料のかかる特約として提供しているのに対し、『おとなの自動車保険』は加入者全員が無料で利用できます。

利用者による、両社の口コミ情報は、『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の評判・口コミ損保ジャパンの評判・口コミをご覧ください。

代理店型の損保ジャパンより、ダイレクト型の『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の方が、保険料は安いのですよね?

ダイレクト型の方が割安なのは当然ですが、『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の保険料にはクセがあるので、要注意です。

損保ジャパンと『おとなの自動車保険』の保険料を、6パターンの年齢と等級の組み合わせで見積もりし、比較しました。

その結果をまとめたのが、以下のグラフです。

参考までに、代理店型とダイレクト(ネット通販)型の平均も載せました。

損保ジャパンと『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の保険料比較

損保ジャパンの線は、代理店型の平均の線に近いです。

30〜50代は、平均より少し安くなっています。

一方の『おとなの自動車保険』の線は、かなり極端です。

10〜20代前半は、代理店型の平均より高くなっています。

20代後半からだんだん下がりますが、それでもダイレクト(ネット通販)型の平均よりかなり高いです。

30代半ば以降は、ダイレクト(ネット通販)型の平均と近くなっています。ただ、平均より少し高い印象です。

わかったことを整理すると・・・

  • 損保ジャパンは、代理店型の平均より、少しだけ安くなりやすい。
  • 『おとなの自動車保険』は、10〜20代が極端に高くなる料金設定。注意が必要。
  • 『おとなの自動車保険』は、ダイレクト(ネット通販)型の平均より、やや高い料金設定。
  • 2社を比べると、30代以降は、ダイレクト(ネット通販)型の『おとなの自動車保険』が確実に安い。

損保ジャパン、『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)といっしょに検討した方が良い自動車保険はありますか?

代理店型自動車保険をご希望なら、東京海上日動AIG損保も検討してください。

代理店型自動車保険の最大のメリットは、代理店による対面サービスです。

対面サービスをしっかり受けるには、近くに代理店があることが望ましいです。

代理店が遠方にあって、電話や郵送でしかサービスを受けられないとしたら、ダイレクト(ネット通販)型自動車保険と同じになります。

だったら、保険料の安いダイレクト(ネット通販)型に入るほうが、経済的です。

東京海上日動

全国にまんべんなく代理店を展開しているのは、4つの大手損保(あいおいニッセイ同和、損保ジャパン、東京海上日動、三井住友海上)です。

その中で、損保ジャパンの競合としておすすめしたいのは東京海上日動です。

損保ジャパンの事故対応は好評ですが、東京海上日動は、もっと評判が良いです。

AIG損保

もともと米国AIGグループ傘下の損保会社であった、AIU保険と富士火災が2018年に合併して、AIG損保になりました。

売上規模は、損保ジャパンや東京海上日動には遠く及びません。しかし、ダイレクト(ネット通販)型に比べると、まだまだ優勢です。

AIG損保をおすすめする理由は、事故対応の評判の高さです。合併したAIU保険と富士火災とも、上でご案内したオリコンやJ.D.パワーの口コミ・ランキングでは、安定して好評でした。

ただし、代理店の数は、大手に比べると少ないです。お近くに代理店がないかもしれません・・・

『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)は、保険料設定にクセがあるので、他のダイレクト(ネット通販)型と、必ず見積もりを比較してください。

上でご覧いただいたように、『おとなの自動車保険』の保険料設定にはクセがあります。

検討するときは、必ず実際に見積もりを作って、比較してください。

ところで、セゾン自動車火災の強みの一つは、損保ジャパンという、大手損保がバックにいることでした。

同じような立場のダイレクト(ネット通販)型損保は、他にもあります。

  • イーデザイン損保(東京海上日動の系列)
  • 三井ダイレクト損保(あいおいニッセイ同和、三井住友海上の系列)

イーデザイン損保は

損保ジャパンのライバルである、東京海上日動の100%系列会社です。

保険料は、ダイレクト(ネット通販)型の平均より、少し安くなります。

よって、『おとなの自動車保険』より安くなる可能性があります。

事故対応の評判は、概ね『おとなの自動車保険』より高いです。

三井ダイレクト損保は

ダイレクト(ネット通販)型の中でも、保険料が安い自動車保険の一つです。

よって、『おとなの自動車保険』より安くなる可能性が高いです。

ただし、三井ダイレクト損保の事故対応は、好評とは言えません。

と言っても、保険契約どおり保険金を払ってくれない、なんてことはありません。

ただ、事故対応の進みが遅いとか、連絡・相談のタイミングが悪いとか、説明がわかりにくいとか、ストレスを感じる恐れはありそうです。

ここでは、『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)に近い、大手損保系列のダイレクト(ネット通販)型をおすすめしました。

しかし、これらに勝るとも劣らない自動車保険は、他にいくつかあります。できれば、一通り見積もりをとって、比較していただきたいです。

主な自動車保険の補償内容と保険料を比較するなら、一括見積りサービスがおすすめです。

近年では、損保各社のホームページに、使いやすい見積もり機能が提供されています。見積もりを集めるだけなら、時間をかければできそうです。

ただし、見積もりを比較するためには、損保各社の自動車保険の見積もり条件をそろえなければなりません。これがやっかいです。

各社の自動車保険の条件をそろえるには、それぞれの商品の特徴や独特の言葉遣いを理解できている必要があります。

何度か見積もりを作り直したあげくに、それでもちゃんとできているか自信を持てない、となりがちです。

その対策として、おそらくもっとも有効なのが、無料の一括見積サービスです。

1回(=1社分)だけ必要事項を入力すると、主な自動車保険の見積もりが、自動的に手元にそろいます。

入力の手間を省けるうえに、入力した内容をもとにすべての見積もりが作成されます。

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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