楽天損保とおとなの自動車保険(セゾン自動車火災)は、どちらも人気があるようですね。迷ってしまいます。

楽天損保と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)とを、4つの角度から比較しました。その結果は・・・

楽天損保は2つの自動車保険を販売していますが、主力商品の『ドライブアシスト』で比較します。

また、『ドライブアシスト』は代理店申込とネット申込が可能ですが、ダイレクト型との比較なので、保険料が安くなるネット申込で見積もりしました(ネット申込は22%のインターネット割引)。

よって、商品名では、『ドライブアシスト』(楽天損保)vs『おとなの自動車』(セゾン自動車火災)となります。

自動車保険を選ぶ上で、特に重要と思われる4項目について、2つの自動車保険を比較しました。

補償の充実度 楽天損保 セゾン自動車火災
メインの補償はほぼ同レベルだが、付加的な機能は楽天損保のほうが充実。
顧客満足度 楽天損保 セゾン自動車火災
売上の伸びでも、苦情件数でも、セゾン『おとなの自動車保険』のほうが優勢。
事故対応の評判 楽天損保 セゾン自動車火災
楽天損保は、売り上げが小さいために口コミが少なく、判断が難しい。
割安感 楽天損保 セゾン自動車火災
20代前半は楽天損保のほうが安いが、その他はセゾン『おとなの自動車保険』のほうが安い。
総合 楽天損保 セゾン自動車火災
楽天損保は口コミ等が少ないことと、会社が変わって間もないことから、評価が流動的。

楽天損保にかんしては、口コミの情報量が少ないうえに、2018年7月に会社が変わってから改革途上であるため、わからないことが多いです。

現状では、前向きにおすすめできる材料は乏しい、という結論になります。

一方の『おとなの自動車保険』は、事故対応の評判にやや不安はありますが、2011年の発売開始から着実にレベルアップしており、売れ行きは絶好調です。

勝者!
おとなの自動車保険
セゾン自動車火災

保険料がどのくらい違うかは、ご自身の見積もり条件でシミュレーションして、ご確認ください。

上で比較した4項目のうち「割安感」にかんしては、結論が異なる可能性があります。

というのは、自動車保険は複雑な保険なので、見積もり条件(年齢、等級、車の使用目的、車種、年間走行距離、お住まいの地域等)によって、保険料が大きく変わるからです。

それでも、楽天損保が『おとなの自動車保険』より安くなるのは難しいですが、想像より金額が接近する可能性はあります。

実際の金額を見て、「このくらいの差なら・・・」となるかもしれません。

そのためにも、補償内容がある程度かたまっていたら、早めに見積もりをして、金額を見比べてください。

保険料の比較には、一括見積もりサービス(無料)のご利用をおすすめします。

一回の入力で、おもな自動車保険の見積もりをまとめて比較できます。

他にも、魅力的な候補が見つかるかもしれません。

2つの自動車保険を、より詳しく比較したい方は、下の記事をご覧ください。

2つの自動車保険について、4つの角度からの優劣判定をご覧いただきましたが、それぞれについて詳しくお知りになりたい方は、以下をご覧ください。

補償内容の充実度では、楽天損保と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の、どちらが優れていますか?

補償内容の点で、楽天損保と『おとなの自動車保険』との間に、大きな隔たりはありません。

それぞれの自動車保険の補償内容を、おもな保険・サービスに分けて比較しました。

対人賠償保険 楽天損保 セゾン自動車火災
両社とも、ほとんど同じ補償内容。
対物賠償保険 楽天損保 セゾン自動車火災
両社とも、ほとんど同じ補償内容。
人身傷害保険 楽天損保 セゾン自動車火災
補償内容に目立つような違いはない。
車両保険 楽天損保 セゾン自動車火災
楽天損保には車両全損時臨時費用補償特約が自動セットされる(全損したときに保険金が10%上乗せ)。
ロードサービス等 楽天損保 セゾン自動車火災
楽天損保のほうが、サービスメニューがわずかに多く、無料の範囲がやや広い。
その他の特約等 楽天損保 セゾン自動車火災
どちらにも事故現場急行サービスがあり、自転車の補償も同レベル。
総合 楽天損保 セゾン自動車火災
大きな差はないが、細かなところで楽天損保のほうが手厚い。

2つとも、競合他社が提供しているおもな補償を、一通り網羅しています。

どちらを選んでも、補償内容の点で後悔させられるリスクは低いです。

なお、この2つの自動車保険には、共通するメリットがあります。

どちらも、以下の点でその他の自動車保険より魅力的です。

  • 自転車事故によるケガのための、専用の特約がある。
  • 事故現場急行サービスが、加入者全員に無料で提供される。

加入している人の満足度は、楽天損保と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の、どちらが高いですか?

加入している人の満足度は、『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)が上です。楽天損保は苦情の多さが気になります。

加入している人の満足度は、次の2つから、推定することができます。

  • 自動車保険の売上高の推移(満足している人が多いなら、売上は減らないはず)
  • 損害保険協会受付の苦情件数

2つの自動車保険を、この2つの角度から比較しました。

売上高の推移 楽天損保 セゾン自動車火災
売上高を伸ばしているのはセゾン『おとなの自動車保険』。楽天損保は今後に注目。
苦情件数 楽天損保 セゾン自動車火災
楽天損保は、かなり苦情が多い。
総合 楽天損保 セゾン自動車火災
2項目ともセゾン『おとなの自動車保険』があきらかに優勢。

比較した2項目について、補足説明します。

勢いを強めている『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)に対して、楽天損保はまだ未知数です。

自動車保険は1年更新なので、不満を持った人は更新しないで他社に流れやすいです。

ということは、ここ数年の自動車保険の売上高を推移を見れば、顧客満足度がわかります。

下図は、楽天損保とセゾン自動車火災『おとなの自動車保険』の、過去5年間の売上高(元受正味保険料)の推移です。

楽天損保とセゾン自動車火災の、過去5年間の売上高(元受正味保険料)の推移

楽天損保は、2018年の夏に朝日火災から生まれ変わって以降、組織、販売形態、商品構成などを改革しています。

2019年は売上高が落ちていますが、これは改革を優先した結果で、まだ本領を発揮していない可能性があります。

今後の動きを見守りたいです。

一方、『おとなの自動車保険』の売上の伸び方には、目を見張るものがあります。

損害保険協会が受け付けた苦情件数は、楽天損保のほうがはるかに多いです。

2019年度に、損害保険協会に寄せられた、2つの損害保険会社についての苦情件数は次のとおりでした。

楽天損保 セゾン自動車火災
206件 236件

この2社では、取り扱う契約件数が大きく異なるので、件数をそのまま比較するだけでは、苦情の多い少ないはわかりません。

2019年度の両社の売上高(正味収入保険料)を比べると、楽天損保の246億円に対して、セゾン自動車火災は496億円と、2倍以上差があります。

取り扱う契約件数は、セゾン自動車火災のほうがずっと多いです。

そこで、売上高100億円あたりの苦情件数を計算したら、下のようになりました。

楽天損保 セゾン自動車火災
83.7件 47.6件

こうして2つの会社の条件をそろえると、楽天損保のほうが苦情が多いことがわかります。

しかも、その差はかなり大きいです。

楽天損保は、この1年で組織、販売形態、商品構成などを次々と改革しています。それによる混乱が、苦情件数を増やしているのかもしれません。

だとしたら、いずれは落ち着くと予想されます。

楽天損保と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の、事故対応の評判はどうなっていますか?

2つの自動車保険とも、事故対応のランキングではランク外であることが多く、勝ち負けの判定は難しいです。

事故が起きたときの補償内容に、2つの自動車保険の違いはほとんどありません。

そうなると、事故対応サービスの品質(迅速さ、正確さ、わかりやすさ、安心感など)が決め手になりそうです。

事故対応の品質を知るには、実際に利用した方々の評判が参考になります。できれば、不特定多数の評判が望ましいです。

このサイトでは、毎年実施・公表されている、下の3つのランキングを参考にしています。

オリコン事故対応ランキング 楽天損保 セゾン自動車火災
オリコンのランキングでは、2020年版、2019年版とも、両社ランク外(10位より下)でした。
価格ドットコム事故対応ランキング 楽天損保 セゾン自動車火災
価格ドットコムのランキングでは、2020年版は楽天損保が上、2019年版は両社ともランキング外(10位より下)でした。
J.D.パワー事故対応満足度調査 楽天損保 セゾン自動車火災
J.D.パワーのランキングでは、2020年版、2019年版とも、セゾン『おとなの自動車保険』が上でした(楽天損保は得票数不足でランク外)。
総合 楽天損保 セゾン自動車火災
事故対応の評判は、セゾン『おとなの自動車保険』がわずかに上です。

価格ドットコムのランキングでは楽天損保のほうが上でしたが、その前年はランキング外だったので、好評といい切れるほどではありません。

他方、『おとなの自動車保険』は、J.D.パワーのランキングでの評判が安定しています。

それで、こちらをを勝ちとしました。

しかし、『おとなの自動車保険』もランク外であることが多く、好評とまでは言えません。

保険料の割安感では、楽天損保と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の、どちらが有利ですか?

楽天損保と『おとなの自動車保険』の保険料を、代理店型とダイレクト(ネット通販)型の相場と比較しました。

楽天損保と『おとなの自動車保険』の保険料を、相場(おもな自動車保険の平均)と比較しました。

楽天損保は、ネット申込(22%のインターネット割引)の保険料です。

普通自動車と軽自動車とで、分けて比較しています(ただし、車両保険なしで見積もり)。

普通自動車の保険料

7パターンの年齢と等級の組み合わせで、保険料を比較しています。

また、保険料は月々の金額です。

なお、楽天損保のネット申込は一括払いのみです。ここでは、比較のために月額に換算しています。

楽天損保と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の保険料を相場と比較(普通車)

楽天損保は

インターネット割引があるネット申込だけあって、全パターンで代理店型の相場より安いですが、しかしダイレクト型の相場より高くなりました。

『おとなの自動車保険』は

21歳の保険料は、楽天損保と比べるまでもなく、代理店型の相場より高くなりました。

26歳だと、楽天損保より安くなりましたが、ダイレクト型の相場よりあきらかに高いです。

ところが、35歳以降の5パターンでは、いずれもわずかずつですが、ダイレクト型の相場より安くなりました。

『おとなの自動車保険』は特殊な料金体系ですが、30代以降は、そこそこ割安感があります。

軽自動車の保険料

普通自動車と同じやり方で、軽自動車の保険料も比較しました。

楽天損保と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の保険料を相場と比較(軽自動車)

楽天損保は

インターネット割引のあるネット申込にもかかわらず、20代は代理店型の相場より高くなりました。

30代以降は代理店型の相場より安いですが、差はわずかです。

楽天損保の軽自動車の保険料は、かなり割高です。

『おとなの自動車保険』は

ダイレクト型の相場と比べると、普通自動車のときより少し高くなっていますが、全体的な傾向は変わっていません。

楽天損保は、普通自動車か軽自動車かで、価格競争力がかなり変わるのですね・・・

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

楽天損保とセゾン自動車火災の、それぞれの会社のことを詳しく教えてください。

どちらも歴史の浅いダイレクト(ネット通販)型ですが、背後には大きな企業グループが控えています。

ダイレクト(ネット通販)型損保は、代理店型損保に比べて、規模が小さいです。

ただし、その多くが企業グループに属しています。楽天損保やセゾン自動車火災も例外ではありません。

楽天損保 セゾン自動車火災
  • 楽天グループ
  • 金融関連企業は、楽天カード、楽天銀行、楽天証券、楽天生命、楽天少額短期保険など。
  • SOMPOグループ
  • グループの中心は国内大手の損保ジャパン

楽天損保とセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)の、歴史、企業規模、売上高を比較しました。

2つの損保会社の歴史、企業規模、売上高などを比較しました。

2018年度末のデータです。金額は、正味収入保険料です。

楽天損保 セゾン自動車火災
創業 1951年(昭和26年) 1982年(昭和57年)
直営の全国拠点数 37 2(住所で集計)
従業員数 595人 679人
自動車保険売上 170億 370億
総売上 362億 413億
ソルベンシー・マージン比率 636.6% 341.7%

楽天損保の前進は代理店型損保の朝日火災なので、創業は古く、拠点数も多いです。

ただし、ネット販売に力を入れるようなので、今後どのように発展していくのか注目されます。

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