JA共済こくみん共済coop(全労済)の自動車共済を、徹底比較しました!

消費者にとって、自動車共済は自動車保険と同じものですが、いくつか注意点が・・・

次の点にご留意いただければ、自動車共済を、自動車保険と同じように扱ってもだいじょうぶです。

自動車共済の留意点

  • 自動車共済に入る前に、協同組合(農協、コープ等)のメンバーになる必要がある。
  • 協同組合のメンバーになるために、出資金(入会金)がかかる。
  • 自動車保険と、ときどき言葉遣いが異なる(「保険」が、「共済」とか「保障」に置き換わる等)。
  • 共済が破綻したときに加入者を保護する仕組みがない。

ちなみに、JA共済の自動車共済には『自動車共済クルマスター』、こくみん共済coopの自動車共済には『マイカー共済』という愛称が、それぞれ与えられています(このページでは愛称を使いません)。

2つの大手の自動車共済を徹底比較

JA共済こくみん共済coop(全労済)は、どちらの共済の安全性、信頼性が上ですか?

JA共済、こくみん共済coop(全労済)は、どちらも大きな金融機関という顔を持ちます。

JA共済は、金融機関として見ると、3大損保を上回る巨大な金融機関です。

他方、こくみん共済coopは、JA共済に比べるとかなり見劣りしますが、大手損保並みの資金力を誇ります。

比較すればJA共済の勝ちですが、どちらも不安を感じさせません。

JA共済 こくみん共済coop

JA共済、こくみん共済coopの、歴史・組織・売上高を比較しました。

JA共済 こくみん共済coop
管轄官庁 農林水産省 厚生労働省
創業 1948年(昭和23年) 1957年(昭和32年)
従業員数 6799人 3657人
自動車共済件数 8,175,031件 2,167,000件
自動車共済売上 2680億 845億
総売上(受入共済掛金) 4兆6203億 5640億
ソルベンシー・マージン比率 1276.9% 2117.3%

JA共済の売上高は、自動車共済だけなら、大手損保(損保ジャパン、東京海上日動など)よりやや低いです。しかし、総売上高では、JA共済の方が倍以上に大きいです。

こくみん共済coopの売上高も、JA共済と比べなければ、十分に大きいです。大手金融機関と呼べる規模です。

JA共済とこくみん共済coop(全労済)の、自動車保険の補償内容は、どちらが充実していますか?

差はわずかですが、あえて優劣を決めるなら、JA共済のほうが優勢です。

自動車保険の仕組みや補償内容は損害保険業界内で統一されています。

自動車共済は損害保険ではありませんが、JA共済とこくみん共済coopは、自動車保険と同じ仕組みをとっています。

自動車共済と自動車保険との間で等級を引き継げるくらいなので、実質的に同じものと考えて問題ありません。

ですから、双方の補償内容に決定的な差は無いのですが、細かく比較すると、次のようになります。

JA共済 こくみん共済coop

それぞれの補償内容を、補償の種類ごとに比較しました。

対人賠償 JA共済 こくみん共済coop
JA共済は、相手が亡くなったときに臨時費用共済金として15万円が上乗せされる。
対物賠償 JA共済 こくみん共済coop
対物賠償の補償内容に差はない。
人身傷害 JA共済 こくみん共済coop
ともに、相手方との示談を待たずに保険金が出る。また、治療を受けたり、亡くなったときは、定額が上乗せされる。
車両保険 JA共済 こくみん共済coop
JA共済には車両超過修理費用保障特約がある。こくみん共済coopには新車買替特約がある。それぞれ一長一短。
ロードサービス JA共済 こくみん共済coop
ロードサービス自体に差はなく、どちらも損保より薄い。ただし、JA共済の方は、車両諸費用保障特約を付けると、損保並みになる。
プラン作成の自由度 JA共済 こくみん共済coop
こくみん共済coopは、人身傷害の保険金額や車両保険の免責金額などで選択肢が少ない。
総合 JA共済 こくみん共済coop
基本の機能に差はないものの、細かいところで、JA共済の方が優位。

共済のパンフレットやウェブサイトの説明には、たとえば「保険」という言葉は出てきません。

このように言葉遣いに違いがあるので、内容も違って見えるかもしれませんが、自動車保険とほぼ共通しています。

2社の事故対応は、どちらが好評ですか?

入手できる情報量は限られますが、こくみん共済coopの方が高評価です。

事故対応の品質を客観的に判断するのは難しく、マーケティング調査会社の顧客満足度調査などが頼りですが、自動車共済に関しては、そういうデータもなかなか見つかりません。

数少ないデータによる判定になりますが、こくみん共済coopの方が期待できそうです。

JA共済 こくみん共済coop

事故対応の評判を知るには、公正なアンケート調査と、苦情の発生状況が一番参考になります。以下にまとめました。

日本生産性本部JCSI(日本版顧客満足度) JA共済 こくみん共済coop
『JCSI(日本版顧客満足度)2020年度』のランキングで(公表は5位まで)、こくみん共済coopは全6部門中3部門でトップ5入りしていますが、JA共済は全部門圏外でした。
総合 JA共済 こくみん共済coop
得られた情報を見る限り、こくみん共済coopの方が期待できそう。

こくみん共済coopは、JA共済との比較では圧勝ですが、全部門を総合したランキングではトップ5から外れています。

全10ブランドの自動車保険と自動車共済の中での順位なので、こくみん共済coopも高評価と言うほどではありません。

情報不足なので断定はできないけれど、どっちも不安がある・・・ということですね。

共済は安いイメージがあります。どちらの掛け金のほうがが割安ですか?

若年層はJA共済が、中高年はこくみん共済coopが安さを期待できます。

両社の自動車保険の保険料を、6パターンの年齢と等級の組み合わせで、比較しました。

それ以外の見積もり条件は統一しています。車両保険は付けていません。金額は一括払い(年払い)保険料です。

JA共済とこくみん共済coopの自動車共済の掛け金(保険料)比較

若年層はJA共済が、中高年はこくみん共済coopが安くなりました。よって、どちらの方が割安と、一概には言い切れません。

JA共済 こくみん共済coop

また、2つの自動車共済は、代理店型自動車保険より確実に安くなりそうです。見積もり条件によっては、ダイレクト(ネット通販)型とも対等に勝負できそうです。

こくみん共済coopの掛け金は、中高年がとくに安くなりますね!

2つの自動車共済は一長一短です。勝敗をつけられないので、ニーズに合うかでご判断ください。

ここまで4項目で勝敗を判定しましたが、振り返ると下のようになります。

安全性、信頼性 JA共済 こくみん共済coop
補償内容の充実 JA共済 こくみん共済coop
事故対応の評判 JA共済 こくみん共済coop
保険料の割安感 JA共済 こくみん共済coop
総合 JA共済 こくみん共済coop

勝敗数で言うと、2勝1敗のJA共済が優勢です。

ただし、JA共済には負けるとしても、こくみん共済coopの経営基盤はしっかりしています。また、補償内容の優劣はわずかな差でした。

一方、JA共済の事故対応には不安があります。悪いと断定できる材料はありませんが、JA共済のように手広く営業していて、前向きになれる材料が見当たらないのは、少し不気味です。

これらを踏まえて、勝敗無しとしました。

JA共済、こくみん共済coop(全労済)といっしょに検討した方が良い自動車保険(共済)はありますか?

他の自動車共済はお勧めしにくいです。

代理店型自動車保険は、保険料(掛け金)が自動車共済より高くなってしまいます。

一方、ダイレクト(ネット通販)型自動車保険には、対面でサポートしてくれる窓口がありません。

「掛け金を増やしたくないが、対面の窓口はほしい」となると、他の自動車共済のことが気になるかもしれません。

しかし、他の自動車共済は、お勧めしにくいです。

  • 自動車共済の中には、ここで取り上げている2つと違って、自動車保険と互換性がない(=等級を引き継げない)商品がある。
  • 他の自動車共済は、ここで取り上げている2つ以上に、口コミ・評判の情報がない。

自動車保険と互換性がない自動車共済は、必要な機能が省かれているかもしれません。

また、自動車保険や他の自動車共済に乗り換えが制限されるので(乗り換えると等級がリセットされて、6等級からの再スタートになる)、将来の選択肢がせまくなります。

事故対応の評判が良いダイレクト(ネット通販)型は、選択肢になりえます。

ダイレクト型自動車保険には対面窓口がないものの、事故対応の品質面で、自動車共済より期待できるものはいくつかあります。

たとえば、上でご紹介した日本生産性本部JCSIのランキングでは、少なくとも次の4つのダイレクト型が、JA共済やこくみん共済coopより上位にいました。

  • SBI損保
  • セゾン自動車火災
  • ソニー損保
  • 三井ダイレクト損保

ちなみに、自動車共済でも代理店型自動車保険でも、事故対応は本体がおこなうので、対面窓口の有無は事故対応の品質に直接的には影響しません。

ただし、こちらのサイトでは、以下の3つの自動車保険をおすすめします。いずれも、カッコ内の国内大手損保系列の、ダイレクト損保です。

  • イーデザイン損保(東京海上日動の系列)
  • セゾン自動車火災(損保ジャパンの系列)
  • 三井ダイレクト損保(あいおいニッセイ同和、三井住友海上の系列)

日本の損保市場をリードする名門企業の系列なので、手始めにするには最適のダイレクト型です。

下の無料一括見積もりサービスなら、こくみん共済coopの見積もりも、いっしょに作れます!

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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