三井住友海上とその自動車保険について教えてください!
三井住友海上の自動車保険は、代理店型です。
三井住友海上は、日本を代表する4つの大手損保の一つで、代理店型の損害保険会社です。

自動車保険は、販売方法で、代理店型とダイレクト(ネット通販)型に分けられます。
代理店型 | ダイレクト型 |
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このページでは、三井住友海上について、以下のことをご案内しています。
三井住友海上とはどんな会社なのですか?
三井住友海上は、三大損保グループの一角、MS&ADインシュアランス・グループの、中核企業です。
三井住友海上は、あいおいニッセイ同和とともに、三大損保グループの一角、MS&ADインシュアランス・グループを率いています。
MS&ADインシュアランス・グループは国内最大
三大損保グループは、国内で大きなシェアを握っています。
2020年度末の各損保グループの市場シェアを整理したのが下図です。

ちなみに、SOMPOグループを率いるのは、損保ジャパンです。
ご覧のように、グループ毎のシェアを比べると、MS&ADインシュアランス・グループがトップです。
三井住友海上単体では国内3位
一方、個々の損保会社の売上高(正味収入保険料)を比較すると、三井住友海上は第3位です。
下のグラフは、2020年度末の、損保会社売上高トップ10です。

1〜2位との差はけっこうありますが、三井住友海上が国内有数の損保会社であることはまちがいありません。
以下は、2021年3月末時点での、三井住友海上の歴史、企業規模、売上高です。
創業 | 1893年(明治26年) |
支店数 | 109 |
従業員数 | 14,168人 |
自動車保険売上 | 6,834億 |
総売上 | 15,596億 |
ソルベンシー・マージン比率 | 746.5% |

三井住友海上の自動車保険の補償内容の特徴を教えてください。
特約が数多く用意され、手厚い補償が可能になっています。
自動車保険の基本的な仕組みや補償内容は業界内で統一されています。
商品による違いがあるのは、基本の補償を強化するための補償・サービスです。
下表は、三井住友海上の自動車保険の保険・特約・サービスです。※印は自動付帯で、赤文字が独自性の強いものです。
対人賠償 |
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対物賠償 |
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人身傷害 |
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車の補償 |
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その他の補償 |
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三井住友海上の事故対応の評判は?
三井住友海上の事故対応の評判は良好です。
自動車保険では、事故が起こってから、損害保険会社が調査や示談交渉をおこなって、保険金額が決まり、支払われます。
そのスムーズさや迅速さに、損害保険会社の実力の差が出ます。
事故対応の品質を知りたければ、公正な顧客満足度調査と苦情の発生状況が参考になります。
オリコン事故対応満足度 | 2021年版での同社の順位は3位でした。 |
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価格.com事故対応満足度 | 2021年版での同社の順位は5位でした。 |
J.D.パワー事故対応満足度 | 2020年版での同社の順位は6位でした。 |
苦情(損保険協会受付分) | 2020年度の苦情件数を他社と比較したところ、とくに少ない会社の一つでした。 |
自動車保険をある程度売り上げている損保会社は15〜16社です。よって、7〜8位が平均レベルと考えられます。
なお、利用者による、両社の口コミ情報は三井住友海上の評判・口コミをご覧ください。
三井住友海上の保険料は高いですか?安いですか?
三井住友海上の保険料は、代理店型の平均に近いです。
三井住友海上の自動車保険の保険料を、7パターンの年齢と等級の組み合わせで、見積もりました。
車両保険は付けていません。金額は一括払い(年払い)保険料です。
なお、参考に、代理店型の平均と、ダイレクト(ネット通販)型の平均も載せています。

三井住友海上の保険料は、代理店型の平均と近い金額です。ただし、7パターン中5パターンは、三井住友海上の方が高くなりました。
三井住友海上の自動車保険の、総合的なおすすめ度は?
代理店型の中では、行き届いた補償とコストパフォーマンスが魅力です。
★★★★が満点。★★は、他に魅力があるなら許せるかもしれないレベル。★は、おすすめできないレベル。
補償の充実度 | ★★★★ |
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保険料の安さ | ★★ |
事故対応の評判 | ★★★★ |
総合 | ★★★ |
「保険料の安さ」は、代理店型自動車保険の中での判定です。
なお、代理店型自動車保険では、代理店のサービス品質も重要ですが、こればっかりはご自身で判断いただくしかありません。
三井住友海上といっしょに検討した方が良い自動車保険はありますか?
大手損保の代理店型自動車保険をご希望なら、こちらの3社と比べてください。
代理店型自動車保険をご希望でしたら、同じ大手損保が安心です。



3社の中で、あいおいニッセイ同和の事故対応の評判がやや低いです。
補償内容や保険料が大きく変わることは、期待できません。
保険料を大きく下げるなら、こちらのダイレクト(ネット通販)型をお勧めします。
保険料を大きく下げるなら、ダイレクト型に切り替えるのが確実です。
ただし、すでに代理店型に入っていたり、代理店型を検討している方々は、ダイレクト型に不安を感じられるかもしれません。
そういう方々には、以下の大手企業系列のダイレクト型をおすすめします。



代理店がない分のサービスレベルは下がります。
とは言え、3社とも顧客対応・事故対応の評判は悪くありません。
以下で、3商品の特徴を説明しています。
イーデザイン損保
東京海上日動系列のダイレクト(ネット通販)型損保が、イーデザイン損保です。
特徴をまとめると、次のようになります。
- 東京海上グループのサービスネットワークを利用できる。
- 保険料は、ダイレクト(ネット通販)型の平均的な水準。
- 事故現場急行サービス(要請すると、警備員が事故現場に駆けつけてサポートしてくれる)を、加入者全員に無料で提供。

セゾン自動車火災
損保ジャパン系列のダイレクト(ネット通販)損保が、セゾン自動車火災です。
同社の主力商品は『おとなの自動車保険』です。
特徴をまとめると、次のようになります。
- SOMPOグループのサービスネットワークを利用できる。
- 保険料は、ダイレクト(ネット通販)型の平均的な水準。ただし10〜20代は高額。
- 事故現場急行サービス(要請すると、警備員が事故現場に駆けつけてサポートしてくれる)を、加入者全員に無料で提供。
- ダイレクト(ネット通販)損保の中では、比較的に苦情が少ない。

ソニー損保
ソニー損保は、エレクトロニクス企業ソニー傘下の損保会社です。
ダイレクト(ネット通販)損保の売上高トップを独走しています。
特徴をまとめると、次のようになります。
- ダイレクト型自動車保険売上高トップを独走。市場での高い支持。
- 保険料は、ダイレクト(ネット通販)型では最も高い水準(代理店型より安い)。
- 事故現場急行サービス(要請すると、警備員が事故現場に駆けつけてサポートしてくれる)を、加入者全員に無料で提供。
- ダイレクト(ネット通販)損保の中では、最も苦情が少ない。

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自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。
- 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
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- サイトの利用はもちろん無料。
- サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。
その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。
このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。