三井住友海上とはどんな会社なのですか?

三井住友海上は、3メガ損保の一角、MS&ADインシュアランス・グループの中核会社です。

日本国内には、3メガ損保と呼ばれる3つの企業グループがあって、大きなシェアを握っています。

三井住友海上は、このうちの一つ、MS&ADインシュアランス・グループの中核会社です。ちなみに、あいおいニッセイ同和も同じグループです。この2つが、グループの2本の屋台骨になっています。

正式な名称は三井住友海上火災保険(株)で、2001年に、三井海上火災保険と住友海上火災保険の合併により誕生しました。

三井海上は前身の会社が1918年(大正7年)の、住友海上は前身の会社が1893年(明治26年)の創立なので、どちらも歴史があります。

三井住友海上は、売上高国内3位の大手損保

下のグラフは、2018年度末の、損害保険会社の売上高(正味収入保険料)上位10社です。

損害保険会社の2018年度売上高(正味収入保険料)トップ10

上位4社が突出しています。その中でも、損保ジャパンと東京海上日動の2社は、激しくトップを争っています。

この2社からやや差があいて、3位に三井住友海上がつけています。それにあいおいニッセイ同和が続いています。

MS&ADインシュアランス・グループは国内シェアNo.1

三井住友海上は、あいおいニッセイ同和などと、損保グループMS&ADインシュアランス・グループを作っています。

グループとしての売上高で比べると、MS&ADインシュアランス・グループがトップです。

損保グループの市場シェアを整理したのが下図です。

ちなみに、SOMPOグループを率いるのは、損保ジャパンです。

損保業界のシェア

3つのグループで、全体の90%近くを占めています。

そして、3つのグループの差は接近しているように見えます。

とは言え、1位MS&ADインシュアランス・グループと2位東京海上グループとの5%の差は、売上高に置き換えると、中堅損保1社分よりずっと大きいです。

三井住友海上の自動車保険を、同業他社と比較したときの、強み・弱みを教えてください。

三井住友海上の自動車保険について、同業他社と比較しての印象をまとめると以下のようになります。

★★★★が満点。★★は、他に魅力があるなら許せるかもしれないレベル。は、おすすめできないレベル。

補償の充実度 ★★★★
保険料の安さ
事故対応の評判 ★★★
設計の柔軟性 ★★★

なお、「補償の充実度」は

損保会社間で差がつきにくいです。

というのは、自動車保険の補償の仕組みは、業界内で統一されています。基本的な補償は、損保会社の間で共通しています。

損保会社によって、補償内容の違いが出るのは、付加的な補償・サービスです。

個別のニーズによっては(長距離ドライブをよくするとか、限りなくシンプルな補償にしたいとか・・・)、優劣の差がつきます。

三井住友海上の保険料は、割高な代理店型の中でも、やや高い料金設定です。特に、中高年には割高です。

三井住友海上の自動車保険の保険料を、6パターンの年齢と等級の組み合わせで、見積もりました。

車両保険は付けていません。金額は一括払い(年払い)保険料です。

なお、参考に、代理店型の平均と、ダイレクト(ネット通販)型の平均も載せています。

三井住友海上の、自動車保険の保険料

30代の終わり頃までは、代理店型の平均とほぼ重なっています。

それ以降は、代理店型の平均より高いです。

つまり、中高年にとっては、保険料が高い自動車保険です。

言うまでもありませんが、ダイレクト(ネット通販)型よりは、かなり高いです。

三井住友海上は、中高年にとって、保険料が割高です!

三井住友海上の、事故対応に関する評判は、まずまず良好です。

自動車保険は、補償内容の差がつきにくいので、各社の事故対応力が、商品の品質を大きく左右します。

事故対応の評判を知るには、公正なアンケート調査が一番参考になります。

このサイトでは、J.D.パワーとオリコンの、顧客満足度調査を参考にしています。

三井住友海上の最近の結果は、以下の通りです。

J.D.パワー顧客満足度ランキング

米国に本拠を置く、マーケティング調査会社J.D.パワーは、毎年『自動車保険事故対応満足度調査』を実施し、結果を公表しています。

以下が、直近3年分のランキングです。

赤字がダイレクト(ネット通販)型、青字が代理店型の損害保険会社です。

会社名 2019年 2018年 2017年
ソニー損保 1位 1位 3位
イーデザイン損保 2位 5位 5位
損保ジャパン 3位 4位 4位
東京海上日動 4位 2位 2位
セゾン自動車火災 5位 5位 6位
三井住友海上 6位 7位 6位
AIG損保(旧富士火災) 7位 3位 8位
あいおいニッセイ同和 8位 9位 11位
アクサダイレクト 9位 11位 9位
チューリッヒ保険 10位 8位 1位
三井ダイレクト損保 11位 10位 10位
SBI損保 12位 12位 12位

2019年現在、一般家庭向けに自動車保険を販売している損保会社は20社あります。

しかし、この種の調査では、回答数が一定数に達しない損保会社は、正確に分析できないため、対象外になります。

三井住友海上は3年とも6〜7位で、順位がついている損保会社の中で、中央付近が定位置です。

可もなく不可もなく、というポジションです。

加入するにあたって、不安視する必要はなさそうです。

しかし、おすすめしたくなるほど良くもありません。

たとえば、同じ大手損保であれば、東京海上日動とか損保ジャパンには及びません。

また、ソニー損保など3つのダイレクト(ネット通販)型損保に、3年続けて負けています。

オリコン顧客満足度ランキング

様々な分野のランキングを発表しているオリコンは、自動車保険のランキングも、毎年発表しています。

オリコンのランキングは、項目数が多いのが特徴です。ここでは、事故対応力にかかわる項目に絞って、三井住友海上の順位を引用します。

なお、順位が公表されるのは10位までです。それより下は、圏外になります。

事故対応 調査・
認定結果
受取額・
スピード
2019年 8位 9位 10位
2018年 7位 7位 9位
2017年 10位 9位 圏外

3年間で、圏外が一つありますが、それ以外はトップ10圏内に入っています。

いずれも5~10位なので、トップクラスとは言い難いものの、それなりに高い品質を、安定して提供できているようです。

安心できる順位ではありますが、代理店型の高い保険料を考えると、もうひと頑張りしてほしくもあります。

三井住友海上の事故対応についての口コミ情報

三井住友海上の事故対応や顧客対応についての、利用者による口コミ情報を、具体的に知りたい方は、三井住友海上の評判・口コミをご覧ください。

三井住友海上の自動車保険の、補償プラン設計の自由度は、けっこう高いです。

保険料のムダを無くすには、料金設定が割安な商品を見つけるだけでは不十分です。

料金設定が割安でも、こちらのニーズに合った補償プランを作れない商品だと、いらない補償のために保険料を払うことになりかねません。

プラン設計の柔軟性も、自動車保険を選ぶ際の大切なポイントです。

必須なのは対人賠償保険と対物賠償保険

自動車保険で提供される保険のうち、ほとんどの人に必要と考えられるのは、対人賠償保険と対物賠償保険です。

よって、この2つ保険を必須の補償にして、それ以外の保険・特約は、加入者が自由に選べるようにしてほしいです。

それなら、いらない保険・特約を排除できるので、保険料のムダも発生しなくなります。

しかし、損保会社にとっては、できるだけたくさんの保険・特約を売った方がもうかります。

商売を優先するあまり、必要以上の保険・特約が、自動で組み込まれている自動車保険が、ないわけではありません。

三井住友海上は、補償プラン設計の柔軟性が高い

三井住友海上の自動車保険には、同社のおすすめプランが用意されているものの、加入者はかなり自由に設計できます。

ちなみに、対人賠償保険と対物賠償保険だけのシンプルなプランを選ぶと、補償内容は、以下のようになります。

  • 対人賠償保険
  • 対物賠償保険
  • ロードサービス費用特約
  • 他車運転特約(臨時に借りた車を運転中の補償)
  • 臨時代替自動車特約(代車に乗っていたときの補償)

3つの特約が自動的に付加されます。

臨時代替自動車特約は、自動セットになる必要性は低いと思います。その点は気になります。

とは言え、他社と比べると、プラン設計の柔軟性は高いです。

そして、この他に26個の保険・特約が用意されています。加入者は、そこから選んで、自分のニーズに合った補償プランを設計できます。

三井住友海上といっしょに検討した方が良い自動車保険はありますか?

代理店型自動車保険をご希望なら、東京海上日動、損保ジャパン、AIG損保です。

同じ代理店型自動車保険への乗り換えなら、以下の3社を候補をおすすめします。

  • 東京海上日動
  • 損保ジャパン
  • AIG損保

東京海上日動と損保ジャパンは

三井住友海上と同じ大手損保です。

補償内容も、サービス形態も似ています。比較するときに、違和感は少ないでしょう。

また、両社とも、保険料は三井住友海上に近い金額です。

ただし、事故対応の評判は、この2社の方が三井住友海上より上です。

というか、2社とも業界トップクラスの評判です。

一方のAIG損保は

同じ代理店型でも、三井住友海上とはタイプが異なります。

米国AIGグループの100%日本法人です。

AIG損保自体は規模が小さいですが、米国AIGグループは、世界的な保険グループです。

AIG損保の魅力は、事故対応の評判の良さです。

複数の口コミ・ランキングで、安定して上位につけています。

欠点は、大手に比べて代理店の数が少ないこと。

ご近所で代理店を見つけられない恐れがあります。気軽にアクセスできる代理店がなければ、代理店型自動車保険を選ぶ価値は、半分以下に下がります。

なお、代理店型自動車保険の加入にあたっては、代理店の存在が大切です。代理店への信頼感も判断材料にしてください。

大手損保であれば、損保会社に申し入れれば、最寄りの代理店を紹介してくれます。

代理店に不満があれば、別の代理店を紹介してくれます。

三井住友海上から、ダイレクト(ネット通販)型に切りかえて、グッと保険料を下げるなら、こちらをおすすめします。

代理店型自動車保険に入っている人が、初めてダイレクト(ネット通販)型自動車保険に切りかるときに、おすすめの商品は以下です。

  • イーデザイン損保(東京海上日動の系列)
  • セゾン自動車火災(損保ジャパンの系列)
  • ソニー損保

三井住友海上と同じグループに、三井ダイレクト損保があります。

三井ダイレクト損保は、ダイレクト(ネット通販)型の中でも保険料が安いです。

しかし、事故対応の評判が良くありません。不安があるので、おすすめから外しました。

以下で、おすすめの商品について補足説明します。

イーデザイン損保

国内の損保市場では、東京海上日動と損保ジャパンが、激しく首位を争っています。

そんな東京海上日動系列のダイレクト(ネット通販)型損保が、イーデザイン損保です。

会社の規模はまだ小さいですが、定評ある東京海上グループのサービスネットワークを利用できる、という強みがあります。

実際、イーデザイン損保の事故対応は、三井住友海上と比べると、同等以上に好評です。

イーデザイン損保の保険料は、ダイレクト(ネット通販)型の平均に近い水準です。

また、同社は、事故現場に駆けつけて支援・代行するサービスを、全加入者に無料で提供しています。

ダイレクト(ネット通販)型は、補償が薄いというイメージをくつがえす、注目のサービスです。

セゾン自動車火災

東京海上日動のライバルである、損保ジャパン系列のダイレクト(ネット通販)型損保が、セゾン自動車火災です。

同社の主力商品は『おとなの自動車保険』です。

保険料は

代理店型よりは安いものの、かなりクセのある料金体系です。

10〜20代はかなり高額です。30代以降になって、ダイレクト(ネット通販)型の平均に近くなります。

それでも、ダイレクト(ネット通販)型平均より、高くなることが多いです。

例外は、運転する同居の子どもがいる世帯です。このケースでは、トップクラスに安くなります。

事故対応の評判は

おすすめしている3社の中では一番低いですが、それでも三井住友海上と同等程度の評価を受けています。

不安を感じることは無さそうです。

事故現場に駆けつけて支援・代行するサービスを

セゾン自動車火災もやっています。

ソニー損保

ソニー損保は、ダイレクト(ネット通販)型損保の売上高トップを、ここ数年独走しています。

最高レベルの品質

その原動力は、代理店型、ダイレクト(ネット通販)型をひっくるめて、トップクラスの評価をされている、品質の高さでしょう。

自動車保険の品質そのものと言える事故対応でも、信頼できるマーケティング調査会社のランキングで、最高レベルの評価を獲得しています。

日本を代表するエレクトロニクス企業ソニーのグループ会社というのも心強いです。

ダイレクト型としては割高

ただし、保険料の料金設定は、ダイレクト(ネット通販)型としては高いです。

代理店型から乗り換えるのであれば、安く感じられるでしょうが、他のダイレクト(ネット通販)型と比べると、割高です。

事故現場駆けつけサービス

事故現場に駆けつけて支援・代行するサービスを、ソニー損保もやっています。

ダイレクト(ネット通販)型に乗り換えやすい人

ダイレクト(ネット通販)型に乗り換えると、代理店は無くなります。

そのことに不安を感じるかもしれません。

しかし、代理店型であっても、補償プランがある程度固定しているなら、ダイレクト(ネット通販)型に移行しやすいです。

代理店型とダイレクト(ネット通販)型を比べると、特約・サービスの品ぞろえに差はありますが、保険の基本補償はほどんど同じです。

よって、代理店型自動車保険の補償プランをダイレクト(ネット通販)型に移植するのは、案外簡単です。

また、もし代理店とのやり取りはもっぱら電話と郵送(=対面のサービスを受けていない)という状況なら、すでにダイレクト(ネット通販)型自動車保険と同じです。

それだったら、ダイレクト(ネット通販)型に乗り換えて、保険料を下げるほうが賢明です。

主な自動車保険の補償内容と保険料を比較するなら、一括見積りサービスがおすすめです。

近年では、損保各社のホームページに、使いやすい見積もり機能が提供されています。見積もりを集めるだけなら、時間をかければできそうです。

ただし、見積もりを比較するためには、損保各社の自動車保険の見積もり条件をそろえなければなりません。これがやっかいです。

各社の自動車保険の条件をそろえるには、それぞれの商品の特徴や独特の言葉遣いを理解できている必要があります。

何度か見積もりを作り直したあげくに、それでもちゃんとできているか自信を持てない、となりがちです。

その対策として、おそらくもっとも有効なのが、無料の一括見積サービスです。

1回(=1社分)だけ必要事項を入力すると、主な自動車保険の見積もりが、自動的に手元にそろいます。

入力の手間を省けるうえに、入力した内容をもとにすべての見積もりが作成されます。

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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