東京海上日動とはどんな会社なのですか?

東京海上日動は、3メガ損保の一角、東京海上グループの中核会社です。

日本国内には、3メガ損保と呼ばれる3つの企業グループがあって、大きなシェアを握っています。東京海上日動は、このうちの一つ、東京海上グループの中核会社です。

2002年に、東京海上火災と日動火災が中心になってミレアグループを結成。2004年に両社は合併して、東京海上日動に。そして、2008年にグループ名を、現在の東京海上グループに改称しました。

東京海上日動は、長らく自動車保険の売上高でトップを走っていました。しかし、2014年の損保ジャパンと日本興亜損保の合併により、2015年度末に東京海上日動は2位に後退しました。

しかし、その後ジワジワと差をつめて、2018年度末に再逆転しました。

下のグラフは、2018年度末の、損害保険会社の売上高(正味収入保険料)上位10社です。

損害保険会社の2018年度売上高トップ10

東京海上日動は、かろうじてトップに立ったものの、損保ジャパンとの差はわずかです。

東京海上日動の自動車保険を、同業他社と比較したときの、強み・弱みを教えてください。

東京海上日動の自動車保険について、同業他社と比較しての印象をまとめると以下のようになります。

★★★★が満点。★★は、他に魅力があるなら許せるかもしれないレベル。は、おすすめできないレベル。

補償の充実度 ★★★★
保険料の安さ
事故対応の評判 ★★★★
設計の柔軟性 ★★

なお、「補償の充実度」は

損保会社間で差がつきにくいです。

というのは、自動車保険の補償の仕組みは、業界内で統一されています。基本的な補償は、損保会社の間で共通しています。

損保会社によって、補償内容の違いが出るのは、付加的な補償・サービスです。

個別のニーズによっては(長距離ドライブをよくするとか、限りなくシンプルな補償にしたいとか・・・)、優劣の差がつきます。

東京海上日動の保険料は、代理店型の割高な料金設定です。ただし、代理店型の中では、やや安い価格設定です。

いろいろと見積もり条件を変えて試算した印象では、東京海上日動の保険料は、ダイレクト(ネット通販)型よりはかなり割高で、代理店型としては、やや安い価格設定になっています。

車両保険を付けたときの保険料

車両保険を付けたときの、東京海上日動の保険料を、代理店型とダイレクト(ネット通販)型の、それぞれの平均と比べました。

26歳7等級 代理店型
平均
141,385円
通販型
平均
100,670円
東京海上
日動
139,020円
35歳10等級 代理店型
平均
97,445円
通販型
平均
65,428円
東京海上
日動
94,540円
45歳14等級 代理店型
平均
88,293円
通販型
平均
59,726円
東京海上
日動
86,250円
55歳19等級 代理店型
平均
81,178円
通販型
平均
53,111円
東京海上
日動
78,820円

代理店型の平均は、国内大手4社(あいおいニッセイ同和、損保ジャパン、東京海上日動、三井住友海上)の保険料をもとに、ダイレクト(ネット通販)型の平均は、主要9社の保険料をもとにしました。

できるだけ、見積もり条件を同じにして、算出しました。

価格の傾向が分かりやすくなるように、上表をグラフにしました。

東京海上日動の保険料(車両保険あり)

東京海上日動の保険料は、4パターンすべてで、代理店型平均よりやや低くなりました。

しかし、グラフからわかる通り、その差はわずかです。代理店型としては、平均的な料金設定と言えそうです。

一方、ダイレクト(ネット通販)型の平均と比べると、かなり高いです。

車両保険を付けないときの保険料

車両保険を付けないときの、保険料比較をご覧ください。比較の方法は、上と同じです。

26歳7等級 代理店型
平均
76,183円
通販型
平均
54,983円
東京海上
日動
74,530円
35歳10等級 代理店型
平均
53,628円
通販型
平均
35,410円
東京海上
日動
50,960円
45歳14等級 代理店型
平均
48,588円
通販型
平均
31,815円
東京海上
日動
46,710円
55歳19等級 代理店型
平均
44,505円
通販型
平均
28,026円
東京海上
日動
43,300円

こちらでも、上表をグラフにしました。

東京海上日動の保険料(車両保険なし)

車両保険を外した保険料でも、見積もりした4パターンのすべてで、代理店型平均より安くなりました。

車両保険を付けても、付けなくても、代理店型の平均と比べて、金額の差は小さいです。

それでも、すべての場合に、代理店型平均より安くなりました。

よって、代理店型の中では、どちらかというと安い自動車保険くらいのことは言えそうです。

もっとも・・・

ダイレクト(ネット通販)型と比べて、保険料は大幅に高いです。

東京海上日動の事故対応についての評判は、業界でも上位の良好さです。

自動車保険は、補償内容の差がつきにくいので、各社の事故対応力が、商品の品質を大きく左右します。

事故対応の評判を知るには、公正なアンケート調査が一番参考になります。

このサイトでは、J.D.パワーとオリコンの、顧客満足度調査を参考にしています。

東京海上日動の最近の結果は、以下の通りです。

J.D.パワー顧客満足度ランキング

米国に本拠を置く、マーケティング調査会社J.D.パワーは、毎年『自動車保険事故対応満足度調査』を実施し、結果を公表しています。

以下が、直近3年分のランキングです。

赤字がダイレクト(ネット通販)型、青字が代理店型の損害保険会社です。

会社名 2019年 2018年 2017年
ソニー損保 1位 1位 3位
イーデザイン損保 2位 5位 5位
損保ジャパン 3位 4位 4位
東京海上日動 4位 2位 2位
セゾン自動車火災 5位 5位 6位
三井住友海上 6位 7位 6位
AIG損保(旧富士火災) 7位 3位 8位
あいおいニッセイ同和 8位 9位 11位
アクサダイレクト 9位 11位 9位
チューリッヒ保険 10位 8位 1位
三井ダイレクト損保 11位 10位 10位
SBI損保 12位 12位 12位

2019年現在、一般家庭向けに自動車保険を販売している損保会社は20社あります。

しかし、この種の調査では、回答数が一定数に達しない損保会社は、正確に分析できないため、対象外になります。

東京海上日動は、2017〜2018年に連続して2位でしたが、2019年は4位に後退しました。

とは言え、3年間で見ると、4位以内を継続しており、かなり優秀です。

業界トップクラスの好評価を獲得しています。

オリコン顧客満足度ランキング

様々な分野のランキングを発表しているオリコンは、自動車保険のランキングも、毎年発表しています。

オリコンのランキングは、項目数が多いのが特徴です。ここでは、事故対応力にかかわる項目に絞って、東京海上日動の順位を引用します。

なお、順位が公表されるのは10位までです。それより下は、圏外になります。

事故対応 調査・
認定結果
受取額・
スピード
2019年 2位 3位 2位
2018年 5位 5位 6位
2017年 4位 10位 7位

オリコンのランキングは、2019年にちょっとした異変がありました。

このランキングは、2018年までは、ダイレクト(ネット通販)型が上位に来やすいという印象でした。

ところが、2019年には、複数の代理店型が順位を上げ、結果的に程よいバランスになりました。

ただ、偶然にしては不自然な動きです。また、ランキングの作成方法を変えたという告知もありません。どこかスッキリしません。

上表のように、東京海上日動も、順位を上げた代理店型損保の一つです。

2017〜2018年にはトップ10の中頃にいたのが、2019年には首位に迫る勢いです。

ジャンプした原因はわかりませんが、J.D.パワーの順位とは整合しており、納得できる結果ではあります。

東京海上日動には、事故対応を安心して任せることができそうです。
東京海上日動の事故対応についての口コミ情報

東京海上日動の事故対応や顧客対応についての、利用者による口コミ情報を、具体的に知りたい方は、東京海上日動の評判・口コミをご覧ください。

東京海上日動は、加入者の満足度アンケートの集計結果を、自社のウェブサイトで公開しています。

東京海上日動は、サービスの品質向上にも、またそのアピールにも力を入れています。同社のウェブサイトにいくと、お客様の評価で、加入者の満足度アンケートの集計結果を閲覧できます。

加入者個々の評価コメントは掲載されていませんが、回答数176,730件という膨大な数なので、しかたがありません。

事故対応全般についての、満足度の集計結果は、下図のグラフのとおりです(2018年4月~2019年3月)。

東京海上日動の顧客満足度の集計グラフ

「大変満足」「満足」「やや満足」を合わせると、全体の93.3%になります。

これに、「どちらとも言えない」と回答した3.5%を足すと、96.8%になります。

満足している人は93.3%、不満を持っていない人は96.8%です。

他社と比べて大きな差はありませんが、好評と言える数字です。

東京海上日動の自動車保険は、仕組み上は自由設計だけど、補償の取捨選択を自由にできるわけではありません。

自動車保険の補償のうち、対人賠償保険と対物賠償保険は必須ですが、その他は加入者のニーズによります。だから、加入者ができるだけ自由に選べる仕組みになっている方が、ムダがありません。

しかし、実際には、多くの自動車保険が、複数の補償・サービスを自動セットとしています。

こちらにとって不要な補償・サービスが自動セットされていると、保険料をムダに負担させられることになります。

加入する前に、中身をしっかりチェックしなければなりません。

一見、自由設計のような見えるけれど・・・

東京海上日動の自動車保険には、加入必須の補償はありません。自由設計と呼べる仕組みになっています。

ところが、いざ対人賠償責任保険を付加するとなったら、自動的に「対物超過修理費特約」「他車運転危険補償特約」「被害者救済費用等補償特約」「法律相談費用補償特約」「自損事故傷害特約」「無保険車事故傷害特約」がくっついてきます。

みるみる保険料が膨らんでいきそうです。

実際には、設計の自由度はやや低め

このように、一見して自由設計風ですが、こちらが思うような微調整は、意外とできません。実際のところ、プラン設計の柔軟性は、代理店型としては平均的です。

ダイレクト(ネット通販)型自動車保険は、全般的に、代理店型より、プラン設計の柔軟性は高くなっています。

よって、代理店型・ダイレクト(ネット通販)型をひっくるめると、東京海上日動の設計の自由度はやや低い、という印象です。

東京海上日動といっしょに検討した方が良い自動車保険はありますか?

大手損保の代理店型自動車保険をご希望なら、損保ジャパン、AIG損保と比較してください。

大手損保の代理店型自動車保険をご希望でしたら、以下の2社と比較検討してください。

  • 損保ジャパン
  • AIG損保

損保ジャパンは

東京海上日動と、保険料の設定も補償内容も近いです。

このページの冒頭のように、この2社は激しく競争するライバル関係です。そして、合併してからの損保ジャパンは、保険料でも事故対応でも、頑張って競争力を高めています。

もう一つのAIG損保は

米国のAIGグループの日本法人です。

売上規模は、東京海上日動や損保ジャパンには遠く及びません。しかし、ダイレクト(ネット通販)型に比べると、まだまだ優勢です。

AIG損保をおすすめする理由は、事故対応の評判の良さです。上でご案内したオリコンやJ.D.パワーの口コミ・ランキングでも、毎年安定して上位につけています。

事故対応に期待できる会社の一つと言えそうです。

ところで、AIG損保は、富士火災とAIU保険が2018年1月に合併して、誕生しました。

グループ内での合併なので、社名変更後も、商品・サービスはスムーズに提供されているようです。

なお、代理店型自動車保険の加入にあたっては

代理店の存在が大切です。損保会社に相談すれば、最寄りの代理店を紹介してくれます。補償内容と保険料だけでなく、代理店への信頼感も判断材料にしてください。

東京海上日動から、ダイレクト(ネット通販)型に切りかえて、グッと保険料を下げるなら、こちらをおすすめします。

ダイレクト(ネット通販)型自動車保険に乗り換えれば、保険料をグッと下げられます。

ただし、東京海上日動の事故対応は業界トップクラスです。この品質が大幅ダウンするのは困ります。

そこで、ダイレクト(ネット通販)型の中で、事故対応の評判が良い、以下をおすすめします。

  • イーデザイン損保(東京海上日動の系列)
  • セゾン自動車火災(損保ジャパンの系列)
  • ソニー損保

以下で、それぞれについて補足説明します。

イーデザイン損保

東京海上日動系列のダイレクト(ネット通販)型損保が、イーデザイン損保です。

会社の規模はまだ小さいですが、定評ある東京海上グループのサービスネットワークを利用できる、という強みがあります。

実際、イーデザイン損保の事故対応の評判は、代理店型の大手損保(損保ジャパン、東京海上日動、三井住友海上など)に引けを取りません。

イーデザイン損保の保険料は、ダイレクト(ネット通販)型の平均に近い水準です。

当然、東京海上日動より、大幅に安くできます。

また、同社は、事故現場に駆けつけて支援・代行するサービスを、全加入者に無料で提供しています。

ダイレクト(ネット通販)型は、補償が薄いというイメージをくつがえす、注目のサービスです。

セゾン自動車火災

東京海上日動のライバルである、損保ジャパン系列のダイレクト(ネット通販)型損保が、セゾン自動車火災です。

同社の主力商品は『おとなの自動車保険』です。

保険料は

かなりクセのある料金体系です。

10〜20代はかなり高額です。30代以降になって、ダイレクト(ネット通販)型の平均に近くなります。

それでも、ダイレクト(ネット通販)型平均より、高くなることが多いです。

例外は、運転する同居の子どもがいる世帯です。このケースでは、トップクラスに安くなります。

事故対応の評判は

東京海上日動にはかないません。

それでも、他の代理店型の大手損保(三井住友海上、あいおいニッセイ同和)とは互角の評価を受けているので、不安を感じることは無さそうです。

事故現場に駆けつけて支援・代行するサービスを

セゾン自動車火災もやっています。

ソニー損保

ソニー損保は、ダイレクト(ネット通販)型損保の売上高トップを、ここ数年独走しています。

最高レベルの品質

その原動力は、代理店型、ダイレクト(ネット通販)型をひっくるめて、トップクラスの評価をされている、品質の高さでしょう。

自動車保険の品質そのものと言える事故対応でも、信頼できるマーケティング調査会社のランキングで、最高レベルの評価を獲得しています。

東京海上日動と比べても、見劣りありません。

日本を代表するエレクトロニクス企業ソニーのグループ会社というのも心強いです。

ダイレクト型としては割高

ただし、保険料の料金設定は、ダイレクト(ネット通販)型としては高いです。

代理店型から乗り換えるのであれば、安く感じられるでしょうが、他のダイレクト(ネット通販)型と比べると、割高です。

事故現場駆けつけサービス

事故現場に駆けつけて支援・代行するサービスを、ソニー損保もやっています。

主な自動車保険の補償内容と保険料を比較するなら、一括見積りサービスがおすすめです。

近年では、損保各社のホームページに、使いやすい見積もり機能が提供されています。見積もりを集めるだけなら、時間をかければできそうです。

ただし、見積もりを比較するためには、損保各社の自動車保険の見積もり条件をそろえなければなりません。これがやっかいです。

各社の自動車保険の条件をそろえるには、それぞれの商品の特徴や独特の言葉遣いを理解できている必要があります。

何度か見積もりを作り直したあげくに、それでもちゃんとできているか自信を持てない、となりがちです。

その対策として、おそらくもっとも有効なのが、無料の一括見積サービスです。

1回(=1社分)だけ必要事項を入力すると、主な自動車保険の見積もりが、自動的に手元にそろいます。

入力の手間を省けるうえに、入力した内容をもとにすべての見積もりが作成されます。

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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