損保ジャパンとはどんな会社なのですか?

損保ジャパンは、3メガ損保の一角、SOMPOホールディングスグループの中核会社です。

日本国内には、3メガ損保と呼ばれる3つの企業グループがあって、大きなシェアを握っています。損保ジャパンは、このうちの一つ、SOMPOホールディングスグループの中核会社です。

ともにNKSJホールディングス・グループを形成していた損保ジャパンと日本興亜損保が、2014年に合併。損保ジャパンとなり、グループ名もSOMPOホールディングスグループに改称されました。

損保ジャパンと日本興亜損保の合併により、売上高(正味収入保険料)では、東京海上日動を抜いて、国内首位に立ちました。

ただし、その差はわずかで、両社は競り合っています。

2018年度末の売上高では、東京海上日動が再逆転し、首位に返り咲いています。

下のグラフは、2018年度の、損害保険会社の売上高(正味収入保険料)上位10社です。

損害保険会社の2018年度売上高トップ10

2位に後退した損保ジャパンですが、東京海上日動との差はわずかです。激戦です。

両社の激しい競争が、損保ジャパンの商品やサービスの品質向上につながっているように見えます。

損保ジャパンの自動車保険を、同業他社と比較したときの、強み・弱みを教えてください。

損保ジャパンの自動車保険について、同業他社と比較しての印象をまとめると以下のようになります。

★★★★が満点。★★は、他に魅力があるなら許せるかもしれないレベル。は、おすすめできないレベル。

補償の充実度 ★★★★
保険料の安さ
事故対応の評判 ★★★
設計の柔軟性 ★★

なお、「補償の充実度」は

損保会社間で差がつきにくいです。

というのは、自動車保険の補償の仕組みは、業界内で統一されています。基本的な補償は、損保会社の間で共通しています。

損保会社によって、補償内容の違いが出るのは、付加的な補償・サービスです。

個別のニーズによっては(長距離ドライブをよくするとか、限りなくシンプルな補償にしたいとか・・・)、優劣の差がつきます。

損保ジャパンの保険料は、代理店型の割高な料金設定です。代理店型としては、平均的な価格です。

いろいろと見積もり条件を変えて試算した印象では、損保ジャパンの保険料は、ダイレクト(ネット通販)型よりはかなり割高で、代理店型としては、平均的な価格設定になっています。

車両保険を付けたときの保険料

車両保険を付けたときの、損保ジャパンの保険料を、代理店型とダイレクト(ネット通販)型の、それぞれの平均と比べました。

26歳7等級 代理店型
平均
141,385円
通販型
平均
100,670円
損保ジャパン
日本興亜
142,480円
35歳10等級 代理店型
平均
97,445円
通販型
平均
65,428円
損保ジャパン
日本興亜
98,560円
45歳14等級 代理店型
平均
88,293円
通販型
平均
59,726円
損保ジャパン
日本興亜
89,300円
55歳19等級 代理店型
平均
81,178円
通販型
平均
53,111円
損保ジャパン
日本興亜
80,260円

代理店型の平均は、国内大手4社(あいおいニッセイ同和、損保ジャパン、東京海上日動、三井住友海上)の保険料をもとに、ダイレクト(ネット通販)型の平均は、主要9社の保険料をもとにしました。

できるだけ、見積もり条件を同じにして、算出しました。

価格の傾向が分かりやすくなるように、上表をグラフにしました。

損保ジャパンの保険料(車両保険あり)

保険料を比べると、損保ジャパンは、代理店型平均よりやや高いです。しかし、グラフからわかる通り、その差はわずかです。

代理店型としては、平均的な料金設定と言えそうです。

車両保険を付けないときの保険料

車両保険を付けないときの、保険料比較をご覧ください。比較の方法は、上と同じです。

26歳7等級 代理店型
平均
76,183円
通販型
平均
54,983円
損保ジャパン
日本興亜
76,290円
35歳10等級 代理店型
平均
53,628円
通販型
平均
35,410円
損保ジャパン
日本興亜
53,530円
45歳14等級 代理店型
平均
48,588円
通販型
平均
31,815円
損保ジャパン
日本興亜
48,130円
55歳19等級 代理店型
平均
44,505円
通販型
平均
28,026円
損保ジャパン
日本興亜
43,030円

こちらでも、上表をグラフにしました。

損保ジャパンの保険料(車両保険なし)

見積もりした4パターンのうち、3パターンで代理店型平均より安くなりました。年齢が上がるにつれて、少しずつ割安感が増しています。

車両保険を付けても、付けなくても、同社の自動車保険の保険料は、代理店型の平均的な価格設定と言えそうです。

もっとも・・・

ダイレクト(ネット通販)型と比べて、保険料は大幅に高いです。

損保ジャパンの、事故対応はまずまず好評なようです。

自動車保険は、補償内容の差がつきにくいので、各社の事故対応力が、商品の品質を大きく左右します。

事故対応の評判を知るには、公正なアンケート調査が一番参考になります。

このサイトでは、J.D.パワーとオリコンの、顧客満足度ランキングを参考にしています。

ただし、この種のランキングは、年によってけっこう順位が変動します。よって、1年分だけだと心もとないです。

そこで、以下に過去3年分のランキングをまとめました。

J.D.パワー顧客満足度ランキング

米国に本拠を置く、マーケティング調査会社J.D.パワーは、毎年『自動車保険事故対応満足度調査』を実施し、結果を公表しています。

以下が、直近3年分のランキングです。

赤字がダイレクト(ネット通販)型、青字が代理店型の損害保険会社です。

会社名 2019年 2018年 2017年
ソニー損保 1位 1位 3位
イーデザイン損保 2位 5位 5位
損保ジャパン 3位 4位 4位
東京海上日動 4位 2位 2位
セゾン自動車火災 5位 5位 6位
三井住友海上 6位 7位 6位
AIG損保(旧富士火災) 7位 3位 8位
あいおいニッセイ同和 8位 9位 11位
アクサダイレクト 9位 11位 9位
チューリッヒ保険 10位 8位 1位
三井ダイレクト損保 11位 10位 10位
SBI損保 12位 12位 12位

2019年現在、一般家庭向けに自動車保険を販売している損保会社は20社あります。

しかし、この種の調査では、回答数が一定数に達しない損保会社は、正確に分析できないため、対象外になります。

損保ジャパンは、この3年間で3〜4位と、好順位をキープしています。

損保ジャパンの事故対応は好評です。不満を抱くことになるリスクは、かなり低いです。

オリコン顧客満足度ランキング

様々な分野のランキングを発表しているオリコンは、自動車保険のランキングも、毎年発表しています。

オリコンのランキングは、項目数が多いのが特徴です。ここでは、事故対応力にかかわる項目に絞って、損保ジャパンの順位を引用します。

なお、順位が公表されるのは10位までです。それより下は、圏外になります。

事故対応 調査・
認定結果
受取額・
スピード
2019年 3位 7位 7位
2018年 9位 9位 10位
2017年 7位 圏外 10位

オリコンのランキングは、2019年に傾向が大きく変わりました。

それまでは、ダイレクト(ネット通販)型が不自然なくらい優位なランキングでした。

ところが、2019年のランキングは、均等なバランスに見えます。

ランキング方法の見直しがあったのか、偶然の産物なのかは、判断できません。

損保ジャパンの2019年の順位も、全体的に従来より上がっています。

トップクラスの評価ではないものの、取り立てて心配になる要素はありません。

損保ジャパンの事故対応についての口コミ情報

損保ジャパンの事故対応や顧客対応についての、利用者による口コミ情報を、具体的に知りたい方は、損保ジャパンの評判・口コミをご覧ください。

事故対応サービスをレベルアップする、新しい特約が登場しています。

損保ジャパンは、サービスの品ぞろえや品質の向上に積極的の取り組んでいます。

その表れの一つが、ドライブレコーダーによる事故発生時の通知等に関する特約です。

この特約には、いろんなサービスが盛り込まれています。お遊びのようなサービスもありますが、以下の2つは、事故対応のレベルアップにつながりそうです。

  • 自動通報
  • ALSOKかけつけ安心サービス

それぞれの概要を、以下で説明します。

自動通報

この特約を付加すると、通信機能付きのドライブレコーダーが提供されます。

ドライブレコーダーの機能の一つに、自動通報があります。

ドライブレコーダーが、強い衝撃を検知すると、自動的に損保ジャパンに通報されます。

もちろん、ボタン操作をして、手動で通報することもできます。

事故や故障で走行できなくなったときに、損保ジャパンの連絡先を探す手間が省けます。

ALSOKかけつけ安心サービス

事故現場から損害保険会社に連絡すると、大手警備保障会社ALSOKの警備員が、事故現場に駆けつけて、サポートしてくれます。

事故状況の確認(事故当事者からのヒアリングを含む)、現場の写真撮影、関係各所への連絡、損保ジャパンへの事故報告など、事故現場でやるべきことの大半をサポート・代行してくれます。

損保会社の社員ではないので、示談交渉などはやってくれませんが、気が動転しているときなので助けになります。

すでに、いくつかのダイレクト(ネット通販)型自動車保険で、同様のサービスが提供されていますが、代理店型では損保ジャパンが初めてです。

損保ジャパンの、補償プランの自由度は、代理店型としては平均的です。残念ながら、人身傷害保険は自動セットです。

自動車保険の補償のうち、対人賠償保険と対物賠償保険は必須ですが、その他は加入者のニーズによります。だから、加入者ができるだけ自由に選べる仕組みになっている方が、ムダがありません。

しかし、実際には、多くの自動車保険が、複数の補償・サービスを自動セットとしています。

こちらにとって不要な補償・サービスが自動セットされていると、保険料をムダに負担させられることになります。

加入する前に、中身をしっかりチェックしなければなりません。

人身傷害保険が自動セットされている

損保ジャパンの自動車保険には、人身傷害保険が自動セットされています。

この保険は、加入者にとって、絶対必要というものではありません。

ただし、代理店型自動車保険のほとんどが、人身傷害保険を自動セットしています。よって、代理店型としては平均的です。

人身傷害保険は、他の保険と重複しやすい

人身傷害保険は、自動車事故で、こちらの物損以外の損害を、幅広く補償してくれます。頼りになる保険です。

ただ、生命保険会社が販売する、生命保険や医療保険と、重複する部分が大きいです。

生命保険会社に遠慮する筋合いではないので、多くの損保会社が、人身傷害保険を自動セットしています。

しかし、わたしたち消費者にとって、人身傷害保険は、入って当然のものではありません。保険の重複は、ムダな出費の原因になりますから。

ダイレクト(ネット通販)型自動車保険は、一部を除いて、人身傷害保険を付けるかを、加入者の判断にゆだねています。この方が、公正な姿勢です。

損保ジャパンといっしょに検討した方が良い自動車保険はありますか?

大手損保の代理店型自動車保険をご希望なら、東京海上日動、AIG損保と比較してください。

大手損保の代理店型自動車保険をご希望でしたら、以下の2社と比較検討してください。

  • 東京海上日動
  • AIG損保

東京海上日動は

日本を代表する損保会社です。損保ジャパンの誕生によって、自動車保険の売上高は2位に後退しましたが、長らく首位を独走し、保険料・補償内容とも業界標準と言えます。

もう一つのAIG損保は

米国のAIGグループの日本法人です。

売上規模は、東京海上日動や損保ジャパンには遠く及びません。しかし、ダイレクト(ネット通販)型に比べると、まだまだ優勢です。

AIG損保をおすすめする理由は、事故対応の評判が良い点です。上でご案内したオリコンやJ.D.パワーの口コミ・ランキングでも、毎年安定して上位につけています。

事故対応の評判が良好な会社の一つと言えそうです。

AIG損保は、2018年に富士火災とAIU保険が合併して、誕生しました。

同じグループ企業同士の合併なので、業務の統合はスムーズに進んでいるようです。

なお、代理店型自動車保険の加入にあたっては

代理店の存在が大切です。損保会社に相談すれば、最寄りの代理店を紹介してくれます。補償内容と保険料だけでなく、代理店への信頼感も判断材料にしてください。

損保ジャパンから、ダイレクト(ネット通販)型に切りかえて、グッと保険料を下げるなら、こちらをおすすめします。

ダイレクト(ネット通販)型自動車保険に切りかえて、グッと保険料を下げるなら、手始めに大手損保系列のダイレクト(ネット通販)型損保をおすすめします。

  • イーデザイン損保(東京海上日動の系列)
  • セゾン自動車火災(損保ジャパンの系列)
  • 三井ダイレクト損保(三井住友海上の系列)

代理店型の損保会社とダイレクト(ネット通販)型の損保会社は、ライバル関係にあります。

しかし、それだけの関係ではありません。大手損保は、自分では代理店型で営業しながら、系列会社としてダイレクト(ネット通販)型の損保会社を設立して、時代の変化に備えています。

上の3社は、実質的には、3メガ損保の通販(ダイレクト販売)部門という立場になります。

保険料

この3社だと、三井ダイレクト損保が最も安くなる可能性が高いです。同社は、ダイレクト(ネット通販)型の中でも、割安感が高いです。

逆にセゾン自動車火災は、保険料の料金設定がやや高いです。

ただし、クセの強い料金体系になっていて、10〜20代は飛び抜けて高く、30代以降はダイレクト(ネット通販)型の相場に近くなります。

イーデザイン損保の保険料は、ダイレクト(ネット通販)型の平均レベルです。

ダイレクト(ネット通販)型の保険料は、見積もり条件によって、高くなったり安くなったりする傾向があります。

必ず、ご自身の見積もり条件で、保険料を見比べてください。

事故対応の評判

上の3社でもっとも好評なのはイーデザイン損保です。

セゾン自動車火災は、それよりやや見劣りしますが、代理店型の大手損保(損保ジャパン、東京海上日動、三井住友海上など)に匹敵する評価を得ており、不安材料は少ないです。

三井ダイレクト損保は、この2社より低評価です。代理店型の大手損保よりワンランク落ちる印象です。

ほどほどの品質を、安い保険料で提供することに、力を注いでいるように見えます。

主な自動車保険の補償内容と保険料を比較するなら、一括見積りサービスがおすすめです。

近年では、損保各社のホームページに、使いやすい見積もり機能が提供されています。見積もりを集めるだけなら、時間をかければできそうです。

ただし、見積もりを比較するためには、損保各社の自動車保険の見積もり条件をそろえなければなりません。これがやっかいです。

各社の自動車保険の条件をそろえるには、それぞれの商品の特徴や独特の言葉遣いを理解できている必要があります。

何度か見積もりを作り直したあげくに、それでもちゃんとできているか自信を持てない、となりがちです。

その対策として、おそらくもっとも有効なのが、無料の一括見積サービスです。

1回(=1社分)だけ必要事項を入力すると、主な自動車保険の見積もりが、自動的に手元にそろいます。

入力の手間を省けるうえに、入力した内容をもとにすべての見積もりが作成されます。

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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