日新火災とその自動車保険について教えてください!
日新火災は、東京海上グループの、代理店型の自動車保険です。
日新火災は、前身となる会社が1908年(明治14年)設立。歴史と実績がある保険会社です。
2006年から東京海上グループに入っています(100%の子会社)。

このページでは、以下のことを解説しています。
日新火災は、前身となる会社が1908年(明治14年)設立。歴史と実績がある保険会社です。
2006年から東京海上グループに入っています(100%の子会社)。
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日本の損保業界には、3つの大きな企業グループがあります。日新火災はそのうちの一つ、東京海上グループに属しています。
3大損保グループ
グラフは、おもな損害保険会社の2024年度の売上高(正味収入保険料)ランキングです。
青い棒が代理店型の損保、緑の棒がダイレクト(ネット)型です。
日新火災の売上高は、ダイレクト損保の上位と同じくらいです。
下表は、同社の自動車保険の、おもな補償・サービスです(パンフレットや重要事項説明書等で案内されているもの)。★印は自動付帯で、赤文字が独自性の強いものです。
相手の身体の損害 |
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相手の財物の損害 |
※対物超過修理費用保険金を含む。 |
こちらの心身の損害 |
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こちらの車の損害 |
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その他 |
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独自の工夫はありますが、全体としては、代理店型として標準的な品ぞろえです。
補足説明
消費者がプランを作成するダイレクト(ネット)型自動車保険に対して、代理店型自動車保険では、プラン作成にも代理店のサポートがあります。
そのため、代理店型として普通でも、ダイレクト(ネット)型より手厚いことが多いです。
➊3つの大手顧客満足度ランキングの事故対応部門の順位と、➋損保各社が公表している実績数値にもとづく苦情発生率及び解約発生率の順位を、下にまとめました。
どの項目も、ピンク色の面積が広いほど優秀です。
各項目の説明
代理店型自動車保険では、事故対応以外の手続きでは、代理店が窓口になります。そのため、代理店の利便性が顧客満足度に直結します。
ところが、日新火災のような中堅規模の会社は、(大手損保に比べて)代理店数が少ないため、近隣に優秀な代理店がないかもしれません。
以下は、2023年度末時点の代理店数です。
損保会社 | 代理店数 |
---|---|
日新火災 | 10,417店 |
東京海上日動 | 43,252店 |
損保ジャパン | 43,905店 |
代理店が遠方にあって、電話や郵送のみでやりとりすることになると、顧客対応サービスのレベルはダイレクト(ネット)型自動車保険と同等になってしまいます。
代理店型の高い保険料がもったいないです。
日新火災の保険料を、7パターンの年齢と等級の組み合わせで、代理店型とダイレクト(ネット)型の平均と比較したのが、下のグラフです。
ここまでの評価をまとめると、下のようになります。「総合評価」は「顧客満足度」「保険料の割安感」を重視しています。
経営の安定性 |
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東京海上グループの安心感。 |
補償・サービス |
代理店型としては、標準レベルの充実度。 |
顧客満足度 |
苦情・解約はやや多く、売上の伸びも鈍いので、好評とはいいにくい。 |
保険料の割安感 |
代理店型の中では、割安感が高い保険料設定。 |
総合評価 |
近隣に代理店があるなら、コンパ重視の人にお勧めです。 |
上の評価を図にしました。青の面積が広いほどお勧め度が高くなります。
補足説明
代理店型自動車保険では、事故対応のときをのぞいて、代理店が私たちの窓口になります。
ご利用になる代理店の品質は、ご自分の目でしっかりチェックなさってください。
大手損保なら、お近くに質の良い代理店が見つかる確率が高いです。
お勧めの代理店型
信頼できる代理店をご存知で、そこから加入するつもりなら、その代理店に提案してもらってください。
大手企業系列のダイレクト損保の中で、好評なのは以下の会社です。
大手損保系列のダイレクト損保
コスパにこだわるなら、ソニー損保の安全運転でキャッシュバックプランは要チェックです。
自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。
自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。
その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。
このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。