とにかく保険料の安い自動車保険を探しています。候補になる自動車保険には、どんなものがありますか?

保険料の安さ重視なら、こちらの3つの自動車保険を候補に加えてください。

保険料の安さをもっとも重視する人は、以下の3つの自動車保険を、候補に加えてください。

  • SBI損保
  • チューリッヒ保険『ネット専用自動車保険』
  • 三井ダイレクト損保

なお、チューリッヒ保険は、個人向けに2つの自動車保険を販売しています。『スーパー自動車保険』と『ネット専用自動車保険』です。

テレビ・新聞・雑誌・ネットなどで盛んに宣伝しているのは前者です。

保険料の安さを重視するなら、迷わず『ネット専用自動車保険』の方です。

両者の違いについては、チューリッヒ保険の2つの自動車保険で、詳しく説明しています。

3つの自動車保険は、保険料の差が小さく、見積もり条件によって優劣が入れ替わります。

上の3つの自動車保険の保険料を、代理店型の平均、ダイレクト(ネット通販)型の平均と比較しました。

なお、車両保険を付けるか付けないかで、保険料が大きく変わります。そこで、両方の保険料を試算しました。

車両保険なし

4パターンの年齢・等級で、保険料を比較したのが、以下のグラフです。なお、保険料は、一括払い(年払い)の金額です。

保険料の安い3つの自動車保険を、保険料相場と比較(車両保険なし)

代理店型の平均は、大手4社(損保ジャパン・東京海上日動・三井住友海上・あいおいニッセイ同和)の保険料をもとに算出しました。

ダイレクト(ネット通販)型の平均は、主要9社の保険料から算出しました。

おすすめの3社とも、ダイレクト(ネット通販)型の平均より、かなり低くなりました。

そして、比較した全パターンで、チューリッヒ保険『ネット専用自動車保険』がもっとも安くなりました。特に、若い年代での安さが目につきます。

ただ、30代以降は、金額の差が小さいので、見積もり条件を変更すると、入れ替わるかもしれません。

車両保険あり

車両保険を付けて、上と同じように、保険料を比較しました。車両保険は、普通小型車、保険金100万円で見積もりました。

保険料の安い3つの自動車保険を、保険料相場と比較(車両保険あり)

車両保険を付けないときは、チューリッヒ保険『ネット専用自動車保険』の安さが目につきました。

しかし、車両保険を付けると、特に30代以降は混戦状態になりました。わずかな差の間で、3社がもつれ合っています。

どれがもっとも安いかは、実際に見積もりをしないと判断できません。

上の比較では、車両保険を付けるかどうかで、保険料の安さが入れ替わりました。

このように、保険や特約を何か変更すると、安さの優劣に影響します。

各商品の料金設定が接近しているので、ちょっとした変更でも、バカにできません。

保険・特約だけでなく、見積もり条件(年齢、等級、車の用途、年間走行距離、運転者の範囲、保険金額、特約・・・)の変更も、保険料の安さに影響します。

たとえば、上のグラフの「車両保険あり・45歳」と同じ見積もり条件で、運転する都道府県を東京⇒京都に変えるだけで、保険料は以下のようになります。

自動車保険 東京 京都
SBI損保 50,990円 53,020円
チューリッヒ保険 51,610円 58,080円
三井ダイレクト損保 50,800円 54,790円

東京と京都では、自動車事故の発生率が異なります。そのため、3社とも保険料が変動しました。

東京でもっとも安いのは三井ダイレクト損保です。一方、京都でもっとも安いのはSBI損保です。

また、東京⇒京都に変更することで、SBI損保は約2,000円のアップですが、チューリッヒ保険は約6,000円も上がっています。

補償内容には何も手を付けていないのに、車を使う地域を変更するだけで、こんなに影響があります。

ちょっとした変更で、もっとも安い自動車保険は、入れ替わってしまいます。

どれが安いかは、見積もりをしないと判断できません。

自動車保険を比較して選ぶなら、無料一括見積りサービスをおすすめします。

損害保険会社のウェブサイトに行くと、見積もりの画面が用意されています。それぞれ、分かりやすく作られています。

しかし、複数の自動車保険を比較するとなると、それでもけっこうな負担になります。

おそらく、もっともやっかいなのは、異なる自動車保険を、同じ補償・サービス内容にそろえて見積もりすること

各損保会社は、他社より魅力的な商品を作るために、すみずみまで工夫をしています。

そのため、同じことを表すにも、商品によって言葉遣いが異なります。また、同じことを実現するために、異なる方法が採られていることもあります。

そんな各商品の見積もり条件をそろえるのは、意外と手間と時間がかかります。

そこでおすすめしたいのが、無料一括見積りサービスです。

1回情報を入力すると、上の3社を含む、おもな自動車保険の見積もりが、一気にお手元に集まります

保険料の安い自動車保険は、その安さと引き換えに、何か犠牲になっている点があるのでしょうか?

保険料の安い自動車保険は、どこかが薄くなっています。ただし、それが障害になるかは、人それぞれです。

上の3社を含めて、損害保険会社は、激しく販売競争しています。

そんな中で、他社より保険料を安くするには、他社がやっていない思い切った工夫を、やらなければなりません。

その工夫が、人によっては、機能が足りないとか、品質が低いなど、不満になる可能性があります。

3つの自動車保険それぞれについて、意識していただきたい点を、以下で説明します。

SBI損保三井ダイレクト損保の事故対応は、業界標準レベルを下回るようです。

自動車保険は民間の損保会社の商品ですが、公共性が強い保険なので、基本の仕組みはどれも似通っています。

自動車保険の品質の差が表れるのは、提供されるサービスより、その品質(迅速さ・わかりやすさ・親切さ等々)です。

特に、事故が起きてから解決するまでの、事故対応の品質に注目していただきたいです。

事故対応の品質=自動車保険の品質

自動車保険は、自動車事故への備えです。その意味で、事故対応の品質=その自動車保険の品質、と言うことができます。

各自動車保険の、事故対応品質を知りたければ、中立的な調査機関による、規模の大きな口コミ調査が参考になります。

その一つが、国際的なマーケティング調査会社J.D.パワーの顧客満足度調査です。

J.D.パワーの顧客満足度ランキング

ここでは、J.D.パワーの過去3年分のランキングをご覧いただきます。

ちなみに、赤字がダイレクト(ネット通販)型、青字が代理店型の損害保険会社です。

会社名 2019年 2018年 2017年
ソニー損保 1位 1位 3位
イーデザイン損保 2位 5位 5位
損保ジャパン 3位 4位 4位
東京海上日動 4位 2位 2位
セゾン自動車火災 5位 5位 6位
三井住友海上 6位 7位 6位
AIG損保(旧富士火災) 7位 3位 8位
あいおいニッセイ同和 8位 9位 11位
アクサダイレクト 9位 11位 9位
チューリッヒ保険 10位 8位 1位
三井ダイレクト損保 11位 10位 10位
SBI損保 12位 12位 12位

ちなみに、国内で自動車保険を販売している損保会社は、20社あります。しかし、上の順位表には12社しかありません。

このランキングでは、回答数が一定数に届かないと、順位がつかないからです。

ところで、損保市場で圧倒的なシェアを占めるのは、代理店型の大手4社です(損保ジャパン、東京海上日動、三井住友海上、あいおいニッセイ同和)。

この4社を業界標準レベルと見なすと、2019年の順位で最も低いのが、あいおいニッセイ同和の8位です。ということは、8位以内であれば、業界標準と同等以上の品質があると考えられます。

とすると、このページで名前をあげている3社の中で、2019年現在、業界標準レベルにある損保会社はありません。

ただ、チューリッヒ保険は、2017〜2018年は業界標準の基準をクリアしています。

また、三井ダイレクト損保は、2017年だけ業界標準の基準をクリアしています。

チューリッヒ保険と三井ダイレクト損保は、業界標準より低いとしても、さほどかけ離れていないかもしれません。

保険料の安さを考慮すると、許容範囲に入るかもしれません。

他方、SBI損保は、3年続けて最下位なので、事故対応に関して、救いを見い出せません。

安さを優先するか、品質を優先するか

なお、ここでの順位が低くても、契約どおりに保険金を支払ってくれない、みたいな重大な懸念があるわけではありません。

保険会社にとって保険金不払いは、場合によっては監督官庁から処分されるほど、大きな問題です。

順位の低い損保会社で心配されるのは、手続きに時間がかかるとか、担当者の説明がわかりにくいとか、顧客対応のマナーが頼りないとか・・・そういう不安です。

よって、「多少ストレスがかかるくらいなら、気にしない。それより保険料を安くしたい」という判断も、ありうると思います。

チューリッヒ保険『ネット専用自動車保険』には、重大な取扱い上の制限があります。

一方のチューリッヒ保険『ネット専用自動車保険』は、手続き上の制約がいくつか設けられています。

標準的な自動車保険との違いを見ていただくために、チューリッヒ保険のもう一つの個人向け自動車保険『スーパー自動車保険』との比較表を、以下に作成しました。

ネット専用
自動車保険
スーパー
自動車保険
見積もり・申込 インターネットのみ 電話、インターネット、郵送
加入できる条件 21~69歳の個人契約のみ。 18歳以上で、個人契約・法人契約とも可。
保険料の払込 クレジットカードの一括決済のみ。 クレジットカード、銀行振込、分割払い(口座振替)、コンビニ払。
継続手続き 自動継続。 継続通知書による手続き。
事故対応 同等の事故対応サービス。
保険料割引 『ネット専用自動車保険』は、早期契約割引、エコカー割引、インターネット割引無し。

『ネット専用自動車保険』の制約として、特に重要と思われるのが、年齢制限(28~58歳)と、保険料が一括払いのみ、という2点です。

年齢制限を設けることで、事故の多い年代を対象から除外し、保険料一括カード払いのみとすることで、事務の負担を抑えて、保険料を安くする狙いでしょう

補償内容は3社とも十分に実用的です。ただし、『ネット専用自動車保険』はやや薄いです。

自動車保険は、任意保険であっても公共性が高いので、基本の仕組みは各社共通です。

保険料を下げるために、保険会社の判断で重要な機能を切り取ったり、薄くしたり・・・ということはできません。

逆に言うと・・・

保険料が安くても、補償は必要十分です!

というか、SBI損保と三井ダイレクト損保に関しては、ダイレクト(ネット通販)型の他社と比べて、遜色がありません

それに対して、チューリッヒ保険『ネット専用自動車保険』は、補償・サービス内容が、少し薄くなっています。たとえば・・・

  • 搭乗者傷害保険が無い(傷害保険は人身傷害保険のみ)
  • 特約の数が少なめ。
  • ロードサービスの内容がやや薄い(無料の範囲が狭い)。

それでも、日常生活での車の使用に必要なものは、一通りそろっています。後悔につながりそうな欠落はありません。

泊りがけでの長距離ドライブをする人だと、ロードサービスの薄いことが不安かもしれません。

しかし、無料の範囲が狭くなるだけで、応急対応などは他の自動車保険同様にやってくれます。致命的な欠陥ではありません。

3社ともダイレクト(ネット通販)型の自動車保険です。ネット・電話・郵送での手続きになります。

自動車保険は、代理店型とダイレクト(ネット通販)型に分けることができます。

損保会社と契約している代理店を窓口にするのが代理店型、ネットや電話などで損保会社が顧客と直接にやり取りするのがダイレクト(ネット通販)型です。

代理店型自動車保険とダイレクト(ネット通販)型自動車保険の仕組み

3社ともダイレクト(ネット通販)型

ダイレクト(ネット通販)型は、代理店のためのコストがかからないので、その分保険料が安くなります。

安さ重視で自動車保険を選ぶと、自ずからダイレクト(ネット通販)型に絞られます。

ダイレクト(ネット通販)型は、代理店がないので、加入・更新・内容変更・請求といった手続きを、加入者がネットや電話を通じて、損保会社と直接にやりとりしなければなりません。

なお、チューリッヒ保険『ネット専用自動車保険』の加入手続きは、インターネットのみ(電話・郵送もない)です。他の2社より、さらに狭くなります。

事故対応には、代理店は直接かかわらない

ところで、代理店型の方が事故対応が手厚い、という誤解が多いようです。

代理店型自動車保険であろうと、事故対応は損保会社本体が、直接におこないます。代理店の役割は、加入者と損保会社をつなぐ連絡係にとどまります。

事故対応は、自動車保険が提供するサービスの最重要部分ですし、裁判に進展する可能性がある、専門性の高い仕事です。

損保会社本体の出番です。

事故対応の品質は、代理店の有無ではなく、損保各社の実力で決まります。

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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