軽自動車オーナーが自動車保険に入るときに、知っておいていただきたいことを解説します。

自動車保険の補償内容や選び方は、軽自動車でも、普通車でも、小型車でも、違いはありません。

割安な商品、割高な商品の顔ぶれも、普通車や小型車と大差ありません

ただし、軽自動車オーナーに知っておいていただきたいことがいくつかあります。このページでは、それについて解説しています。

軽自動車の保険料は、たいていは普通車や小型車より安くなります。

7パターンの年齢と等級の組み合わせで、小型乗用車と軽自動車の(車両価格は同額)、ダイレクト(ネット)型自動車保険の保険料平均を比較しました。

小型乗用車 軽自動車 10万円 5万円 0 21歳 7等級 26歳 7等級 35歳 10等級 45歳 17等級 55歳 20等級 65歳 20等級 75歳 20等級

軽自動車の保険料が安いのは、軽自動車のほうが事故の発生率が低いからです。下表は2023年度の、車種別事故発生率です(損害保険料率算出機構「自動車保険の概況」より)。

車種 保険事故
発生率
軽乗用車
(黃5,7ナンバー)
7.0%
普通乗用車
(白3ナンバー)
8.7%
小型乗用車
(白5,7ナンバー)
8.1%

軽自動車は、普通車や小型車より、モデルによる保険料の差が小さいです。

車の型式ごとに保険料は変わる

損害保険会社は、車の型式ごとに事故の起こりやすさを数値化していて、その数値を型式別料率クラスと呼んでいます。

ちなみに、型式は車検証に記載されています。

型式別料率クラスは、保険料に影響する項目で、損保各社が独自に作成しています。

ただし、元ネタは、損害保険料率算出機構という業界団体が統計データをもとに作っています。損保各社はそれをアレンジして使っています。

軽自動車のほうが保険料格差が小さい

損害保険料率算出機構の型式別料率クラスは、普通乗用車・小型乗用車と軽乗用車とで、体系が別々になっています。

普通乗用車・小型乗用車

型式別料率クラスが17段階に分けられていて、もっともリスクが高い=保険料が高いクラス17と、もっともリスクが低い=保険料が安いクラス1とでは、約4.3倍もの差があります。

【普通・小型乗用車】 クラス17 クラス16 クラス15 クラス3 クラス2 クラス1 保険料格差 約4.3倍

軽乗用車

型式別料率クラスの数は7段階と少なく、もっともリスクが高い=保険料が高いクラス7と、もっともリスクが低い=保険料が安いクラス1との格差は、約1.7倍と小さいです。

【軽乗用車】 クラス7 クラス6 クラス2 クラス1 保険料格差 約1.7倍

軽自動車の割安な商品・割高な商品の顔ぶれは、普通車や小型車と同じです。

当サイトでは、様々な見積もり条件でおもな商品の保険料をシミュレーションしましたが、割安な商品・割高な商品の顔ぶれは、軽自動車・普通車・小型車で大差ありませんでした。

詳しいことは、以下のページをご覧ください。

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国360店舗)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

読まれている記事
更新情報