あいおいニッセイ同和三井住友海上は、同じグループの代理店型損保会社ですね。どちらがおすすめですか?

あいおいニッセイ同和と三井住友海上は、MS&ADインシュアランス・グループのツー・トップです

日本を代表する損保グループは3つあります。そのうちの一つがMS&ADインシュアランス・グループです。

そして、このグールプを率いているのが、あいおいニッセイ同和と三井住友海上です。

両社は会社規模や売上高などで、拮抗している

まずは、2つの会社の成り立ちや規模を比較しました。2018年3月末時点での、両社の状況です。金額は正味収入保険料です。

あいおいニッセイ同和 三井住友海上
創業 1918年(大正7年) 1893年(明治26年)
直営の全国拠点数 428 485
従業員数 13,287人 14,572人
自動車保険売上 6,841億 6,592億
総売上 12,221億 15,003億
ソルベンシー・マージン比率 784.0% 701.1%

売上の規模、従業員数、全国の拠点数などで、少しずつ三井住友海上が上回っています。ただし、自動車保険の売上高に限ると、あいおいニッセイ同和の方が勝っています。

全体としては、三井住友海上がやや優勢に見えますが、大きな差はありません。

MS&ADインシュアランス・グループは国内最大

国内の有力な損保グループの市場シェアを整理したのが下図です。

ちなみに、SOMPOグループを率いるのは、損保ジャパンです。

損保業界のシェア

3つのグループで、全体の90%近くを占めています。

3グループの間で大きな差はないものの、MS&ADインシュアランス・グループがトップのシェアを誇っています。

続いて、2018年度の損保会社売上高(正味収入保険料)トップ10のグラフです。

2018年度の損保会社売上高(正味収入保険料)トップ10

三井住友海上が3位、あいおいニッセイ同和が4位です。

単体で見ると、損保ジャパンと東京海上日動に、かなり差をつけられています。

単純に考えると、両社を一つにまとめた方が、業務や組織を合理化できそうです。

しかし、合併にはリスクもあります。

仕組みや体質が異なる企業を不用意に一つにすると、組織がガタガタになるかもしれません。

特に、あいおいニッセイ同和と三井住友海上は、それぞれが複数社が合併してできた会社です。

普通の合併にもまして、混乱を招く恐れがあります。

そのため、協調できる部分は合理化しつつも、それぞれ別会社として経営する方針のようです。

あいおいニッセイ同和と三井住友海上の、自動車保険の補償内容は、どちらが優れていますか?

補償内容では、細かな違いはあるものの、優劣を決するほどの差は見当たりません。

まず、補償の品ぞろえの充実度を比べます。それが保険料に見合うかは、後ほどご説明します。

対人賠償保険 あいおいニッセイ同和 三井住友海上
あいおいニッセイ同和では、対歩行者等傷害特約が自動セットされて、対人事故の補償が手厚くなっている。
対物賠償保険 あいおいニッセイ同和 三井住友海上
三井住友海上は、対物賠償の保険金に加えて、事故の後かたづけ、示談や訴訟の費用などの雑費も出る。
人身傷害保険 あいおいニッセイ同和 三井住友海上
あいおいニッセイ同和は、人身傷害自立支援費用特約が自動セットされ、リハビリや福祉機器の費用も補償する。
車両保険 あいおいニッセイ同和 三井住友海上
補償の基本部分に差はないが、特約の品ぞろえは三井住友海上が優勢。
ロードサービス あいおいニッセイ同和 三井住友海上
サービス内容はほぼ同じ。
プラン作成の自由度 あいおいニッセイ同和 三井住友海上
どちらも、特約は豊富に用意されているけれど、補償の基本部分については、プラン設計の自由度は低い。
総合 あいおいニッセイ同和 三井住友海上
細かい差はあるものの、補償内容で優劣を決するほどの、大きな違いはない。

自動車保険は、自賠責保険(強制保険)と一体となって、ドライバーや同乗者を守ります。

だから、民間企業の商品でありながら、高い公共性を持っています。

そのために、各社の特色ある補償やサービスが盛り込まれつつも、基本の仕組みは共通しています。

上表で、自動車保険を構成する主要な保険を比べましたが、決定的な違いはありませんでした。どちらも、自動セットされる補償が多くて、良くも悪くも充実しています。

事故対応の評判では、三井住友海上が優勢です。あいおいニッセイ同和は、やや不安ありです。

補償やサービスに大きな差はなくても、それらの丁寧さとか迅速さとか親切さ、つまり品質に違いがあるかもしれません。

特に大切なのが、事故対応の品質です。

自動車保険では、事故が起こってから、損害保険会社が調査や示談交渉をおこなって、保険金額が決まり、支払われます。

そのスムーズさや迅速さに、損害保険会社の実力の差が出ます。

事故対応の品質については、公正なアンケート調査と、苦情の発生状況が一番参考になります。以下にまとめました。

オリコン日本顧客満足度ランキング あいおいニッセイ同和 三井住友海上
『オリコン日本顧客満足度ランキング自動車保険2019』によると、あいおいニッセイ同和は圏外、三井住友海上は9位。ちなみに、2018年版でもあいおいニッセイ同和は圏外でした。
J.D.パワー事故対応満足度調査 あいおいニッセイ同和 三井住友海上
『J.D.パワー自動車保険事故対応満足度調査2019』によると、あいおいニッセイ同和は8位、三井住友海上は6位。2018年版でも三井住友海上が上位でした。
苦情件数(損害保険協会) あいおいニッセイ同和 三井住友海上
損害保険協会が取りまとめた2017年1月~3月の苦情件数は、あいおいニッセイ同和は9,380件、三井住友海上は8,248件
総合 あいおいニッセイ同和 三井住友海上
比較した全項目で、三井住友海上がやや優位。

両社の比較では三井住友海上が優勢です。ただし、三井住友海上が強いというより、あいおいニッセイ同和の評価が低い、という印象です。

大手損保4社の中で見ると、あいおいニッセイ同和の順位は、ここ数年間ずっと4番目です。

J.D.パワーのランキングでは、10位前後が定位置となっています。

オリコンの事故対応のランキングでは、もう何年もトップ10から外れています。

あいおいニッセイ同和は、事故対応に不安があります。

なお、利用者による、両社の口コミ情報はあいおいニッセイ同和の評判・口コミ三井住友海上の評判・口コミをご覧ください。

あいおいニッセイ同和三井住友海上も、保険料が高い理店型自動車保険です。この2社で言うと、どちらが割安ですか?

保険料の差は大きくありませんが、三井住友海上の保険料の高さが目につきます。

6パターンの年齢・等級で、保険料を比較しました。

車両保険無しの、年払い保険料です。

なお、両社の補償内容を、できるだけ同じにしましたが、自動セットされている特約等に違いがあります。

21歳7等級 あいおいニッセイ同和 三井住友海上
  • 98,070円
  • 98,200円
26歳7等級 あいおいニッセイ同和 三井住友海上
  • 73,590円
  • 73,350円
35歳10等級 あいおいニッセイ同和 三井住友海上
  • 54,710円
  • 50,850円
45歳14等級 あいおいニッセイ同和 三井住友海上
  • 46,620円
  • 47,160円
55歳19等級 あいおいニッセイ同和 三井住友海上
  • 41,670円
  • 45,840円
65歳20等級 あいおいニッセイ同和 三井住友海上
  • 37,230円
  • 40,680円
総合 あいおいニッセイ同和 三井住友海上
あいおいニッセイ同和の方が、安くなる確率は高そうです。

6パターンのうち4パターンで、あいおいニッセイ同和の方が安くなりました。

特に、中高年にとっては、あいおいニッセイ同和の方が期待できそうです。

あえて優劣を決めるなら、あいおいニッセイ同和の方が割安感が高いです。

とは言え、見積もり条件や補償内容によって、逆転があり得ます。

実際に検討されるときは、必ず見積もりを比較してください。

保険料にこだわるなら、確実にかつ大幅に安くできる方法があります。

あいおいニッセイ同和も三井住友海上も、代理店型自動車保険です。

ダイレクト(ネット通販)型自動車保険に乗り換えると、保険料を確実かつ大幅に下げられます。

例として、同じMS&ADインシュアランス・グループのダイレクト(ネット通販)型である、三井ダイレクト損保の保険料と比較しました。

35歳・10等級と55歳19等級の2パターンで、車両保険を付けないときの年払い保険料です。

【35歳・10等級】
会社名 保険料
あいおいニッセイ同和 54,710円
三井住友海上 50,850円
三井ダイレクト損保 29,420円
【55歳19等級】
会社名 保険料
あいおいニッセイ同和 41,670円
三井住友海上 45,840円
三井ダイレクト損保 22,510円

両方とも、背景が水色のダイレクト(ネット通販)型の方が、大幅に安くなっています。

ダイレクト(ネット通販)型の保険料が安いのは、加入・更新・保全・請求などの手続きを対面でやってくれる代理店が無いからです。

ダイレクト(ネット通販)型の場合、これらの手続きを、インターネットや電話・郵送でやらなければなりません。

困ったり質問があれば、電話やメール等で問い合わせて解決します。

深い知識は必要ありませんが、基本的な仕組みや用語を知らないと、手こずる恐れがあります。

そのかわり、代理店の営業時間に関係なく、深夜や休日でも手続きできる気軽さはあります。

いずれにしても、こちらの負担や責任が、多少大きくなります。

その見返りとしての、安い保険料です。

あいおいニッセイ同和、三井住友海上といっしょに検討した方が良い自動車保険はありますか?

代理店型自動車保険をご希望なら、こちらの3社も検討してください。

大手損保4社のうち、あいおいニッセイ同和と三井住友海上以外の2社、損保ジャパン東京海上日動も候補に加えたいです。

大手損保4社の中では、損保ジャパンと東京海上日動の方が、事故対応の評判は高いです。

というか、どちらも業界トップクラスの高評価を受けています。

また、中堅の代理店型自動車保険、AIG損保は面白い存在です。

もともと米国AIGグループ傘下の損保会社であった、AIU保険と富士火災が2018年に合併して、AIG損保になりました。

売上規模は、あいおいニッセイ同和や三井住友海上のような大手にはかないません。しかし、ダイレクト(ネット通販)型に比べると、まだまだ優勢です。

AIG損保をおすすめする理由は、事故対応の評判の高さです。合併したAIU保険と富士火災とも、上でご案内したオリコンやJ.D.パワーの口コミ・ランキングでは、安定して好評でした。

ただし、代理店の数は、大手に比べると少ないです。お近くに代理店がないかもしれません・・・

なお、代理店型自動車保険の加入にあたっては、代理店の存在が大切です。損保会社に相談すれば、最寄りの代理店を紹介してくれます。補償内容と保険料だけでなく、代理店への信頼感も判断材料にしてください。

ダイレクト(ネット通販)型に切りかえて、安心感を下げないで、保険料をグッと下げるなら、こちらをおすすめします。

ダイレクト(ネット通販)型自動車保険に切りかえて、グッと保険料を下げるなら、手始めに大手損保系列のダイレクト(ネット通販)型損保をおすすめします。

  • イーデザイン損保
  • セゾン自動車火災
  • ソニー損保

上でご案内した三井ダイレクト損保は、保険料は安いものの、事故対応の評判に不安があるので、外しました。

以下で、おすすめの3社について補足説明します。

イーデザイン損保

東京海上日動系列のダイレクト(ネット通販)型損保が、イーデザイン損保です。

会社の規模はまだ小さいですが、定評ある東京海上グループのサービスネットワークを利用できる、という強みがあります。

実際、イーデザイン損保の事故対応の評判は、代理店型の大手損保に引けを取りません。

あいおいニッセイ同和より上ですし、三井住友海上と比べても同等以上です。

イーデザイン損保の保険料は、ダイレクト(ネット通販)型の平均に近い水準です。

また、同社は、事故現場に駆けつけて支援・代行するサービスを、全加入者に無料で提供しています。

ダイレクト(ネット通販)型は、補償が薄いというイメージをくつがえす、注目のサービスです。

セゾン自動車火災

東京海上日動のライバルである、損保ジャパン系列のダイレクト(ネット通販)型損保が、セゾン自動車火災です。

同社の主力商品は『おとなの自動車保険』です。

保険料は

当然代理店型より安いですが、かなりクセのある料金体系です。

10〜20代はかなり高額です。30代以降になって、ダイレクト(ネット通販)型の平均に近くなります。

それでも、ダイレクト(ネット通販)型平均より、高くなることが多いです。

例外は、運転する同居の子どもがいる世帯です。このケースでは、トップクラスに安くなります。

事故対応の評判は

代理店型の大手損保並の評価を受けています。

三井住友海上と同じくらいで、あいおいニッセイ同和より好評です。

事故現場に駆けつけて支援・代行するサービスを

セゾン自動車火災もやっています。

ソニー損保

ソニー損保は、ダイレクト(ネット通販)型損保の売上高トップを、ここ数年独走しています。

最高レベルの品質

その原動力は、代理店型、ダイレクト(ネット通販)型をひっくるめて、トップクラスの評価をされている、品質の高さでしょう。

自動車保険の品質そのものと言える事故対応でも、信頼できるマーケティング調査会社のランキングで、最高レベルの評価を獲得しています。

あいおいニッセイ同和はもちろん、三井住友海上より高い品質を期待できます。

日本を代表するエレクトロニクス企業ソニーのグループ会社というのも心強いです。

ダイレクト型としては割高

ただし、保険料の料金設定は、ダイレクト(ネット通販)型としては高いです。

代理店型から乗り換えるのであれば、安く感じられるでしょうが、他のダイレクト(ネット通販)型と比べると、割高です。

事故現場駆けつけサービス

事故現場に駆けつけて支援・代行するサービスを、ソニー損保もやっています。

主な自動車保険の補償内容と保険料を比較するなら、一括見積りサービスがおすすめです。

近年では、損保各社のホームページに、使いやすい見積もり機能が提供されています。見積もりを集めるだけなら、時間をかければできそうです。

ただし、見積もりを比較するためには、損保各社の自動車保険の見積もり条件をそろえなければなりません。これがやっかいです。

各社の自動車保険の条件をそろえるには、それぞれの商品の特徴や独特の言葉遣いを理解できている必要があります。

何度か見積もりを作り直したあげくに、それでもちゃんとできているか自信を持てない、となりがちです。

その対策として、おそらくもっとも有効なのが、無料の一括見積サービスです。

1回(=1社分)だけ必要事項を入力すると、主な自動車保険の見積もりが、自動的に手元にそろいます。

入力の手間を省けるうえに、入力した内容をもとにすべての見積もりが作成されます。

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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