チューリッヒ保険とおとなの自動車保険(セゾン自動車火災)は、どちらも人気があるようですね。迷ってしまいます。

チューリッヒ保険は2つの自動車保険を販売していますが、ここでは同社の主力商品『スーパー自動車保険』を取り上げます。

チューリッヒ保険の2つの自動車保険についてはチューリッヒ保険をご覧ください。

チューリッヒ保険と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)とを、4つの角度から比較しました。その結果は・・・

自動車保険を選ぶ上で、特に重要と思われる4項目について、2つの自動車保険を比較しました。

補償の充実度 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
補償の充実度はほぼ互角。
顧客満足度 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
売上の伸びは、セゾン『おとなの自動車保険』のほうが優勢。
事故対応の評判 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
複数の顧客満足度ランキングで、セゾン『おとなの自動車保険』のほうが好評。
割安感 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
10代〜20代はチューリッヒ保険のほうが、30代以降はセゾン『おとなの自動車保険』のほうが安くなりやすい。『おとなの自動車保険』のほうが安い範囲は広い。
総合 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
1項目ごとの差は小さいが、総合するとセゾン『おとなの自動車保険』が優位。

1項目ごとの比較では、どちらが勝つにしても、あまり差がないように感じられました。しかし、総合的にはセゾン自動車保険『おとなの自動車保険』のほうが優勢勝ちです。

勝者!
おとなの自動車保険セゾン自動車火災

ただし、10代〜20代の方にかんしては逆転します。

下で詳しく説明していますが、『おとなの自動車保険』は、この年代の保険料が極端に高く設定されており、さらに20歳以下は10,000円のインターネット割引がなくなるので、おすすめできません

保険料は、必ずご自分の見積もり条件でシミュレーションして確認してください!

チューリッヒ保険や『おとなの自動車保険』のようなダイレクト型自動車保険には、見積もり条件によって保険料が大きくブレやすい傾向があります。

等級や年齢はもちろん、車種、車の使用目的、車を使う地域、年間走行距離などが変わるだけで、保険料の安さが逆転することはよくあります。

とくに『おとなの自動車保険』は、そうしたことが起こりやすいです。

このサイトでは、できるだけ平均的な見積もり条件でのシミュレーションを心がけていますが、残念ながら不完全です。

ですから、補償内容がある程度かたまったら、ご自身の見積もり条件で実際に見積もり・比較をしてください。

保険料の比較には一括見積もりサービス(無料)をおすすめします。

一回の入力で、おもな自動車保険の見積もりをまとめて比較できます。

2つの自動車保険を、より詳しく比較したい方は、下の記事をご覧ください。

2つの自動車保険について、4つの角度からの優劣判定をご覧いただきましたが、それぞれについて詳しくお知りになりたい方は、以下をご覧ください。

補償内容の充実度では、チューリッヒ保険と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の、どちらが優れていますか?

補償内容の点で、チューリッヒ保険と『おとなの自動車保険』との間に、大きな隔たりはありません。

それぞれの自動車保険の補償内容を、おもな保険・サービスに分けて比較しました。

対人賠償保険 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
チューリッヒ保険は臨時費用保険金が上乗せされる。
対物賠償保険 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
両社とも、ほとんど同じ補償内容。
人身傷害保険 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
補償内容に目立つような違いはない。なお、チューリッヒ保険では、搭乗者傷害保険が自動セットされる。セゾン『おとなの自動車保険』では特約。
車両保険 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
チューリッヒ保険には地震等で一時金が出る特約がある。セゾン『おとなの自動車保険』には新車特約がある。
ロードサービス等 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
チューリッヒ保険のほうがサービスメニューは多い。
その他の特約等 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
セゾン『おとなの自動車保険』には事故現場急行サービスがある。また、自転車事故の補償も充実。
総合 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
互いに、他方の商品にはない工夫があり、加入者のニーズによって勝敗が異なりそう。

2つとも、競合他社が提供しているおもな補償を、一通り網羅しています。

どちらを選んでも、補償内容の点で後悔させられるリスクは低いです。

チューリッヒ保険は、➊地震・噴火・津波でも車両保険から一時金が出る特約がある、➋ロードサービスのサービスメニューは業界トップクラス、という強みがあります。

『おとなの自動車保険』には、➊事故現場急行サービスが全員に提供される、➋自転車の保障が充実している、という強みがあります。

どちらを手厚いと見るかは、加入者のニーズによって異なりそうです。

加入している人の満足度は、チューリッヒ保険と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の、どちらが高いですか?

加入している人の満足度は、『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)のほうが優勢です。

加入している人の満足度は、次の2つから、推定することができます。

  • 自動車保険の売上高の推移(満足している人が多いなら、売上は減らないはず)
  • 損害保険協会受付の苦情件数

ただし、チューリッヒ保険は損害保険協会の会員ではないため、苦情件数の比較はできません。

そこで、残念ですが、売上高の推移のみ比較します。

売上高の推移 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
売上高の伸びに勢いがあるのはセゾン『おとなの自動車保険』。
苦情件数 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
チューリッヒ保険の件数が不明なので判定対象外
総合 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
セゾン『おとなの自動車保険』のほうが、加入者の満足度は高いようです。

どちらも売上高を伸ばしていますが、勢いがあるのは『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)です。

自動車保険は1年更新なので、不満を持った人は更新しないで他社に流れやすいです。

ということは、ここ数年の自動車保険の売上高を推移を見れば、顧客満足度がわかります。

下図は、チューリッヒ保険とセゾン自動車火災の、過去4年間の売上高(元受正味保険料)の推移です。

チューリッヒ保険とセゾン自動車火災の、過去4年間の売上高(元受正味保険料)の推移

両社の売上高に差がありますが、業績の伸びに注目してください。

どちらも売上を伸ばしていますが、勢いがあるのは『おとなの自動車保険』です。

『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)は、すごく伸びてますね!

チューリッヒ保険と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の、事故対応の評判はどうなっていますか?

事故対応の評判は、差は小さいものの、『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)のほうが好評です。

事故が起きたときの補償内容に、2つの自動車保険の違いはほとんどありません。

そうなると、事故対応サービスの品質(迅速さ、正確さ、わかりやすさ、安心感など)が決め手になりそうです。

事故対応の品質を知るには、実際に利用した方々の評判が参考になります。できれば、不特定多数の評判が望ましいです。

このサイトでは、毎年実施・公表されている、下の3つのランキングを参考にしています。

オリコン事故対応ランキング チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
オリコンのランキングでは、2020年版はセゾン『おとなの自動車保険』が上位。ただし、2019年版はチューリッヒ保険が上。
価格ドットコム事故対応ランキング チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
価格ドットコムのランキングでは、2020年版、2019年版と2年続けて、チューリッヒ保険のほうが上位。
J.D.パワー事故対応満足度調査 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
J.D.パワーのランキングでは、2020年版、2019年版とも、セゾン『おとなの自動車保険』が上位。
総合 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
差は大きくないが、セゾン『おとなの自動車保険』のほうが優勢。

インターネット上のアンケート調査によるランキングは、自演やステマの恐れがあるので、全面的には信用できません。

とは言え、『おとなの自動車保険』は売上高の伸びが良好だったので、納得できる結果です。

保険料の割安感では、チューリッヒ保険と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の、どちらが有利ですか?

チューリッヒ保険と『おとなの自動車保険』の保険料を、代理店型とダイレクト(ネット通販)型の相場と比較しました。

チューリッヒ保険と『おとなの自動車保険』の保険料を、相場(おもな自動車保険の平均)と比較しました。

普通自動車と軽自動車とで、分けて比較しています(ただし、車両保険なしで見積もり)。

普通自動車の保険料

8パターンの年齢と等級の組み合わせで、保険料を比較しています。

また、保険料は月々の金額です。

チューリッヒ保険と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の保険料を相場と比較(普通車)

チューリッヒ保険は

8パターンのうち5パターンで、ダイレクト(ネット通販)型の相場より高くなりました。

チューリッヒ保険は、搭乗者傷害保険が自動セットされているなど、ベースの補償が他社より厚めなので、一概に割高とは言えません。

ただ、人によっては、不要な保険が自動セットされていて、おせっかいに感じる恐れがあります。

『おとなの自動車保険』は

まず、記名被保険者(主に運転する人)が20歳以下だと、インターネット申込できないので、これを見積もりから外しました。

21歳、26歳の保険料は、グラフのとおり高額です。

とくに21歳の保険料は代理店型より高くなりました。

ところが、35歳以降の5パターンでは、いずれもわずかずつですが、ダイレクト(ネット通販)型の相場より安くなりました。

『おとなの自動車保険』が、20歳以下のインターネット申込みを不可(=電話申込のみ)にしているのは、入ってほしくないからでしょう。

上のグラフのように、もともと若年層の保険料は高く設定されていますが、電話申込だと10000円のインターネット割引を受けられないので、もっと高くなります。

軽自動車の保険料

普通自動車と同じやり方で、軽自動車の保険料も比較しました。

チューリッヒ保険と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の保険料を相場と比較(軽自動車)

チューリッヒ保険は

普通自動車のときと似た傾向ですが、さらに相場より高くなっているようです。

とくに30代以上になると、ダイレクト型の相場よりあきらかに高いです。

『おとなの自動車保険』も

普通自動車と傾向は似ていますが、やはり少しずつ高くなっているようです。

とくに40代〜50代の保険料は、普通自動車のときと違って、相場より安いとは言えません。相場並みです。

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

チューリッヒ保険とセゾン自動車火災の、それぞれの会社のことを詳しく教えてください。

どちらも規模の小さいダイレクト(ネット通販)型損害保険会社ですが、背後には大きな企業グループが控えています。

ダイレクト(ネット通販)型損保は、代理店型損保に比べて、規模が小さいです。

ただし、その多くが、大きな企業グループに属しています。チューリッヒ保険やセゾン自動車火災も例外ではありません。

チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
  • チューリッヒ・インシュアランス・グループ
  • スイスを拠点を置く世界的な保険グループで、SOMPOグループより規模は大きい。
  • 日本支店として営業している。
  • SOMPOグループ
  • グループの中心は損保ジャパン

外国企業の場合、いくら大企業でも、(一般論としては)日本から撤退するリスクがあります。

ただ、チューリッヒ保険の日本での営業はすでに30年を超えていますから、あいさつもなく突然撤退するようなことは考えにくいです。

チューリッヒ保険とセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)の、歴史、企業規模、売上高を比較しました。

2つの損保会社の歴史、企業規模、売上高などを比較しました。

2018年度末のデータです。金額は、正味収入保険料です。

チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
創業 1986年(昭和61年) 1982年(昭和57年)
直営の全国拠点数 5(住所で集計) 2(住所で集計)
従業員数 1,050人 679人
自動車保険売上 161億 370億
総売上 355億 413億
ソルベンシー・マージン比率 731.7% 341.7%

チューリッヒ保険の自動車保険の売上は、セゾン自動車火災の半分以下とかなり控えめです。

実は、チューリッヒ保険は、獲得した自動車保険の契約の半分以上を、他の保険会社に引き受けてもらっています(補償やサービスは、チューリッヒ保険として提供しています)。

その分が「自動車保険売上」「総売上」の数字から差し引かれているので、上表のように、控えめな数値になっています。

こういう行為自体は、経営リスク軽減のためにどの損保会社でもやります。ただ、獲得した契約の半分以上というのはかなり極端で、他の損保会社では見当たりません。

というわけで、チューリッヒ保険の売上高は、販売力や成績を判定する基準にはなりません

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