チューリッヒ保険の自動車保険と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)とを、徹底比較しました!

2つのダイレクト型自動車保険を、徹底比較しました。

『おとなの自動車保険』はセゾン自動車火災の商品です。同社は、会社名より商品名を前面に出して販促しています。

また、チューリッヒ保険は2つの自動車保険を販売しています。『おとなの自動車保険』との比較は、主力商品の『スーパー自動車保険』でおこないます。

ただし、もう一つの『ネット専用自動車保険』も注目していただきたいので、その特徴を解説しています。

どちらの損害保険会社の方が、安全性信頼性が高いですか?

どちらも巨大な保険会社がバックアップしており、不安はありません。

ダイレクト(ネット通販)型損保は、代理店型損保に比べて、規模が小さいです。

ただし、その多くが、大きな企業グループに属しています。チューリッヒ保険やセゾン自動車火災も例外ではありません。

チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
  • チューリッヒ・インシュアランス・グループ
  • スイスを拠点を置く世界的な保険グループで、SOMPOグループより規模は大きい。
  • 日本支店として営業している。
チューリッヒ保険ロゴ
  • SOMPOグループ
  • グループの中心は損保ジャパン
SOMPOグループのロゴ

背景が違いすぎて優劣の判定は難しいですが、どちらを選んでも不安はありません。

チューリッヒ保険 セゾン自動車火災

外国企業の場合、いくら大企業でも、(一般論としては)日本から撤退するリスクがあります。

ただ、チューリッヒ保険の日本での営業はすでに30年を超えていますから、安易な撤退は考えにくいです。

過去に外資系が撤退した事例では、段階的に(まず新規募集を中止し、全契約が満期を迎えてから営業を終了する)撤退が進められました。

自動車保険は1年契約なので、とくにダメージを受けるリスクは低いです。

この2社の、会社の成り立ちや規模をまとめました。数字は2021年3月末時点で、売上高は正味収入保険料です。

チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
創業 1986年(昭和61年) 1982年(昭和57年)
従業員数 1200人 915人
自動車保険売上 188億 509億
総売上 422億 551億
ソルベンシー・マージン比率 831.8% 861.7%

チューリッヒ保険は、販売した自動車保険の半分以上を、他の保険会社に引き受けてもらっています(いわゆる再保険)。そのため、上のように決算での自動車保険の売上高は小さい数字になっています。

チューリッヒ保険の自動車保険の単純な売上は483億円で、上の数字の倍以上になります。

他の保険会社にならってチューリッヒ保険も(支店としての)決算数値を公表していますが、かなり独特です。

補償内容の充実度では、チューリッヒ保険と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の、どちらが優れていますか?

補償内容の点で、チューリッヒ保険と『おとなの自動車保険』との間に、大きな隔たりはありません。

自動車保険は、自賠責保険(強制保険)と一体となって、ドライバーや同乗者を守ります。

だから、民間企業の商品でありながら、高い公共性を持っています。

そのために、各社の特色ある補償やサービスが盛り込まれつつも、基本の仕組みは共通しています。

違いが出るとしたら、付加的な特約やサービスですが、両社の自動車保険に、優劣を分けるほどの差はありません。

チューリッヒ保険 セゾン自動車火災

補償の品ぞろえの充実度を、補償の種類ごとに比較したのが下表です。

対人賠償保険 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
チューリッヒ保険は臨時費用保険金が上乗せされる。
対物賠償保険 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
両社とも、ほとんど同じ補償内容。
人身傷害保険 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
補償内容に目立つような違いはない。なお、チューリッヒ保険では、搭乗者傷害保険が自動セットされる。セゾン『おとなの自動車保険』では特約。
車両保険 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
チューリッヒ保険には地震等で一時金が出る特約がある。セゾン『おとなの自動車保険』には新車特約がある。
ロードサービス等 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
チューリッヒ保険のほうがサービスメニューは多い。
その他の特約等 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
セゾン『おとなの自動車保険』には事故現場急行サービスがある。また、自転車事故の補償も充実。
総合 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
充実度は同程度ですが、それぞれ特徴があるので、ニーズによって勝敗が異なりそうです。

チューリッヒ保険は、➊地震・噴火・津波でも車両保険から一時金が出る特約がある、➋ロードサービスのサービスメニューは業界トップクラス、という強みがあります。

『おとなの自動車保険』には、➊事故現場急行サービスが全員に提供される、➋自転車の保障が充実している、という強みがあります。

どちらを手厚いと見るかは、加入者のニーズによって異なりそうです。

チューリッヒ保険と『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)の、事故対応の評判はどちらが良好ですか

自動車保険では、事故が起こってから、損害保険会社が調査や示談交渉をおこなって、保険金額が決まり、支払われます。

そのスムーズさや迅速さに、損害保険会社の実力の差が出ます。

チューリッヒ保険とセゾン自動車火災とを比較した結果は、以下のとおりです。

チューリッヒ保険 セゾン自動車火災

事故対応の評判を比較

事故対応の評判を知るには、公正な顧客満足度調査が参考になります。

ただし、ネットの情報は自演やステマの危険があるので、複数のデータを突き合わせて判断したいです。

オリコン事故対応ランキング チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
オリコンの事故対応ランキング2021年版では、セゾン自動車火災が7位、チューリッヒ保険は圏外(10位より下)でした。
価格ドットコム事故対応ランキング チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
価格ドットコム事故対応ランキング2021年版では、両方とも圏外(10位より下)でした。
J.D.パワー事故対応満足度調査 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
J.D.パワーの事故対応ランキング2020年版では、チューリッヒ保険10位、セゾン自動車火災11位でした。獲得ポイントが僅差なので同程度と判断します。
総合 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
あまり差はなさそうだが、セゾン自動車火災がやや優勢。

上の3つの順位は、代理店型自動車保険を含めた順位なので、上位になるのは簡単なことではありません。

とは言え、チューリッヒ保険もセゾン自動車火災も、好評とは言いにくいです。

事故現場急行サービス

『おとなの自動車保険』は、警備保障会社の隊員が事故現場に駆けつけて現場対応をサポートするサービスを、加入者全員に無料で提供しています。

少しずつ広がっているサービスですが、まだ提供している自動車保険のほうが少ないので、セールスポイントです。

2つともダイレクト(ネット通販)型ですが、どちらの保険料が割安ですが?

見積もり条件によって傾向が異なるので、どちらが割安と、一概に言えません。

両社の自動車保険の保険料を、7パターンの年齢と等級の組み合わせで、比較しました。

それ以外の見積もり条件は統一しています。車両保険は付けていません。金額は一括払い(年払い)保険料です。

チューリッヒ保険と「おとなの自動車保険」(セゾン自動車火災)の、自動車保険の保険料比較

グラフ全体から受ける印象では、セゾン自動車火災の方が高く感じられるかもしれません。

しかしよく見ると、若年層はセゾン自動車火災が圧倒的に高いですが、30代以降は金額が接近しています。見積もり条件によって、勝敗が変動しそうな差です。

このように、年齢・等級などの見積もり条件によって、どちらが割安か変動しそうなので、単純に優劣を決められません。

チューリッヒ保険 セゾン自動車火災

4つの角度から比較しましたが、総合的な優劣は・・・

ここまで4項目で勝敗を判定しましたが、振り返ると下のようになります。

安全性、信頼性 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
補償内容の充実 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
事故対応の評判 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
保険料の割安感 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災
総合 チューリッヒ保険 セゾン自動車火災

4項目のうち3項目は引き合わけで、残る1項目は勝敗が決したもののわずかな差でした。

というように僅差ですが、『おとなの自動車保険』の勝ちです。

【勝者】

「おとなの自動車保険」(セゾン自動車火災)のロゴ

チューリッヒ保険のもう一つの商品『ネット専用自動車保険』の評価はどうですか?

『ネット専用自動車保険』は、メリット、デメリットがハッキリしています。

チューリッヒ保険『ネット専用自動車保険』は、保険料を安くすることに特化しているので、メリット、デメリットはわかりやすいです。

『ネット専用自動車保険』の保険料

まず、『スーパー自動車保険』との保険料比較をご覧ください。

『スーパー自動車保険』と『ネット専用自動車保険』の保険料比較

ご覧のように、保険料の差は大きいです。

『ネット専用自動車保険』の特徴

次に、セゾン自動車火災との比較に使った4つの切り口で、特徴を整理しました。

安全性・信頼性 『スーパー自動車保険』と同じ。
補償内容 搭乗者傷害保険が無いだけで、それ以外の一般的な保険・特約・サービスはそろっている。ただし中身は平凡。
事故対応の評判 『スーパー自動車保険』と同じ。
保険料の割安感 業界トップクラスの安さ。

保険料が安くても、補償内容が貧弱なわけではありません。平凡だけど、一通りのものはそろっています。

安さの理由は、取扱い上の制約

『ネット専用自動車保険』の保険料を安くできるのは、下のような制約をもうけることで、コストダウンしているからです。

ネット専用
自動車保険
スーパー
自動車保険
加入申込 インターネットのみ 電話、インターネット、郵送
加入の条件 21~69歳の個人のみ。 18歳以上で、個人・法人とも可。
保険料払込 クレジットカード一括払いのみ。 クレジットカード、ネットバンク決済、銀行振込、コンビニ払。
継続手続き 自動継続。 継続通知書による手続き。

『ネット専用自動車保険』は、保険料が安くなるかわりに、一括払い(=年払い)だけなのですね。

『ネット専用自動車保険』は、もっばら一括見積もりサイトで販売されています。

興味をお持ちでしたら、このページ下方の一括見積もりサイトをご利用ください。

チューリッヒ保険や『おとなの自動車保険』(セゾン自動車火災)と、いっしょに検討したい自動車保険には、どんな商品がありますか?

チューリッヒ『スーパー自動車保険』や『おとなの自動車保険』と競合するのは、こちらの商品です。

ぜひ比較していただきたいのは、以下の2つです。いずれも、カッコ内の国内大手損保系列の、ダイレクト(ネット通販)型損保会社です。

  • イーデザイン損保(東京海上日動の系列)
  • 三井ダイレクト損保(あいおいニッセイ同和、三井住友海上の系列)

これらの商品の詳細は以下のページで解説しています。

安さ重視の『ネット専用自動車保険』と競合させるならこちらです!

『ネット専用自動車保険』は、加入条件に制約がありますが、保険料は業界最安値レベルです。

ライバルになるのは、安さ自慢の商品です。

  • SBI損保

『ネット専用自動車保険』と比べたときの、SBI損保の強み弱みは次のようになります。

  • 保険料は、SBI損保の方が高くなる確率が高い。
  • SBI損保には、加入条件の制約がなく、補償内容は『スーパー自動車保険』並み。
  • 事故対応の評判は、チューリッヒ保険より悪い

SBI損保の方が年間の保険料は高くなっても、月払いが可能なので、『ネット専用自動車保険』より負担感を低くできるかもしれません。

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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