イーデザイン損保ソニー損保の自動車保険とを、徹底比較しました!

2つのダイレクト型自動車保険を、徹底比較します。

イーデザイン損保とソニー損保とでは、どちらの方が安全性信頼性が高いですか?

どちらも歴史の浅いダイレクト(ネット通販)型ですが、背後には大手企業グループが控えています。

この2社は、それぞれ大手の企業グループに属しています。

イーデザイン損保 ソニー損保
東京海上グループ(東京海上日動など) 東京海上グループのロゴ ソニーフィナンシャルグループ(ソニー生命、ソニー銀行など) ソニーグループのロゴ

ソニーフィナンシャルグループは、もちろんエレクトロニクス企業ソニーの傘下です。

以上のように、イーデザイン損保とソニー損保のどちらにも、自動車保険を任せる上で、不安はありません。

イーデザイン損保 ソニー損保

この2社の、会社の成り立ちや規模をまとめました。数字は2021年3月末時点で、売上高は正味収入保険料です。

イーデザイン損保 ソニー損保
創業 2009年(平成21年) 1998年(平成10年)
従業員数 298人 1455人
自動車保険売上 328億 1159億
総売上 331億 1296億
ソルベンシー・マージン比率 581.8% 861.7%

同じダイレクト損保でも、ソニー損保のほうが売上の規模がずっと大きいです。同社は、2002年からダイレクト損保のトップを独走しています。

もっとも、イーデザイン損保はダイレクト損保の中でも後発で、2020年度末にようやく黒字化にこぎつけました。これからに期待です。

どちらの自動車保険の補償内容が、より充実していますか?

差はわずかですが、あえて優劣を決めるなら、イーデザイン損保のほうが優勢です。

自動車保険の基本的な仕組みや補償内容は業界内で統一されています。

しかも、この2つの自動車保険のようなダイレクト型保険は、消費者に補償プランを作ってもらうので、シンプルでわかりやすいことが重視されます。

ですから、補償内容に決定的な差はありません

それが大前提ですが、あえて優劣を決めるなら、次のようになります。

イーデザイン損保 ソニー損保

それぞれの補償内容を、保険の種類ごとに比較しました。

対人賠償保険 イーデザイン損保 ソニー損保
対人賠償保険自体はほぼ同じ。イーデザイン損保は対人臨時費用保険金も出る。
対物賠償保険 イーデザイン損保 ソニー損保
対物賠償保険は、ほぼ同じ内容。
人身傷害保険 イーデザイン損保 ソニー損保
人身傷害保険本体はほぼ同じ。特約は、イーデザイン損保の方が多い。
車両保険 イーデザイン損保 ソニー損保
車両保険本体も、特約のラインナップも、同等レベル。
ロードサービス イーデザイン損保 ソニー損保
イーデザイン損保は、長距離ドライブのときのサービスが薄い。
プラン作成の自由度 イーデザイン損保 ソニー損保
イーデザイン損保は弁護士特約が、ソニー損保は人身傷害保険が自動付帯。それ以外は自由度が高い。
総合 イーデザイン損保 ソニー損保
差はわずかながら、優劣を決めるとしたらイーデザイン損保が優勢。

上に書いたとおり、ダイレクト(ネット通販)型自動車保険では、シンプルさ、わかりやすさが重視されます。この考え方を突き詰めると、平均的で無個性な補償内容に行き着きます。

ソニー損保の補償内容は意外なくらいにフツーですが、他社との差別化は別のところでおこなって、補償内容ではとくに自己主張しない、という方針があるのかもしれません。

ダイレクト型自動車保険の場合、補償内容が平凡に見えても、それがメリットである可能性もある・・・てことですね。

2社の事故対応は、どちらが好評ですか?

事故対応の評判は、イーデザイン損保も悪くありませんが、ソニー損保が優勢です。

自動車保険では、事故が起こってから、損害保険会社が調査や示談交渉をおこなって、保険金額が決まり、支払われます。

そのスムーズさや迅速さに、損害保険会社の実力の差が出ます。

両社の比較ではソニー損保が優勢です。

イーデザイン損保 ソニー損保

事故対応の評判を知るには、公正な顧客満足度調査と苦情件数が参考になります。

オリコン顧客満足度ランキング イーデザイン損保 ソニー損保
『オリコン顧客満足度ランキング自動車保険2021』によると、ソニー損保は1位、イーデザイン損保は2位。どちらも好評ですが、比較するとソニー損保優勢です。
価格.com事故対応ランキング イーデザイン損保 ソニー損保
価格.comのランキング2021年版では、ソニー損保は2位、イーデザイン損保は6位でした。
J.D.パワー事故対応満足度調査 イーデザイン損保 ソニー損保
『J.D.パワー自動車保険事故対応満足度調査2020』によると、ソニー損保、イーデザイン損保ともに2位でした。
苦情件数(日本損害保険協会受付分) イーデザイン損保 ソニー損保
苦情件数と売上高を元に、苦情の発生度合いを比べると、イーデザイン損保のほうが苦情は多いです。
総合 イーデザイン損保 ソニー損保
どちらも好評だが、優勢なのはソニー損保。

ランキングの順位では、イーデザイン損保も、ソニー損保には及ばないものの、十分に高評価です。

ただし、苦情件数では明暗が分かれました。ソニー損保は、ダイレクト損保の中でトップクラスに苦情が少なかったのに対し、イーデザイン損保はむしろ多めでした。

ところで、どちらも自動車保険も、セコムによる事故現場急行サービスを、加入者全員に無料で提供しています。

事故現場から損保会社に要請すると、セコムの警備員が駆けつけて、事故現場での対応を代行・支援してくれます。

こうしたサービスが、ランキングでの高評価の一因かもしれません。

なお、利用者による、両社の口コミ情報は、ソニー損保の評判・口コミイーデザイン損保の評判・口コミをご覧ください。

イーデザイン損保とソニー損保はともにダイレクト型ですが、どちらの保険料が割安ですか?

保険料の比較では、ほとんどの見積もり条件で、イーデザイン損保の方が安くなります。

両社の自動車保険の保険料を、7パターンの年齢と等級の組み合わせで、比較しました。

それ以外の見積もり条件は統一しています。車両保険は付けていません。金額は一括払い(年払い)保険料です。

イーデザイン損保とソニー損保の、自動車保険の保険料比較

ソニー損保の保険料は、ダイレクト(ネット通販)型の中では高めの価格設定です(もちろん代理店型よりは安価)。

一方のイーデザイン損保の保険料は、ダイレクト(ネット通販)型の平均に近いです。

見積もり条件や補償内容で保険料は変動しますが、ほとんどのケースで、イーデザイン損保の方が安くなります。

イーデザイン損保 ソニー損保

2つの自動車保険は一長一短です。勝敗をつけられないので、ニーズに合うかでご判断ください。

ここまで4項目で勝敗を判定しましたが、振り返ると下のようになります。

安全性、信頼性 イーデザイン損保 ソニー損保
補償内容の充実 イーデザイン損保 ソニー損保
事故対応の評判 イーデザイン損保 ソニー損保
保険料の割安感 イーデザイン損保 ソニー損保
総合 イーデザイン損保 ソニー損保

勝敗数で言うと、2勝1敗のイーデザイン損保が優勢です。

ただし、イーデザイン損保の苦情件数は、ダイレクト型の中でも多めでした。「事故対応の評判」での負けはけっこう大きいです(このサイトでは、ランキングより苦情件数を重視します)。

これを考慮して、勝敗無しとしました。

イーデザイン損保、ソニー損保といっしょに検討した方が良い自動車保険はありますか?

「ダイレクト型」&「品質を最重要視」という基準で選ぶなら、一推しはソニー損保

ダイレクト(ネット通販)型の中で、事故対応の品質について、ソニー損保に匹敵する評判を得ている自動車保険はありません。

「ダイレクト型」&「品質を最重要視」という基準で選ぶなら、競合はありません。

これまで代理店型に入っていて、初めてダイレクト型に加入するという方々にお勧めしやすいのが、ソニー損保です。

安さと品質のバランスで選ぶなら、こちらの自動車保険も候補になります。

「ダイレクト型の平均的な価格設定」&「品質にもある程度期待できる」という基準で比較するなら、イーデザイン損保の他に、以下が候補になります。

セゾン自動車火災「おとなの自動車保険」 チューリッヒ保険 三井ダイレクト損保

チューリッヒ保険は2つの自動車保険を販売しています。ここでお勧めするのは、主力商品の『スーパー自動車保険』です。

チューリッヒ保険には、もう一つ、格安仕様の『ネット専用自動車保険』があります。

チューリッヒ保険にはもう一つの商品、『ネット専用自動車保険』という、安さに徹した自動車保険があります。

おもに一括見積もりサイトで提供されている、安さで他社に勝つための戦略商品です。

ただし、保険料を下げるために、以下のように機能が制限されています。

おもなコストダウン

  • 加入できるのは、21歳から69歳の個人のみ。
  • 保険料払込は、クレジットカード一括払いのみ。
  • 手続きはインターネットのみ(電話・郵送は不可)。

『スーパー自動車保険』と同等の事故対応を期待できます。上の制限が障害にならないなら、オトクです。

下の一括見積もりサイトをご利用になると、『ネット専用自動車保険』の見積もりが手に入ります!

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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