アクサダイレクトチューリッヒ保険は、どちらも広告・宣伝をよく目にします。どちらにするか、迷っています。

どちらも、ダイレクト(ネット通販)型の自動車保険です。代理店が窓口にならない、新しい形の自動車保険です。

アクサダイレクトもチューリッヒ保険も、ダイレクト(ネット通販)型の損害保険会社です。

自動車保険は、代理店型とダイレクト(ネット通販)型に分けることができます。

損保会社と契約している代理店を窓口にするのが代理店型、ネットや電話などで損保会社が顧客と直接にやり取りするのがダイレクト(ネット通販)型です。

代理店型自動車保険とダイレクト(ネット通販)型自動車保険の仕組み

ダイレクト(ネット通販)型は、代理店のためのコストがかからないので、その分保険料が安くなります。

しかし、代理店がないので、加入・更新・内容変更・請求といった手続きを、加入者がネットや電話を通じて、損保会社と直接にやりとりしなければなりません。

そのことを大きな負担と感じる方には、ダイレクト(ネット通販)型の自動車保険をおすすめできません。アクサダイレクトもチューリッヒ保険も、候補から外れます。

アクサダイレクトとチューリッヒ保険は、外資系のダイレクト(ネット通販)型損保

2017年度の自動車保険売上高で、ダイレクト(ネット通販)型2位だったのがアクサダイレクト、4位だったのがチューリッヒ保険です。

アクサダイレクトとチューリッヒ保険社の、会社の成り立ちや規模を調べました。

アクサダイレクト チューリッヒ保険
創業 1998年(平成10年) 1996年(平成8年)
企業グループ AXA(フランス) チューリッヒ保険(スイス)
営業形態 日本国内に現地法人を設立 日本支店として営業
直営の全国拠点数 6(住所で集計) 6(住所で集計)
従業員数 806人 1,080人
自動車保険売上 471億 130億
総売上 493億 304億
ソルベンシー・マージン比率 813.4% 624.1%

この2社は、同じ頃に日本国内で営業を始め、海外(ヨーロッパ)の企業グループに属しています。

また、テレビ、新聞、ネットなどで盛んに宣伝・広告をおこなっています。テレビ、新聞、ネットなどに露出して、知名度を高める戦略も、似ているようです。

似ているところの多い両社ですが、もちろん商品やサービスの中身には違いがあります。

アクサダイレクトとチューリッヒ保険の、自動車保険の補償内容は、どちらが優れていますか?

補償内容も、保険商品としての仕組みも、かなり近いです。細かな違いで、どちらかを選ぶことになりそうです。

外資系の会社だからといって、フランスやスイスで流行っている保険を販売しているわけではありません。

どちらも、日本の市場に合った補償内容です。

まず、それぞれの自動車保険の補償内容を比較します。

ところで、チューリッヒ保険は、個人向けに2つの自動車保険を販売しています。『スーパー自動車保険』と『ネット専用自動車保険』です。

ここでは、看板商品である『スーパー自動車保険』の補償内容で比較します。

対人賠償保険 アクサダイレクト チューリッヒ保険
どちらも賠償金に加えて諸費用分が支払われる。ただし、諸費用はアクサの方が手厚い。
対物賠償保険 アクサダイレクト チューリッヒ保険
アクサダイレクトは、賠償金に加えて諸費用分が支払われる。どちらも、対物超過修理費用が、特約で付けられる。
人身傷害保険 アクサダイレクト チューリッヒ保険
チューリッヒ保険は、損害補償に加えて諸費用分が支払われる。
車両保険 アクサダイレクト チューリッヒ保険
アクサダイレクトは全損時臨時費用、身の回り品の補償まで自動セットされている。チューリッヒ保険は特約で用意。代車費用の補償はチューリッヒ保険だけ。
ロードサービス アクサダイレクト チューリッヒ保険
どちらも充実しているが、サービスメニューが多いのはチューリッヒ保険。
プラン作成の自由度 アクサダイレクト チューリッヒ保険
どちらも、ダイレクト(ネット通販)型としては、自由度は低め。
総合 アクサダイレクト チューリッヒ保険
相手に対する補償はアクサダイレクトが、こちらのための補償はチューリッヒ保険がわずかに上。全体としては互角で、どちらも充実している。

自動車保険は、自賠責保険(強制保険)と一体となって、ドライバーや同乗者を守ります。だから、民間企業の商品でありながら、高い公共性を持っています。

そのために、外資系であっても、自動車保険の基本の仕組みは、国内標準に則(のっと)っています。

また、アクサダイレクトもチューリッヒ保険も、ダイレクト(ネット通販)型としては、充実補償志向です。気配り的な細かい補償があちこちに用意されています。

どちらを選んでも、物足りなくなることは無さそうです。

あえて言えば、相手に対する補償ではアクサダイレクトが、こちらのための補償ではチューリッヒ保険が、それぞれ少しだけ勝っているので、お好みで選んでください。

事故対応の品質では、チューリッヒ保険が優勢です。

補償やサービスに大きな差はなくても、それらの丁寧さとか迅速さとか親切さ、つまり品質に違いがあるかもしれません。

特に大切なのが、事故対応の品質です。

自動車保険では、事故が起こってから、損害保険会社が調査や示談交渉をおこなって、保険金額が決まり、支払われます。

そのスムーズさや迅速さに、損害保険会社の実力の差が出ます。

事故対応の評判・口コミを知るなら、公正なアンケート調査が一番参考になります。また、交通事故の当日初期対応の違いも併記しました。

交通事故での当日初期対応 アクサダイレクト チューリッヒ保険
どちらも事故の連絡受付は24時間365日。チューリッヒ保険は、20時までに受け付けた事故は当日対応。アクサダイレクトは19時までの受付分まで当日対応。
オリコン日本顧客満足度ランキング アクサダイレクト チューリッヒ保険
『オリコン日本顧客満足度ランキング自動車保険2019』によると、アクサダイレクトは11位、チューリッヒ保険は7位。ちなみに、2018年版でもチューリッヒ保険が勝りました。
J.D.パワー事故対応満足度調査 アクサダイレクト チューリッヒ保険
『J.D.パワー自動車保険事故対応満足度調査2019』によると、アクサダイレクトは11位、チューリッヒ保険は10位。ちなみに、2018年版でもチューリッヒ保険が上でした。
総合 アクサダイレクト チューリッヒ保険
チューリッヒ保険があきらかに優勢。

比べた3項目ともチューリッヒ保険が勝ちました。

もっとも

チューリッヒ保険の評判が良いというより、アクサダイレクトの評判がパッとしません。

特に、J.D.パワーの2019年の順位は、チューリッヒ保険もアクサダイレクトも良くありません。

なお、利用者による、両社の口コミ情報はアクサダイレクトの評判・口コミチューリッヒ保険の評判・口コミをご覧ください。

アクサダイレクトもチューリッヒ保険もダイレクト(ネット通販)型なので、どちらも保険料は安そうですが、どのくらい違いますか?

ほとんどの見積もり条件で、チューリッヒ保険の方が、アクサダイレクトより安くなりそうです。

両社の自動車保険の保険料を、6パターンの年齢と等級の組み合わせで、比較しました。

それ以外の見積もり条件は統一しています。車両保険は付けていません。金額は一括払い(年払い)保険料です。

なお、参考に、代理店型の平均と、ダイレクト(ネット通販)型の平均も載せています。

アクサダイレクトとチューリッヒ保険の、自動車保険の保険料比較

アクサダイレクトは、20代こそ、ダイレクト(ネット通販)型の平均に近いものの、それ以降は平均よりかなり高くなります。

全体的には、ダイレクト(ネット通販)型の中で、保険料高めの自動車保険です。

一方のチューリッヒ保険は、見積もり条件によって上下動はありますが、ダイレクト(ネット通販)型の平均に近い水準です。

40代くらいまでは、見積もり条件等で逆転するかもしれません。見積もりをとって金額を比較しましょう。

50代以降は、両社の差が大きくなります。ほとんどのケースで、チューリッヒ保険が安くなりそうですが、念の為、見積もりをとって確認しましょう。

チューリッヒ保険といっしょに検討した方が良い自動車保険はありますか?

価格、補償内容、事故対応品質のバランスで競合するのは、こちらの商品です。

ぜひ比較していただきたいのは、以下の3つです。いずれも、カッコ内の国内大手損保系列の、ダイレクト(ネット通販)型損保会社です。

  • イーデザイン損保(東京海上日動の系列)
  • セゾン自動車火災(アクサダイレクトの系列)
  • 三井ダイレクト損保(あいおいニッセイ同和、三井住友海上の系列)

補償やサービスの内容では

この3社の自動車保険とチューリッヒ保険とで、細かな違いはありますが、ほぼ同等です。

ただ、イーデザイン損保と三井ダイレクト損保は、ロードサービスが少し薄いです(宿泊費用などは出ない)。

保険料の安さでは

三井ダイレクト損保が優勢です。ほとんどの見積もり条件で、ダイレクト(ネット通販)型の平均より安くなります。

イーデザイン損保は、全体的にダイレクト(ネット通販)型の平均に近い水準です。

見積もり条件によって、チューリッヒ保険より高くなったり、安くなったりです。

セゾン自動車火災の10〜20代の保険料は、チューリッヒ保険より高くなります。

30代以降は、チューリッヒ保険と近い金額になります。

というわけで、割安感重視なら三井ダイレクト損保が優勢ですが、金額の差はさほど大きくありません。

見積もり条件や補償内容次第で、逆転する可能性があります。

予断を持たず、見積もりを比較して判断しましょう。

事故対応の評判では

三井ダイレクト損保が、一歩後退します。最終的に、ちゃんと保険金は支払われますが、途中ストレスを感じることがあるかもしれません。

イーデザイン損保、セゾン自動車火災とも、代理店型の大手損保(損保ジャパン、東京海上日動、三井住友海上など)と同等の評判を勝ち得ています。

この2社で比べると、イーデザイン損保のほうが、より好評です。

チューリッヒ保険には、もう一つ、格安仕様の自動車保険があります。

チューリッヒ保険の主力商品は『スーパー自動車保険』です。

もう一つの『ネット専用自動車保険』は、その廉価版です。

こちらの商品は、同社の公式サイトでは、まともに紹介されていません。別にシンプルな専用サイトが作られ、ひっそりと紹介されています。

  • チューリッヒ保険『ネット専用自動車保険』

『ネット専用自動車保険』は、保険料を下げるために、機能を削られています。

とは言え、日常の足として車を使う人にとって、必要十分な補償を備えています。

ただし、以下のような、取扱い上の制約があります(これらは特に重要なもので、他にもあります)。

  • 加入できるのは、21歳から69歳の個人のみ。
  • 保険料払込は、クレジットカード一括払いのみ。
  • 手続きはインターネットのみ(電話・郵送は不可)。

そのかわりに、保険料の安さは、業界トップクラスです。

元になっている『スーパー自動車保険』の保険料は、ダイレクト(ネット通販)型の平均に近い水準です。

そこから安くしているので、割安感が高くなるのは当然です。

下でご案内する、一括見積サービスを使っていただくと、自動的に『ネット専用自動車保険』の見積もりが手に入ります。

主な自動車保険の補償内容と保険料を比較するなら、一括見積りサービスがおすすめです。

近年では、損保各社のホームページに、使いやすい見積もり機能が提供されています。見積もりを集めるだけなら、時間をかければできそうです。

ただし、見積もりを比較するためには、損保各社の自動車保険の見積もり条件をそろえなければなりません。これがやっかいです。

各社の自動車保険の条件をそろえるには、それぞれの商品の特徴や独特の言葉遣いを理解できている必要があります。

何度か見積もりを作り直したあげくに、それでもちゃんとできているか自信を持てない、となりがちです。

その対策として、おそらくもっとも有効なのが、無料の一括見積サービスです。

1回(=1社分)だけ必要事項を入力すると、主な自動車保険の見積もりが、自動的に手元にそろいます。

入力の手間を省けるうえに、入力した内容をもとにすべての見積もりが作成されます。

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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