イーデザイン損保SBI損保の自動車保険、どちらにするか、迷っています。比較のポイントを知りたいです。

どちらも、ダイレクト(ネット通販)型の自動車保険です。代理店が窓口にならない、新しい形の自動車保険です。

イーデザイン損保もSBI損保も、ダイレクト(ネット通販)型の損害保険会社です。

自動車保険は、代理店型とダイレクト(ネット通販)型に分けることができます。

損保会社と契約している代理店を窓口にするのが代理店型、ネットや電話などで損保会社が顧客と直接にやり取りするのがダイレクト(ネット通販)型です。

代理店型自動車保険とダイレクト(ネット通販)型自動車保険の仕組み

ダイレクト(ネット通販)型は、代理店のためのコストがかからないので、その分保険料が安くなります。

しかし、代理店がないので、加入・更新・内容変更・請求といった手続きを、加入者がネットや電話を通じて、損保会社と直接にやりとりしなければなりません。

そのことを大きな負担と感じる方には、ダイレクト(ネット通販)型の自動車保険をおすすめできません。イーデザイン損保もSBI損保も、候補から外れます。

創業から間もないものの、どちらも伸び盛りのイーデザイン損保とSBI損保!

SBI損保とイーデザイン損保は、どちらも創業から10年前後。歴史が浅いダイレクト(ネット通販)型の中でも若い会社です。

いずれも伸び盛りの損保会社ですが、その戦略は異なっています。

保険料の安さを武器に、地道に拡大するSBI損保。一方のイーデザイン損保は、早くからテレビCMを放映し、品質に力を入れています。

この2社の、会社の成り立ちや規模をまとめました。数値は2018年度末現在で、売上高は正味収入保険料です。

SBI損保 イーデザイン
損保
創業 2006年(平成18年) 2009年(平成21年)
直営の全国拠点数 9(住所で集計) 4(住所で集計)
従業員数 610人 280人
自動車保険売上 244億 299億
総売上 258億 302億
ソルベンシー・マージン比率 657.0% 435.1%

イーデザイン損保は

日本を代表する企業グループ、東京海上グループのダイレクト(ネット通販)型損保会社です。

役員の過半数を、東京海上日動出身者が占めており、若い会社といっても、安心感は大きいです。

一方のSBI損保は

SBIグループの損保会社です。SBIグループには、他にSBI証券や住信SBIネット銀行などがあります。

インターネットでの金融サービスに関心がある人なら、SBIの名前はおなじみだと思います。

SBI損保の売上高について

SBI損保の売上は、やや特殊です。

損害保険には再保険という仕組みがあります。損保会社が責任を持てる限度を超えて、商品が売れたときに、他の損保会社に一部を引き受けてもらいます。

加入者がそれを意識することはありません。あくまでも、損保会社間の取引です。この取引を再保険と呼びます。

SBI損保は、この再保険がとても多い損保会社です。

何と、売り上げた保険のうちの、三分の一近くを再保険で対処しています。

そして、再保険した契約の売上高は、売上高(正味収入保険料)から省かれます。

もし、再保険した契約の売上高を含めると、SBI損保の総売上高は約378億円になり、イーデザイン損保より大きくなります。

つまり、再保険を無視した単純な売れ行きでは、SBI損保の方がイーデザイン損保より勝っています。

ちなみに、再保険はほとんどの損保会社がやっていますし、再保険する金額が大きくとも問題ありません。

イーデザイン損保とSBI損保の、自動車保険の補償内容は、どちらが優れていますか?

細かな違いはいろいろありますが、全体的な充実度は互角です。こちらのニーズ次第で、選択が分かれそうです。

まず、それぞれの自動車保険の補償内容を比較します。

保障のメニューの充実度を比べます。それが保険料に見合うかは、後ほどご説明します。

対人賠償保険 SBI損保 イーデザイン損保
対人賠償保険自体はほぼ同じ。イーデザイン損保は対人臨時費用保険金も出る。
対物賠償保険 SBI損保 イーデザイン損保
対物賠償保険は、ほぼ同じ内容。SBI損保は被害者救済費用等補償特約が自動セット。
人身傷害保険 SBI損保 イーデザイン損保
イーデザイン損保は過失の有無に関係なく実損を補償。特約は、イーデザイン損保の方が多い。
車両保険 SBI損保 イーデザイン損保
車両保険の基本の機能は同レベル。付加できる特約は、イーデザイン損保の方がやや多い。
ロードサービス SBI損保 イーデザイン損保
イーデザイン損保は、長距離ドライブのときのサービスが薄い。
プラン作成の自由度 SBI損保 イーデザイン損保
イーデザイン損保の方が、自動付帯の補償・サービスが多く、自由度はやや落ちる。
総合 SBI損保 イーデザイン損保
SBI損保は、ダイレクト(ネット通販)型の平均的な内容。イーデザイン損保は、やや独自色がある。総合的には互角。

SBI損保の

補償・サービスは、ダイレクト(ネット通販)型の平均的な内容です。目立った特長はありませんが、安心して選べます。

イーデザイン損保は

弁護士費用等補償保険を自動付帯にしたり、ロードサービスが薄かったりと、独自色があります。

もっとも、用心が必要なほど偏っているわけではありません。

ただ、泊りがけのドライブをたびたびする人は、不満を覚える危険があるので、慎重に判断してください。

事故対応の評判では、イーデザイン損保が圧勝です。

補償やサービスに大きな差はなくても、それらの丁寧さとか迅速さとか親切さ、つまり品質に違いがあるかもしれません。

特に大切なのが、事故対応の品質です。

自動車保険では、事故が起こってから、損害保険会社が調査や示談交渉をおこなって、保険金額が決まり、支払われます。

そのスムーズさや迅速さに、損害保険会社の実力の差が出ます。

事故対応の評判を知るには、公正なアンケート調査が一番参考になります。また、交通事故の当日初期対応の違いも併記しました。

交通事故での当日初期対応 SBI損保 イーデザイン損保
SBI損保は、平日19時まで、休日17時までに受け付けたものは、当日初期対応。イーデザイン損保は、受付時刻に関係なく、当日初期対応。
オリコン日本顧客満足度ランキング SBI損保 イーデザイン損保
『オリコン日本顧客満足度ランキング自動車保険2019』によると、SBI損保は圏外、イーデザイン損保は8位。ちなみに、2018年版でもイーデザイン損保の方が勝っていました。
J.D.パワー事故対応満足度調査 SBI損保 イーデザイン損保
『J.D.パワー自動車保険事故対応満足度調査2019』によると、SBI損保は12位、イーデザイン損保は2位。ちなみに、2018年版でもイーデザイン損保が上でした。
総合 SBI損保 イーデザイン損保
イーデザイン損保があきらかに優勢。

事故対応の評判については、両社の差がはっきりと出ました。

イーデザイン損保の評判は、オリコンとJ.D.パワーとで差はありますが、どちらでもSBI損保より勝っています。

控えめに見ても、イーデザイン損保には、大手損保(損保ジャパン・東京海上日動・三井住友海上等)と同じくらいの品質を期待できそうです。

他方、SBI損保の事故対応は、どちらのランキングでも低調です。

イーデザイン損保との比較を抜きにしても、不安を覚える順位です。

事故現場かけつけ支援サービス

イーデザイン損保の事故対応に関するサービスに、事故現場かけつけ支援サービスがあります。

自動車事故のときに、警備保障会社の警備員が駆けつけて、現場でやるべきことを代行・支援してくれます。

事故現場で、わたしたちがやらなければならないこと(関係各所への連絡、示談交渉のための情報収集など)のほとんどを、代行してくれます。

損保会社に対する、事故状況についての連絡もやってくれます。

このサービスは、すべての加入者に向けて、無料で提供されます。

イーデザイン損保独自のサービスではありませんが、実施している損保会社はまだ少数です。

中身の充実感で選ぶなら、事故対応の評判の差で、イーデザイン損保が優勢です。

なお、利用者による、両社の口コミ情報は、SBI損保の評判・口コミイーデザイン損保の評判・口コミをご覧ください。

イーデザイン損保もSBI損保もダイレクト(ネット通販)型なので、どちらも保険料は安そうですが、どのくらい違いますか?

イーデザイン損保は、品質を考えると割安ですが、単純な安さではSBI損保にかないません。

見積もりの条件をできるだけそろえて、保険料を比較しました。

所有する車両が、普通自動車のときと軽自動車のときとで、別々に保険料を比較しました。

ただし、車両保険を付けていません(車両保険なしでも、車種によって保険料は異なります)。

普通自動車で保険料を比較

6パターンの年齢・等級の組み合わせで、保険料を比較しました。

参考に、代理店型とダイレクト(ネット通販)型の平均額も載せています。

イーデザイン損保とSBI損保の保険料比較(普通自動車)

イーデザイン損保は、ダイレクト(ネット通販)型の平均に近いです。

SBI損保は、すべてのパターンで、ダイレクト(ネット通販)型の平均よりも、そしてイーデザイン損保より安くなりました。

軽自動車で保険料を比較

車を軽自動車変えて、他は上と同じ要領で、保険料を比較しましまた。

イーデザイン損保とSBI損保の保険料比較(軽自動車)

車両が軽自動車になったことで、全体的に金額が下がりました。

イーデザイン損保とSBI損保の関係は、普通自動車のときと同じです。やはりSBI損保は安いです。

それとは別に気になるのは、イーデザイン損保の保険料が、ダイレクト(ネット通販)型の平均より高くなっています。

軽自動車のオーナーにとって、イーデザイン損保のおトク度は、低くなるようです。

事故対応の評判と保険料の差を、どう判断するかは、悩ましいです。

SBI損保の事故対応は、イーデザイン損保と比べて低いというだけでなく、名の通った代理店型・ダイレクト(ネット通販)型の中でも不評です。

とは言え、保険契約どおりの補償・サービスを提供してくれない、ということではありません

ありがちなケースとして、以下のような思いをさせられる危険性が、他社より高いです。

  • 接客態度が親切ではない。
  • 説明がわかりにくくて、納得しにくい。
  • 担当者の動き遅かったり、事故対応〜示談中の連絡・報告が疎か。

事故を起こすと、こちらも動転したり冷静さを欠きがちです。そんなときに上のような対応をされると、ふだん以上にストレスになったり不安になります。

そういうリスクの大小と保険料の差をどう判断するか、が分かれ目になりそうです。

なお、SBI損保に関する口コミ情報は、SBI損保の評判・口コミをご覧ください。

イーデザイン損保、SBI損保といっしょに検討した方が良い自動車保険はありますか?

ダイレクト(ネット通販)型の中で保険料が安く、事故対応の評判がSBI損保より良いものを、候補に加えましょう。

SBI損保やイーデザイン損保と一緒に検討するなら、ダイレクト(ネット通販)型の中でも、保険料が安くて、かつ事故対応の評判が良い商品を選びたいです。

具体的には、以下の自動車保険をおすすめします。

  • セゾン自動車火災
  • 三井ダイレクト損保
  • チューリッヒ保険

以下で補足説明します。

セゾン自動車火災

損保ジャパンの系列のダイレクト(ネット通販)型損保です。イーデザイン損保と同じく、大手損保の系列です。

同社の自動車保険は『おとなの自動車保険』の愛称で販売されています。

保険料の設定は

かなり変則的です。

10代〜20代は、保険料がかなり高くなります。当てはまる方々は、候補から外してください。

30代後半あたりから割安になりますが、それでもダイレクト(ネット通販)型の平均と同じか、それより少し高くなります。

イーデザイン損保とは競えますが、SBI損保よりは高くなります。

ただし、運転する子どもが同居する世帯の保険料は、例外的に安くなります。

事故対応の評判は

SBI損保よりは良好ですが、イーデザイン損保と比べると劣勢です。

それでも、大手損保(損保ジャパン・東京海上日動・三井住友海上など)と同等か、それに近いくらいの品質を期待できそうです。

また、セゾン自動車火災は、イーデザイン損保と同じく事故現場駆けつけ支援サービスをやっています。

駆けつけるのは警備保障会社ALSOKの警備員で、サービス内容は、イーデザイン損保やソニー損保と同じです。

チューリッヒ保険

同社は、個人向けに2つの自動車保険を販売しています。『スーパー自動車保険』と『ネット専用自動車保険』です。

テレビ・新聞・ネットなどで盛んに宣伝しているのは前者です。

保険料は

安さを重視するなら『ネット専用自動車保険』です。業界トップクラスに安さを誇ります

SBI損保と、保険料の安さで真っ向勝負できます。

ただし、取扱い上の制限があります。10代や70代以上は入れないとか、保険料払込は一括払いのみとか、電話・郵送での手続きは不可とか・・・

それが障害になるようなら、『スーパー自動車保険』が候補になります。

『スーパー自動車保険』には取扱い上の制限はありません。また、『ネット専用自動車保険』と比べて、機能は増えます。

そのかわり、保険料も高くなります。

といっても、ダイレクト(ネット通販)型の平均くらいか、それより少し高いくらいなので、イーデザイン損保に近い金額です。

事故対応は

イーデザイン損保より劣るようですが、SBI損保より上です。

大手損保並みというのは難しくても、近いレベルの品質を期待できそうです。

少なくとも

『ネット専用自動車保険』の保険料であれば、費用対効果はけっこう高いです。

三井ダイレクト損保

あいおいニッセイ同和や三井住友海上が中心となっているMS&ADインシュアランス・グループの、ダイレクト(ネット通販)型損保です。

損保会社のグループごとに売上高を比較すると、MS&ADインシュアランス・グループが国内最大です。

保険料の安さは、ダイレクト(ネット通販型)型の中で上位です。

イーデザイン損保より安くなることが多いですが、SBI損保には及ばない印象です。

と言っても、SBI損保より少し高い程度なので、中身とのバランスを考えて、三井ダイレクト損保を選ぶ余地はあります。

ただし、事故対応の評判はもう一つです。

SBI損保よりは良いですが、イーデザイン損保や、ここでおすすめしている他の2社より劣ります。

下でご案内する、一括見積サービスを使っていただくと、自動的に『ネット専用自動車保険』の見積もりが手に入ります。

主な自動車保険の補償内容と保険料を比較するなら、一括見積りサービスがおすすめです。

近年では、損保各社のホームページに、使いやすい見積もり機能が提供されています。見積もりを集めるだけなら、時間をかければできそうです。

ただし、見積もりを比較するためには、損保各社の自動車保険の見積もり条件をそろえなければなりません。これがやっかいです。

各社の自動車保険の条件をそろえるには、それぞれの商品の特徴や独特の言葉遣いを理解できている必要があります。

何度か見積もりを作り直したあげくに、それでもちゃんとできているか自信を持てない、となりがちです。

その対策として、おそらくもっとも有効なのが、無料の一括見積サービスです。

1回(=1社分)だけ必要事項を入力すると、主な自動車保険の見積もりが、自動的に手元にそろいます。

入力の手間を省けるうえに、入力した内容をもとにすべての見積もりが作成されます。

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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