ソニー損保の自動車保険と『おとなの自動車保険』(SOMPOダイレクト)とを、徹底比較しました!

2つのダイレクト型自動車保険を、徹底比較しました。

『おとなの自動車保険』を販売していたセゾン自動車火災は、2024年10月より、SOMPOダイレクトに社名変更しました。

ソニー損保とSOMPOダイレクトでは、どちらの会社の方が安全性信頼性が高いですか?

どちらも歴史の浅いダイレクト型(ネット通販)ですが、背後には大きな企業グループが控えています。

ダイレクト型(ネット通販)損保は、代理店型損保に比べて、規模が小さいです。

ただし、その多くが企業グループに属しています。ソニー損保やSOMPOダイレクトも例外ではありません。

ソニー損保 SOMPOダイレクト
  • ソニーフィナンシャルグループ
  • ソニーグループの金融部門。他にソニー生命、ソニー銀行など。
ソニーフィナンシャルグループのロゴ
  • SOMPOグループ
  • グループの中心は国内2位損保ジャパン
SOMPOグループのロゴ

分野は異なりますが、どちらも日本を代表する企業グループです。

ソニー損保も、SOMPOダイレクトも、自動車保険を任せる保険会社として、不安はありません。

ソニー損保 SOMPOダイレクト

補償内容の充実度では、ソニー損保と『おとなの自動車保険』(SOMPOダイレクト)の、どちらが優れていますか?

補償内容に大きな差はありませんが、比べると『おとなの自動車保険』の方が手厚いです。

自動車保険の基本的な仕組みや補償内容は業界内で統一されています。

しかも、ダイレクト型(ネット通販)は、消費者に補償プランを作ってもらうので、シンプルでわかりやすいことが重視されます。

そのため、補償内容に決定的な差は出にくいです

ただし、基本機能を補強する補償・サービスには商品による差があります。

ソニー損保 SOMPOダイレクト

細かな補強や特約の多さで、SOMPOダイレクトがわずかに勝っています。

それぞれの自動車保険の補償内容を、おもな保険・サービスに分けて比較しました。

対人賠償保険 ソニー損保 SOMPOダイレクト
両社とも、ほとんど同じ補償内容。
対物賠償保険 ソニー損保 SOMPOダイレクト
両社とも、ほとんど同じ補償内容。
人身傷害保険 ソニー損保 SOMPOダイレクト
補償内容に目立つような違いはない。
車両保険 ソニー損保 SOMPOダイレクト
『おとなの自動車保険』には車両無過失事故に関する特約がある。
ロードサービス等 ソニー損保 SOMPOダイレクト
『おとなの自動車保険』の方が無料の範囲が広い。
その他の特約等 ソニー損保 SOMPOダイレクト
ソニー損保には安全運転をサポートするプランがある。
総合 ソニー損保 SOMPOダイレクト
あまり差はないけれど、2勝1敗で『おとなの自動車保険』優勢。

ダイレクト損保の中で売上高トップを独走するソニー損保ですが、補償内容はどちらかというと平凡です。

補償プランを消費者に設計してもらうので、独自色が強すぎるとかえってわかりにくくなるという配慮がありそうです。

ソニー損保と『おとなの自動車保険』(SOMPOダイレクト)の、事故対応の評判はどうなっていますか?

事故対応の評判は、ソニー損保が優位です。

自動車保険では、事故が起こってから、損害保険会社が調査や示談交渉をおこなって、保険金額が決まり、支払われます。

そのスムーズさや迅速さに、損害保険会社の実力の差が出ます。

ソニー損保はダイレクト型(ネット通販)では随一の評価を得ており、ここでの両社の比較でも優勢です。

ソニー損保 SOMPOダイレクト

事故対応の評判を比較

事故対応の評判を知るには、公正な顧客満足度調査と苦情件数が参考になります。

オリコン事故対応ランキング ソニー損保 SOMPOダイレクト
オリコンの事故対応ランキング2024年版では、ソニー損保が2位、SOMPOダイレクトが6位でした。
価格.com事故対応ランキング ソニー損保 SOMPOダイレクト
価格.com事故対応ランキング2024年版では、ソニー損保3位、SOMPOダイレクトは7位でした。
J.D.パワー事故対応満足度調査 ソニー損保 SOMPOダイレクト
J.D.パワーの事故対応ランキング2024年版では、ソニー損保1位、SOMPOダイレクトは5位でした。
苦情件数 ソニー損保 SOMPOダイレクト
2022年度の苦情発生率はソニー損保の方が低い。ただし、SOMPOダイレクトもダイレクト損保の中では優秀。
総合 ソニー損保 SOMPOダイレクト
ソニー損保が圧勝。

比較すると、ソニー損保の完勝でした。ただし、SOMPOダイレクトの方も、全体的に良好です。

事故現場急行サービス

ソニー損保もSOMPOダイレクトも、警備保障会社の隊員が事故現場に駆けつけて現場対応をサポートするサービスを、加入者全員に無料で提供しています。

少しずつ広がっているサービスですが、まだ提供している自動車保険のほうが少ないので、セールスポイントです。

保険料の割安感では、ソニー損保と『おとなの自動車保険』(SOMPOダイレクト)の、どちらが有利ですか?

どちらが割安かは、記名被保険者(おもに運転する人)の年代によって異なります。

両社の自動車保険の保険料を、7パターンの年齢と等級の組み合わせで、比較しました。

それ以外の見積もり条件は統一しています。車両保険は付けていません。金額は一括払い(年払い)保険料です。

ソニー損保と『おとなの自動車保険』(SOMPOダイレクト)の保険料を相場と比較

年代によって結果が大きく変わるので、勝敗を決めることはできません。

ソニー損保 SOMPOダイレクト

ソニー損保にはキャッシュバックプランがあります。所定の条件をクリアすれば、かなりおトクになります。

ソニー損保には『安全運転でキャッシュバックプラン』があります。いくつかの安全運転に関する条件をクリアすると、最大で30%保険料が安くなります。

新規加入時の保険料を、通常プランとキャッシュバックプランとで比較したのが、下のグラフです。

ソニー損保の自動車保険、キッシュバックプランの保険料

これなら、30~60代でも、『おとなの自動車保険』と勝負できます。

2つの自動車保険は一長一短です。勝敗をつけられないので、ニーズに合うかでご判断ください。

ここまでいろいろな切り口で勝敗を判定しましたが、振り返ると下のようになります。

安全性、信頼性 ソニー損保 SOMPOダイレクト
補償内容の充実 ソニー損保 SOMPOダイレクト
事故対応の評判 ソニー損保 SOMPOダイレクト
保険料の割安感 ソニー損保 SOMPOダイレクト
総合 ソニー損保 SOMPOダイレクト

勝敗数で言うと互角でした。

ただし、“事故対応の評判”では、ソニー損保はかなり差をつけて勝ちました。また、保険料については『安全運転でキャッシュバックプラン』という可能性があります。

これらを考慮して、ソニー損保の勝ちとしました。

【勝者】

ソニー損保のロゴ
『おとなの自動車保険』は、見積もり条件によって、割安感が大幅に変動します。必ず見積もりを!

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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