保険料が安い、お勧めの自動車保険をご案内します!

保険料が安いのはダイレクト型(ネット通販)自動車保険です。ただし、ダイレクト型には、以下の2つのタイプがあります。

  • どの見積もり条件でも、安定して安い商品
  • ある見積もり条件のときに、価格競争力が高くなる商品

このページでは、これらに当てはまる商品を具体的にご案内します。

どの見積もり条件でも、安定して安い自動車保険を教えてください。

ほとんどの見積もり条件で割安な自動車保険はこちらです。

安さをもっとも重視するなら、以下の商品を候補に加えてください。

安定して安い自動車保険

  • 〔SBI損保〕
  • 〔チューリッヒ〕
    『ネット専用自動車保険』
  • 〔三井ダイレクト損保〕

以下で、各商品についてポイントを解説します。

SBI損保の自動車保険は、品質に不安はあるけど、許せる範囲かも!?

SBI損保の特徴をまとめると、次のようになります。

SBI損保の特徴

  • どの見積もり条件でも、たいていダイレクト型の平均より安くなる。
  • 苦情は多いものの、深刻なトラブルは少ない。
  • 補償・サービス内容の充実度はダイレクト型の平均レベル。

いくつか補足説明します。

顧客対応・事故対応の品質

SBI損保の顧客対応・事故対応は、好評とは言えません。ただし、苦情件数は多いものの、解約件数は少なく、年々売上を伸ばしています。

たぶん、イライラさせられる恐れはありますが、深刻なドラブルは少ないのでしょう。

補償・サービス内容

補償・サービス内容に、これとアピールできる強みはありません。しかし、一通りのものはそろっています。

SBI損保の自動車保険は、人身傷害保険を外すことが出来ます。最近は、自動セットとする商品がほとんどなので、特徴と言えます。

補足説明

生命保険と医療保険に入っていれば、人身傷害保険が無くても、なんとかなります。人身傷害保険を外すことで、保険料を少し安く出来ます。

品質面で不安はあるけど、自動車保険のベテランなら、許容範囲かもしれません。

チューリッヒ『ネット専用自動車保険』は、業界きっての格安商品です。

チューリッヒは、2つの自動車保険を販売しています。「スーパー自動車保険」と「ネット専用自動車保険」です。ここでとりあげるのは後者です。

「ネット専用自動車保険」の特徴をまとめると、次のようになります。

「ネット専用自動車保険」の特徴

  • 多くの見積もり条件で、最安値を期待できる。
  • 1年目も安いけれど、2年目以降はさらに割安になる。
  • 補償・サービス内容は、やや薄いものの、一般的なニーズを充たせる。
  • 申込条件や手続き面で、少し制約がある。

いくつか補足説明します。

格安の理由?

「ネット専用自動車保険」は、一般的な自動車保険と比べると、申込条件や手続き面で制約があります。

見積もり・申込 インターネットのみ(電話、郵送による手続きは不可)。
加入できる条件 21~79歳の個人契約のみ。
保険料の払込 クレジットカードの一括決済のみ。月払い、銀行振込、コンビニ払いは不可。
継続手続き 自動継続。継続しないときは、加入者の方から申し出る。
保険料割引 『ネット専用自動車保険』は、早期契約割引、エコカー割引、インターネット割引無し。

保険料払込は一括払いのみです。月ごとに分割して払い込みたい人には向いていません。

あくまでも噂レベルですが、「ネット専用自動車保険」は、他の自動車保険よりも、更新を断られることが多いようです。保険料を安く保つために、保険を使いがちな人を排除しているのかもしれません。

顧客対応事故対応はかなり不安

統計データを見る限り、解約発生率は圧倒的なワーストで、苦情発生率も高いようです。ネットの顧客満足度ランキングを見ても、事故対応の評判はよくありません。

➊車にめったに乗らない、または➋日中に自宅付近を走行するだけなので、保険は気休めだから、できるだけお金をかけたくない、という人向けの自動車保険と言えそうです。

事故対応は業界底辺レベルと考えられます。ある意味、保険を使わないつもりの人向けの商品です。

三井ダイレクト損保は、安いわりに、品質面では期待できそう。

三井ダイレクト損保の特徴をまとめると、次のようになります。

三井ダイレクト損保の特徴

  • 大幅に安くはならないけど、たいていの見積もり条件で、ダイレクト型の相場より安くなる。
  • 補償・サービス内容は、ダイレクト型の標準レベルよりやや充実。
  • 顧客対応・事故対応はダイレクト型の中では“中の上”。

ここでお勧めしている自動車保険の中で、三井ダイレクト損保の最大の強みは、品質面である程度期待できるところです。

下表はJ.D.パワー(外資系コンサル会社)の、事故対応満足度ランキングです。赤い文字がダイレクト型です。

会社名 2024年 2023年
ソニー損保 1位 1位
イーデザイン損保 2位 6位
AIG損保 3位 3位
三井ダイレクト損保 4位 10位
SOMPOダイレクト 5位 9位
東京海上日動 6位 2位
三井住友海上 7位 5位
あいおいニッセイ同和 8位 7位
アクサダイレクト 9位 8位
損保ジャパン 10位 4位
SBI損保 11位 12位
チューリッヒ保険 12位 10位
  • 得票数が規定数未満の商品は、ランキングから外されています。

SBI損保とチューリッヒは、底辺に沈んでいます。一方、三井ダイレクト損保は、2024年に順位を大きくあげました。

ある見積もり条件で割安になる自動車保険はどれですか?

特定の条件を充たす人は、ダイレクト型の相場以下の保険料で、評判の良い自動車保険に入ることが出来ます。

以下の自動車保険に割安に加入できる人は、チャンスを逃さないようにしてください。

特定の人にコスパが良い!

  • 〔セコム損保〕
  • 〔ソニー損保「キャッシュバックプラン」〕
  • 〔SOMPOダイレクト『おとなの自動車保険』〕

以下で、各商品についてポイントを解説します。

セコム損保の魅力は、プラン設計の自由度の高さです。

セコム損保の特徴をまとめると、次のようになります。

セコム損保の特徴

  • 標準的なプランの保険料は相場並みだが、補償を合理的にけずって、大幅に安くできる。
  • 売上が小さいこともあり、口コミ情報がかなり少ない。
  • 補償・サービス内容の充実度はダイレクト型の平均レベル。

いくつか補足説明します。

補償を合理的にけずって安くできる

セコム損保の自動車保険には、保険料を安くできる手段が、他の商品より多く用意されています。それらを駆使すると、かなり安くできます。

具体的には、下の方法で保険料を下げられます。

  • 対物賠償保険に免責額(=自己負担額)を設定する。
  • 人身傷害保険を搭乗者傷害保険にチェンジする(両方は外せない)。
  • 高齢運転者対象外特約

どのやり方を選んでも、リスクはそんなに大きくありません。

口コミ情報がかなり少ない

セコム損保の自動車保険は、売上の規模が小さいです。その分、口コミ情報が少なく、顧客満足度ランキングでも、名前を見ることはめったにありません

評判がわからなければ、実際に加入して、試してみるしかないのですね・・・

ソニー損保は『安全運転でキャッシュバックプラン』がお勧めです。

ソニー損保の特徴をまとめると、次のようになります。

ソニー損保の特徴

  • ダイレクト型の売上高トップを独走している。
  • 保険料設定は高めだが、『安全運転でキャッシュバックプラン』を選ぶと割安に。
  • 補償・サービス内容は、ダイレクト型の平均レベル。
  • 顧客対応・事故対応は業界トップクラス。

いくつか補足説明します。

キャッシュバックプランのハードルは低め

『安全運転でキャッシュバックプラン』を選んで、所定の条件をクリアすると、最大で保険料の30%がもどります。

所定の条件というのは、安全運転の基準のことですが、実績を見る限り、難しくはないようです。

下図は、同社のウェブサイトに掲載されていた実績です。

これによると、このプランを選んだ人たちの80.1%が最大のキャッシュバック(保険料の30%)を受けています。

顧客対応・事故対応品質

ソニー損保の事故対応は、数年にわたって、トップクラスの評価を受けています。統計データを調べても、苦情や解約は少ないです。

『安全運転でキャッシュバックプラン』を選べば、ダイレクト型の平均以下の保険料で、業界トップクラスの品質を手にすることが出来ます。

SOMPOダイレクト『おとなの自動車保険』は売上の伸びが業界トップです。

SOMPOダイレクトは、大手損保の一つ損保ジャパンと同じグループに属するダイレクト損保です。

同社の自動車保険は「おとなの自動車保険」という愛称です。その特徴をまとめると、次のようになります。

『おとなの自動車保険』の特徴

  • 割安か割高かのメリハリが強い料金設定。
  • 補償・サービス内容は、ダイレクト型の標準レベルよりやや充実。
  • 顧客対応・事故対応はダイレクト型の中では“中の上”。

いくつか補足説明します。

50代以降が割安

「おとなの自動車保険」は、見積もり条件によって価格設定が大きく変わります。

保険料が割安になるのは、次の条件を充たす人たちです。

  • 記名被保険者が50代以上。
  • 事故のリスクが大きい見積もり条件ではない。

補足説明

事故のリスクが大きい見積もり条件とは、たとえば➊年間走行距離が長い、➋車の用途が業務使用、➌車種がスポーツカーである、などです。

顧客対応・事故対応品質

ダイレクト型の中ではまずまず好評で、大手損保に近いレベルの品質を期待できそうです。

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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