自動車保険の長期契約(1年を超える契約)はおトクなのか、解説します。
一般的に、自動車保険の契約期間は1年ですが、損害保険会社によっては、長期契約(1年を超える契約)を引き受けています。
このページでは、自動車保険の長期契約について解説しています。
一般的に、自動車保険の契約期間は1年ですが、損害保険会社によっては、長期契約(1年を超える契約)を引き受けています。
このページでは、自動車保険の長期契約について解説しています。
自動車保険の長期契約の取り扱いがあるのは、次の損害保険会社です。
長期契約をできる損保会社
ダイレクト型自動車保険は、長期契約を引き受けていません。
補足説明
複数の自動車保険を販売している会社は、商品によって異なることがあります。
また、複数契約を申し入れても、条件が合わないと断られることがあります。
長期契約のメリット |
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長期契約のデメリット |
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長期契約で保険を使ったときの等級は、複雑な計算式を使って決められます。ここでは、その計算式の解説はしません。
典型的な例をあげるので、およそのイメージをつかんでください。
現在10等級で無事故の人が、3年の長期契約をしたときの、等級の進み方です。
上と同じ条件設定で、1年目に3等級ダウン事故で保険を使ったときの、等級の進み方です。
最終的な(4年目の)等級は、どちらも同じです。
しかし、2年目、3年目の保険料は、長期契約のほうが安くなる確率が高いです。
共栄火災の自動車保険で、1年契約と3年契約(長期契約)の、3年間の保険料を比較しました。
35歳で10等級の人が、車両保険を付けたときの、3年間の年払い保険料です。無事故を前提に見積もりしました。
経過年数 | 1年契約 | 3年契約 |
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1年目 | 101,000円 | 101,000円 |
2年目 | 97,330円 | 95,110円 |
3年目 | 93,670円 | 92,720円 |
1年目は同額。2年目・3年目は長期契約(3年契約)の方が安いですが、差は小さいです。
保険料を大幅に安くしたいということなら、長期契約を検討するより、ダイレクト型(ネット通販)自動車保険に乗り換える方が効果があります。
なじみのない損保会社との契約がご不安でしたら、手始めに、大手損保系列のダイレクト型(ネット通販)自動車保険をご検討下さい。
損保グループ | 系列のダイレクト型 |
---|---|
東京海上グルーブ
(東京海上日動など) |
〔イーデザイン損保〕![]() |
SOMPOグループ
(損保ジャパンなど) |
〔SOMPOダイレクト〕![]() |
MS&ADグループ
(三井住友海上など) |
〔三井ダイレクト損保〕![]() |
例として、イーデザイン損保の保険料を、上の共栄火災の3年契約と比較したのが、下表です。
経過年数 | イーデザ イン損保 |
共栄火災 |
---|---|---|
1年目 | 58,391円 | 101,000円 |
2年目 | 56,117円 | 95,110円 |
3年目 | 54,095円 | 92,720円 |
イーデザイン損保が特別に安いわけではありません。ダイレクト型の平均に近い金額です。
ダイレクト型自動車保険に乗り換えるだけで、保険料を大幅に下げられます。
自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。
自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。
その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。
このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。