ネットの顧客満足度ランキングの結果を分析しました。

ネットなどで公表されている顧客満足度ランキングは、口コミ情報を知る手段としてありがたいです。

しかし、よく調べてみると、そのまま信じ込むのは危険です。

このページでは、こうしたランキングの見方と、最新の順位を解説します。

自動車保険のランキングを見るときに、どんなことに気をつければよいですか?

顧客満足度ランキングを参考にするときに、注意している点をまとめました。

参考にするのは事故対応ランキングだけ

いくつも部門を設けて、部門別に順位を出しているランキングが多いです。

しかし

補償内容保険料などは、消費者アンケートではたぶん正解は出ません。

また、顧客対応は、表面的な印象(「親切に話してくれた」等々)が大半なので、当てにしにくいです。

というわけで

このサイトでは、事故対応のランキングだけを参考にしています。

極端の順位変動は疑わしい

「事故対応」の品質は、損害保険会社の組織や従業員の総合力の反映だと考えられます。だとしたら、年ごとに品質が大きく変動するとは考えにくいです。

「事故対応」の順位が毎年大きく変動するランキングは、ランキングの作成方法に問題がある不正の疑いがあります。

惑わされないための3つのポイント

ランキングの結果には、➊投票者のかたより、➋投票者のズル、➌運営会社の思惑、などが入り込んでいるかもしれません。

そういうものをできるだけ排除するために、次のことを心がけます。

  • 少なくとも2つのランキングで同じような結果が出ていることを重視する。
  • 良い評価と悪い評価とが混在しているときは、悪い評価を優先する。
  • ランキングに登場しない商品は、不評とみなす。

ランキングで好評な自動車保険を知りたいです。

規模が大きく実績を重ねている3つのランキングが参考になります。

➊中立性の高い機関が集計していて、➋調査の規模が大きく、➌毎年順位を公表している、3つのランキングの事故対応部門の順位をご覧ください。

どのランキングも、投票数が規定数に達しない損保会社には、順位をつけません。

また、ランキングによって、何位まで発表するかは異なります。

価格.comの事故対応ランキング

価格.comの事故対応満足度ランキングでは、上位10社が公表されています。

赤字がダイレクト型(ネット通販)、青字が代理店型の損害保険会社です。

会社名 2025年 2024年
ソニー損保 1位 3位
日新火災 2位 1位
東京海上日動 3位 2位
三井住友海上 4位 5位
アクサダイレクト 5位 圏外
損保ジャパン 6位 9位
SOMPOダイレクト 7位 7位
AIG損保 8位 4位
イーデザイン損保 9位 8位
共栄火災 10位 圏外
  • セゾン自動車火災は、SOMPOダイレクトに商号変更しました。

オリコンの事故対応ランキング

オリコンの事故対応満足度ランキングでは、上位10社が公表されています。

オリコンは事故対応を3部門に分けていますが、わかりにくいので、3部門のポイントを集計して順位を振り直しました。

会社名 2025年 2024年
ソニー損保 1位 2位
AIG損保 2位 1位
三井ダイレクト損保 3位 9位
イーデザイン損保 4位 8位
日新火災 5位 3位
東京海上日動 6位 4位
共栄火災 7位 14位
三井住友海上 8位 7位
SOMPOダイレクト 9位 6位
あいおいニッセイ同和 10位 5位
アクサダイレクト 11位 13位
チューリッヒ保険 12位 12位
損保ジャパン 13位 10位
SBI損保 14位 10位
楽天損保 15位 15位

J.D.パワーの事故対応ランキング

国際的なマーケティング調査会社J.D.パワーによる、事故対応ランキングです。

赤字がダイレクト型(ネット通販)、青字が代理店型の損害保険会社です。

会社名 2024年 2023年
ソニー損保 1位 1位
イーデザイン損保 2位 6位
AIG損保 3位 3位
三井ダイレクト損保 4位 10位
SOMPOダイレクト 5位 9位
東京海上日動 6位 2位
三井住友海上 7位 5位
あいおいニッセイ同和 8位 7位
アクサダイレクト 9位 8位
損保ジャパン 10位 4位
SBI損保 11位 12位
チューリッヒ保険 12位 10位

安心して任せられる自動車保険はこちらです!

複数のランキングでも好評だった自動車保険はこちらです。

3つのランキングから、安定して好評だった会社(2回以上トップ7入り)を抜き出しました(50音順)。

好評な自動車保険

  • 〔AIG損保〕
  • 〔イーデザイン損保〕
  • 〔ソニー損保〕
  • 〔SOMPOダイレクト〕
  • 〔東京海上日動〕
  • 〔日新火災〕
  • 〔三井住友海上〕
  • 〔三井ダイレクト損保〕

ダイレクト型は、イーデザイン損保、ソニー損保、SOMPOダイレクト、三井ダイレクト損保です。

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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