40代の人にとって、コストパフォーマンスが高い、おすすめの自動車保険は何ですか?
保険料の安さを期待できる自動車保険と、それぞれのご留意いただきたい点を解説します。
40代は、全年代の中でもっとも事故発生率が低い年代の一つです。
下のグラフは、運転者(二輪車を含む)の年代別交通事故発生率をあらわしています(警察庁『交通事故の発生状況(2022年度版)』より)。
年代別交通事故発生率
ご覧のように、40代はもっとも事故発生率が低い年代です。
事故を起こしにくい年代は、それだけ保険料が安くなり、損保会社による保険料の差は小さくなります。
ご自分に合った商品をしっかり見きわめてください。
このページでは、40代の方々にとって、保険料が安くなる自動車保険をご案内します。ただし、そうした商品にはリスクや条件があります。それらも解説します。
保険料が安い、おすすめの自動車保険は、こちらです!
ダイレクト型の相場(平均)より安い保険料を期待できる自動車保険です。
40代におすすめ
- 〔SBI損保〕
- 〔SOMPOダイレクト〕
- 〔ソニー損保 CBプラン〕
- 〔チューリッヒ保険〕
- セゾン自動車火災は、SOMPOダイレクトに商号変更しました。
ソニー損保は『安全運転でキャッシュバックプラン』限定でのお勧めです。
また、チューリッヒ保険は2つの自動車保険を販売していますが、ここでのお勧めは『ネット専用自動車保険』です。
45歳17等級、車両保険なしのシンプルな補償プランで保険料を比較しました。
お勧め商品の保険料例
ソニー損保の保険料は30%キャッシュバック後の金額です。条件をクリアしなければ、キャッシュバックを受けられません。
名前があがった自動車保険について、それぞれの特徴を知りたいです。
お勧めしたそれぞれの自動車保険の特徴をご説明します。
以下に概要をまとめました。これより詳しいことは、それぞれの自動車保険のページをご覧ください。
SBI損保
インターネット上での金融サービスを多角的に展開するSBIグループの損保会社です。
メリット |
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デメリット |
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SBI損保は、苦情はトップクラスの多さだが、解約はトップクラスに少ないという、珍しい特徴があります。
下図は、ダイレクト損保の2022年度の苦情と解約の発生率です(チューリッヒの苦情は不明)。
ダイレクト損保の苦情発生率
ダイレクト損保の解約発生率
このことから、解約には至らない程度の、軽めの苦情が多いのかもしれません。だとしたら、自動車保険の経験値を持っている人なら、心配しすぎることはないかもしれません。
SOMPOダイレクト
SOMPOダイレクトは、SOMPOグループ(損保ジャパンなど)の損保会社です。『おとなの自動車保険』の商品名で販売しています。
メリット |
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デメリット |
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下のグラフは、おもなダイレクト損保の、2021⇨2022年度の自動車保険売上高伸び率をあらわしています。線が右に伸びているのが増加、左に伸びているのが減少です。
ダイレクト損保自動車保険伸び
セゾン自動車保険は、ダイレクト損保の中だけでなく損保業界全体の中でも、もっとも売り上げを伸ばしています。
ソニー損保
『安全運転でキャッシュバックプラン』限定でのお勧めです。
メリット |
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デメリット |
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下のグラフは、おもなダイレクト(ネット通販)損保の、2022年度自動車保険売上高です。ソニー損保はトップを独走中です。
ダイレクト損保自動車保険売上
下のグラフは、ダイレクト損保の2022年度の苦情と解約の発生率です(チューリッヒの苦情は不明)。ソニー損保は苦情が極めて少ないです。
ダイレクト損保の苦情発生率
キャッシュバックプラン
専用スマホアプリによる安全運転チェックで、条件をクリアできれば、最大30%のキャッシュバックを受けられます。
そして、実際に、8割以上人たちが30%のキャッシュバックを受けています。ベテランドライバーにとって難易度は低めです。
チューリッヒ保険
チューリッヒ保険は、『スーパー自動車保険』『ネット専用自動車保険』の2つを販売しています。お勧めするのは『ネット専用自動車保険』だけです。
メリット |
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デメリット |
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下図は、おもな自動車保険の2022年度の中途解約の発生率をあらわしています。解約の原因は商品への不満とは限りませんが、これだけ多いと気になります。
ダイレクト損保の解約発生率
下のグラフは、おもなダイレクト損保の、2021⇨2022年度の自動車保険売上高伸び率をあらわしています。線が右に伸びているのが増加、左に伸びているのが減少です。
チューリッヒ保険は、販売好調な損保会社の一つです。
ダイレクト損保自動車保険伸び
安さの魅力か!?
解約発生率を見る限り、チューリッヒ保険の顧客満足度はかなり低いと考えられます。
しかし、それにもかかわらず、売り上げは順調に伸びています。
『ネット専用自動車保険』の飛び抜けた安さが消費者にアピールしているのでしょうか?
より詳しい商品内容は、専用ページをご覧ください。
無料一括見積りなら、保険スクエアbang! 自動車保険へ
自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。
- 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
- 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
- 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
- サイトの利用はもちろん無料。
- サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。
自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。
その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。
このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。
代理店型自動車保険は、そんなに保険料が高いのですか?
代理店型とダイレクト型の保険料の相場を比較しました。そこにはあきらかな差がありました。
代理店型の大手損保(あいおいニッセイ同和、損保ジャパン、東京海上日動、三井住友海上)と、おもなダイレクト型自動車保険の保険料を、6パターンの年齢と等級の組み合わせで見積もりシミュレーションし、その平均(相場)を比較したグラフです。
金額は、年払い保険料です。
比較した6つのパータンとも、ご覧のように、保険料にあきらかな差がつきました。
代理店型自動車保険にも、魅力的な商品はありますが、“安さ”を重視するなら、対象外になります。
代理店型のほうが保険料が高いことには、理由があります。
ダイレクト型自動車保険の方が安いことには、ちゃんとした理由があります。
下図は、代理店型とダイレクト型の、損害保険会社と顧客との関係を表しています。
ダイレクト型の場合、わたしたち消費者は、ネットや電話を通じて、損害保険会社と直接やり取りします。
一方、代理店型では、代理店がわたしたち消費者の窓口となって、対面サポートを提供してくれます。
あるいは、対面ではないかもしれませんが、顧客ごとに担当者がいて、ダイレクト型よりきめ細かくサポートしてくれます。
顧客サポートという意味では代理店型のほうが手厚いですが、その反面、代理店を運営するためのコスト(代理店の維持費と、それを管理・支援する支社組織の維持費)がかかります。
当然、それらのコストは分散されて、わたしたちが払い込む保険料に盛り込まれています。
代理店型の保険料は、どうしても高くなってしまいます。
保険料の安さを重視するなら、補償・サービスの質が高いダイレクト型自動車保険を探すのが近道です。