SBI損保の自動車保険の、補償、保険料、評判、競合などをご案内します。
SBI損保は、ネット金融事業を展開するSBIグループのダイレクト損保です。
ダイレクト型自動車保険の中でも、保険料の安さが、同社の魅力です。

このページでは、以下の内容を解説しています。
SBI損保は、ネット金融事業を展開するSBIグループのダイレクト損保です。
ダイレクト型自動車保険の中でも、保険料の安さが、同社の魅力です。
このページでは、以下の内容を解説しています。
SBIグループは、ソフトバンクグループから独立した企業グループです。金融サービス事業を中心に約40のグループ企業を擁しています(SBI証券、住信SBI銀行など)。
SBI損保は、2008年創業とダイレクト損保の中でも若い会社ですが、売上を伸ばしています。
下のグラフは、SBI損保とダイレクト損保全体の、売上の伸び率(2019年度の売上高を100としたときの、その後の推移)を比較したものです。
SBI損保は、ダイレクト型の平均を上回るペースで、売上を伸ばしています。
グラフは、おもな損害保険会社の2023年度の売上高(正味収入保険料)ランキングです。
青い棒が代理店型の損保、緑の棒がダイレクト型です。
SBI損保の売上高は、国内で13位、ダイレクト損保の中では6位です。
自動車保険の基本的な補償は、どの商品を選んでも共通しています。商品による差ができるのは、補強するための補償・サービスです。
下表は、SBI損保の自動車保険の、おもな補償・サービスです。★印は自動セットされるものです。赤文字が独自性の強いものです。
対人賠償保険★ |
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対物賠償保険★ |
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人身傷害保険 |
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車両保険 |
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その他の特約・サービス |
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補足説明
ダイレクト型自動車保険は、消費者にプランを作成してもらうため、スッキリとしたわかりやすさが重視されます。そのため、補償・サービスのメニュー数は、代理店型自動車保険より控え目です。
SBI損保の保険料を、7パターンの年齢と等級の組み合わせで、代理店型とダイレクト型(ネット通販)の平均と比較したのが、下のグラフです。
ネットで加入できる自動車保険のほとんどには、インターネット割引があります。
そのほとんどは、1年目の割引が大きくて、2年目以降は小さくなります。ただし、割引の変動の大きさは、商品によって差があります。
35歳10等級で加入したときの、1年目と3年目の保険料を試算し、イーデザイン損保と比較しました。なお、3年間、無事故だった場合です。
1年目もSBI損保のほうが安いですが、3年目になるとその差が開いています。SBI損保の方が、インターネット割引のダウンが小さいからです。
SBI損保の料金設定はもともと割安ですが、長期的に見ると、割安感はさらに高くなります。
➊3つの大手顧客満足度ランキングの事故対応部門の順位と、➋損保各社が公表している実績数値にもとづく苦情発生率及び解約発生率の順位を、下にまとめました。
ピンク色の面積が広いほど優秀です。
各項目の説明
★★★★が満点。★★は、他に魅力があるなら許せるかもしれないレベル。★は、おすすめできないレベル。
経営安定性 | ★★★ |
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SBIグループの安心感 | |
補償・サービス | ★★★ |
特徴は乏しいけれど、実用性は十分。 | |
保険料の安さ | ★★★★ |
ダイレクト型の中でも割安。 | |
加入者の満足度 | ★★ |
軽度のトラブルが多そう | |
総合 | ★★★ |
どこまで品質にこだわる?
SBI損保の品質に不安があるといっても、保険料不払いなど、深刻な問題ではなさそうです。説明がわかりにくいとか、対応が遅いとか、不親切といったような、軽度のトラブルが推測されます。
ある程度経験を積んでいる人なら、許容できるかもしれません。
品質面では期待できますが、保険料は少し上がるかもしれません・・・
候補に加えたい自動車保険
ソニー損保を選んで、保険料を抑えるなら、『安全運転でキャッシュバックプラン』がお勧めです。
いくつかの条件をクリアすれば(難易度は低め)、ダイレクト型の平均より確実に安く出来ます。
自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。
自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。
その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。
このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。
同社のウェブサイト、または電話にてできます。
電話申し込みのときは、申込書を郵送でやり取りすることもあります。
電話申し込みを選ぶと、最大1万2千円のインターネット割引と、500円の証券不発行割引を受けられないので、極力ネットで申し込むことをおすすめします。
SBI損保のウェブサイトでログインすると、継続(更新)の手続きが可能です。
電話による継続の手続きも可能です。ただし、最大1万円のインターネット割引と、500円の証券不発行割引を受けられません。
もし、期日を過ぎても、6日以内であればウェブサイトで手続きできます。それを超えると電話対応になります。
SBI損保のウェブサイトから、もしくは電話にて解約できます。
中断証明書の発行も、ウェブサイトから申請できます。
SBI損保の自動車保険なら、どちらも補償できます。
ファミリーバイク特約を付加すると、補償を受けられますが、対象は原動機付自転車に限られます。それ以外のバイクは、バイク保険の加入をご検討ください。
原動機自転車とは、❶総排気量が125cc以下または定格出力が1.00キロワット以下の二輪車、❷排気量が50cc以下または定格出力が0.6キロワット以下の三輪以上の車両、のいずれかです。
セゾン自動車保険のファミリーバイク特約は、人身傷害あり型と人身傷害なし型があり、こちらのケガの補償が異なります。
人身傷害あり型
補償内容は、下のようになります。
人身傷害なし型
補償内容は、下のようになります。
つまり、人身傷害なし型を選ぶと、相手がある事故のときには、こちらのケガは補償されません。
なお、補償される人の範囲はどちらの型も同じで、❶記名被保険者、❷その配偶者、❸同居の親族、❹別居の未婚の子、です。
自転車の補償は、自転車事故補償特約を付けることで、可能になります。
この特約一つで、事故の相手への損害賠償も、こちらのケガの治療も補償されます。
損害賠償責任保険 | 相手への損害賠償。1事故につき1億円限度。 | |
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こちらの補償 | 死亡保険金 | 1名につき1,000万円。 |
後遺障害保険金 | 1名につき40~1,000万円。 | |
医療保険金 | 治療日数が5日以上で5万円。 |
なお、個人賠償責任危険補償特約でも、相手に対する損害賠償は補償されますが、こちらの死傷を補償できません。
自動車保険のロードサービスは、どれもサービスメニューは似通っています。
違いが出やすいのは、次の点です。
SBI損保の場合、無料でレッカー搬送する距離は50kmまでと平均的です。
また、現場応急対応は、30分程度の作業まで無料と、これも平均的です。
そして、出先で車が故障したときの、宿泊費用や帰宅費用も補償されます。
全体的に見ても、業界の標準的なサービス内容で、これと言った特色はありません。