ソニー損保の自動車保険の、補償、保険料、評判、競合などをご案内します。
ソニー損保は、エレクトロニクス産業などで有名なソニー・グループのダイレクト(ネット通販)損保会社です。
ダイレクト損保の中では、2002年以来売上高トップを走っています。
![](images/logo_sony.png)
このページでは、同社の自動車保険について、以下の内容をご案内します。
![](images/cm_sony2014.jpg)
ソニー損保は、エレクトロニクス産業などで有名なソニー・グループのダイレクト(ネット通販)損保会社です。
ダイレクト損保の中では、2002年以来売上高トップを走っています。
このページでは、同社の自動車保険について、以下の内容をご案内します。
ソニーというと、電気製品の印象が強いですが、金融分野にも事業展開しています。
ソニーグループの売上高は、三大損保グループ(東京海上グループ、MS&ADグループ、SOMPOグループ)を、大きく上回っています。
グラフは、おもな損害保険会社の2023年度の売上高(正味収入保険料)ランキングです。
青い棒が代理店型の損保、緑の棒がダイレクト型です。
ソニー損保は、業界全体では7位です。ダイレクト損保の中ではトップです。
自動車保険の基本的な補償は、どの商品を選んでも共通しています。商品による差ができるのは、補強するための補償・サービスです。
下表は、ソニー損保の自動車保険の、おもな補償・サービスです。★印は自動セットされるものです。赤文字が独自性の強いものです。
対人賠償保険★ |
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対物賠償保険(対物超過修理費用を含む)★ |
人身傷害保険★ |
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車両保険 |
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その他の特約・サービス |
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全体としてはシンプルな補償内容ですが、車両保険はダイレクト型の中では強力です。
ソニー損保では、自動車事故のときに、現場に駆けつけて支援・代行してくれるサービスが、加入者全員に無料で提供されています。
駆けつけるのは、警備保障会社セコムの警備員で、事故の現場やるべきこと、安全の確保、関係各所への連絡、事故状況の確認、損保会社への報告などを代行してくれます。
ソニー損保の保険料を、7パターンの年齢と等級の組み合わせで、代理店型とダイレクト型(ネット通販)の平均と比較したのが、下のグラフです。
ソニー損保は「安全運転でキャッシュバックプラン」を選ぶと、最大で保険料の30%がもどります。
キャッシュバックを受けるためには、安全運転の基準をクリアしなければなりません。ただし、実績を見る限り、そんなに難しくはないようです。
下図は、同社のウェブサイトに掲載されていた実績です。
これによると、このプランを選んだ人たちの80.1%が最大のキャッシュバック(保険料の30%)を受けています。
なお、安全の運転ができているかをチェックするために、専用デバイスを車に常設し、スマホアプリをインストールしなければなりません。
仮に30%のキャッシュバックを受けられたら、実質の保険料負担は下のようになります。
ダイレクト型自動車保険のほとんどは、年間走行距離によって、保険料が変動します。走行距離が長いほど、保険料は高くなります。
商品によっては、走行距離が当初の予定を大幅に超えたら、追加の保険料を徴収されます。
しかし・・・
走行距離が当初の予定を大きく下回ったときに、保険料がもどるのはソニー損保だけです。
払い過ぎた保険料が、くりこし割引として、翌年の保険料から差し引かれます。
➊3つの大手顧客満足度ランキングの事故対応部門の順位と、➋損保各社が公表している実績数値にもとづく苦情発生率及び解約発生率の順位を、下にまとめました。
どの項目も、ピンク色の面積が広いほど優秀です。
各項目の説明
★★★★が満点。★★は、他に魅力があるなら許せるかもしれないレベル。★は、おすすめできないレベル。
経営安定性 | ★★★★ |
---|---|
ソニーグループの安定感 | |
補償・サービス | ★★★ |
ダイレクト型として、充実度はやや高い | |
保険料の安さ | ★★★ |
標準プランだとダイレクト型の相場よりやや高い。キャッシュバックプランなら相場以下になる可能性大 | |
加入者の満足度 | ★★★★ |
顧客満足度は業界トップクラス | |
総合 | ★★★ |
補足説明
「安全運転でキャッシュバックプラン」を選んで、30%のキャッシュバックプランを受け取ることができるなら、★4つのお勧めです。
条件をクリアするのはそんなに難しくなさそうですが、やってみなければわかりません。それで、★3つとしました。
品質面で期待できる上に、保険料をもっと安くできそうです。
候補に加えたい自動車保険
自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。
自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。
その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。
このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。
同社のウェブサイト、または電話にてできます。
電話申し込みのときは、申込書を郵送でやり取りすることもあります。
電話申し込みを選ぶと、1万円のインターネット割引を受けられないので、極力ネットで申し込むことをおすすめします。
ソニー損保のウェブサイトでログインすると、継続(更新)の手続きが可能です。
電話による継続の手続きも可能ですが、2000円のインターネット割引(ただし初回のときもネット申込だと、2年めに限り5000円)を受けられません。
なお、期日を過ぎても、1ヵ月以内で継続手続きできますが、補償内容は「基本プラン」になります。
また、期日から20日以内ならウェブサイトで手続きできますが、それを過ぎると電話のみとなります(インターネット割引なし)。
ソニー損保のウェブサイトから、もしくは電話にて解約できます。
中断証明書の発行も、ウェブサイトから申請できます。
ソニー損保の自動車保険なら、どちらも補償できます。
ファミリーバイク特約を付加すると、補償を受けられますが、対象は原動機付自転車に限られます。それ以外のバイクは、バイク保険の加入をご検討ください。
原動機自転車とは、❶総排気量が125cc以下または定格出力が1.00キロワット以下の二輪車、❷排気量が50cc以下または定格出力が0.6キロワット以下の三輪以上の車両、のいずれかです。
セゾン自動車保険のファミリーバイク特約は、人身傷害型と自損傷害型があり、こちらのケガの補償が異なります。
人身傷害型
補償内容は、下のようになります。
自損傷害型
補償内容は、下のようになります。
自損傷害型を選ぶと、相手がある事故のときには、こちらのケガは補償されません。
なお、補償される人の範囲はどちらの型も同じで、❶記名被保険者、❷その配偶者、❸同居の親族、❹別居の未婚の子、です。
自転車の補償は、個人賠償特約と人身傷害保険との組み合わせで可能です。
個人賠償特約
この特約があると、自転車事故に限らず、日常生活に起因する偶然の事故で、他人に損害を与えたときに、損害賠償(上限は1事故あたり3億円)できます。
人身傷害保険
この保険自体は、自動車の運転者や同乗者が死傷したときの補償です(死亡保険金や治療費が出ます)。
ただし、補償される事故の範囲を最大に指定すると、こちらが自転車運転中の自動車事故も、補償されます。
あくまでも、相手が自動車の事故に限られます。相手が人や自転車のときは、お金は出ません。
自動車保険のロードサービスは、どれもサービスメニューは似通っています。
違いが出やすいのは、次の点です。
ソニー損保の場合、無料でレッカー搬送する距離は100kmまでと、平均レベルを超えています。
また、現場応急対応は、30分程度の作業まで無料とする他社が多い中、時間制限を設けていません。これも平均以上です。
そして、出先で車が故障したときの、宿泊費用(ペットホテル代を含む)や帰宅費用も補償されます。
全体的に見て、業界の平均レベルを超えるサービス内容です。