セコム損保の自動車保険の、補償、保険料、評判、競合などをご案内します。
セコム損保は、国内トップの警備保障会社セコムのグループ会社です。

このページでは、同社の自動車保険について、以下のことを解説しています。
セコム損保は、国内トップの警備保障会社セコムのグループ会社です。
このページでは、同社の自動車保険について、以下のことを解説しています。
セコム損保は、名前からわかるように、国内トップの警備保障会社セコムのグループ会社です。
もとをたどると、1950年設立の東洋火災海上保険株式会社までさかのぼります。
下のグラフは、おもな損害保険会社の2023年度の売上高(正味収入保険料)ランキングです。
青い棒が代理店型の損保、緑の棒がダイレクト型です。
セコム損保は、業界全体では11位、ダイレクト損保の中では4位です。
ほとんどの損害保険会社は、自動車保険が主力商品です。セコム損保は数少ない例外の一つです。
図は、2023年度の保険ごとの売り上げに占める割合です。
セコム損保 売上の内訳
このような状況なので、自動車保険だけの売上高は楽天損保に近いです。
補足説明
セコム損保の自動車保険参入は1999年で、ソニー損保やアクサダイレクトなどと同じ頃でした。現在ではかなり差がついています。
営業力などの差もあるのでしょうが、セコム損保は自動車保険の売上拡大に、他より不熱心なようにも見えます。
自動車保険の基本的な補償は、どの商品を選んでも共通しています。商品による差ができるのは、補強するための補償・サービスです。
下表は、セコム損保の自動車保険の、おもな補償・サービスです。★印は自動セットされるものです。赤文字が独自性の強いものです。
対人賠償保険★ |
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対物賠償保険★ |
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人身傷害保険★ |
以下は人身傷害保険に入らないときに自動セット。
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車両保険 |
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その他の特約・サービス |
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補足説明
ダイレクト型自動車保険は、消費者にプランを作成してもらうため、スッキリとしたわかりやすさが重視されます。そのため、補償・サービスのメニュー数は、代理店型自動車保険より控え目です。
セコム損保では、自動車事故のときに、現場に駆けつけて支援・代行してくれるサービスが、加入者全員に無料で提供されています。
駆けつけるのは、警備保障会社セコムの警備員で、事故の現場やるべきこと、安全の確保、関係各所への連絡、事故状況の確認、損保会社への報告などを代行してくれます。
同様のサービスを提供するところは少しずつ増えていますが、まだまだ少ないです。
自動車保険の保険料を、7パターンの年齢と等級の組み合わせで、代理店型とダイレクト型(ネット通販)の平均と比較したのが、下のグラフです。
ネットで加入できる自動車保険のほとんどには、インターネット割引があります。
そのほとんどは、1年目の割引が大きくて、2年目以降は小さくなります。ただし、割引の変動の大きさは、商品によって差があります。
35歳10等級で加入したときの、1年目と3年目の保険料を試算し、イーデザイン損保と比較しました。なお、3年間、無事故だった場合です。
1年目はセコム損保のほうが高いですが、3年目になると逆転しています。セコム損保の方が、インターネット割引のダウンが小さいからです。
セコム損保の保険料は、もともと割安感があります。複数年で他社と比較すると、割安感がさらに高くなります。
セコム損保の自動車保険は補償内容をけずることで保険料が安くなる機能が、ライバル商品より充実しています。
保険料を下げる方法
上の3つすべてを実施したときにどのくらい保険料を下げられるか、シミュレーションしました。
35歳10等級、車両保険なしでの、年払い保険料比較です。
お勧めプラン(値下げ前) | 36,670円 |
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値下げ策を実施後 | 21,730円 |
大幅に値下げできました。
値下げの効果が高く、そのわりにリスクは小さいです。
➊3つの大手顧客満足度ランキングの事故対応部門の順位と、➋損保各社が公表している実績数値にもとづく苦情発生率及び解約発生率の順位を、下にまとめました。
ピンク色の面積が広いほど優秀です。
どの大手ランキングでも、回答数が規定数を下回ると、順位をつけません。セコム損保の売上規模が小さいので、回答不足になっている可能性が高いです。
各項目の説明
★★★★が満点。★★は、他に魅力があるなら許せるかもしれないレベル。★は、おすすめできないレベル。
経営安定性 | ★★★ |
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セコムグループの安心感 | |
補償・サービス | ★★★ |
特徴は乏しいけれど、実用性は十分。 | |
保険料の安さ | ★★★★ |
ダイレクト型の中でも割安。 | |
加入者の満足度 | ★★ |
苦情の少ないものの、全体的には未知数 | |
総合 | ★★★ |
どこまで品質にこだわる?
セコム損保の品質に不安があるといっても、保険料不払いなど、深刻な問題ではなさそうです。説明がわかりにくいとか、対応が遅いとか、不親切といったような、軽度のトラブルが推測されます。
ある程度経験を積んでいる人なら、許容できるかもしれません。
候補に加えたい自動車保険
ソニー損保を選んで、保険料を抑えるなら、『安全運転でキャッシュバックプラン』がお勧めです。
いくつかの条件をクリアすれば(難易度は低め)、ダイレクト型の平均より確実に安く出来ます。
自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。
自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。
その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。
このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。