イーデザイン損保の自動車保険の、補償、保険料、評判、競合などをご案内します。
イーデザイン損保は、国内3大損保グループの一つ、東京海上グループに属するダイレクト(ネット通販)型損保会社です。
ダイレクト型損保の中でも若い会社ですが、グループの力強いバックアップを受けて、着実に成長しています。
このページでは、イーデザイン損保の自動車保険について、以下の内容をご案内します。
イーデザイン損保とはどんな会社なのですか?
イーデザイン損保は、東京海上グループのダイレクト(ネット通販)型損険会社です。
日本の損保業界には、3つの大きな企業グループがあります。
イーデザイン損保は、そのひとつ、東京海上グループのダイレクト(ネット通販)型損保会社です。
東京海上グループの中核企業は、東京海上日動火災保険株式会社です。
イーデザイン損保自体は2009年設立の若い会社ですが、東京海上グループという日本有数の企業グループがバックにいます。
イーデザイン損保の自動車保険の、補償内容のメリット・デメリットを教えてください
イーデザイン損保『&e(アンディー)』の補償内容・サービスをご案内します。
自動車保険は、どの商品を選んでも、決定的な違いはありません。
というのは、自動車保険の基本的な補償やしくみは、業界内で統一されているからです。
損保会社によって違いが出るのは、付加的な補償・サービスです。
イーデザイン損保の自動車保険の、補償の概要を下表にまとめました。
赤い文字が、他社と比べたときの、特徴的な補償内容です。また、*印は自動セットされます。
対人賠償保険* |
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損害賠償金に加えて、以下の保険金が出ます。
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対物賠償保険* |
以下の特約を付加できます。
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人身傷害保険* |
以下の保険、特約を付加できます。
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車両保険 |
以下の特約を付加できます。
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その他の特約・サービス |
以下の特約があります。
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ロードサービス* |
以下の点がサービスメニューがあります。
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全体的にはシンプルでわかりやすい補償・サービスですが、ポイントを絞って特色を出しています。
とくに注目されるのが「安心センサー」による安全運転サポートです。
同じようなサービスを専用ドライブレコーダーを使って実現している商品はいくつもあります(ほとんどは代理店型自動車保険)。しかし、専用デバイスを加入者全員に配布するのはイーデザイン損保だけです。
安心センサー
安心センサーを車に設置すると、専用スマホアプリを通して、次のようにサービスが提供されます。
- 事故を自動検知・記録
- 1タップで損保会社に事故連絡
- 日々の運転をスコア化
イーデザイン損保のロードサービスは、長距離ドライバーには、物足りないかも・・・
ロードサービスの内容はどの自動車保険も似ていますが、次のようなサービスの有無で差が出ます。
- 宿泊費用とか帰宅費用の補償(特約にて提供)。
- 修理後の車の搬送費用の補償。
- 車が走行できなくなったことで生じたキャンセル料の補償。
- ペットホテル代の補償。
人によってはやり過ぎと感じられるかもしれませんが、こうしたサービスを提供する自動車保険は増えています。
ところが、イーデザイン損保のロードサービスのメニューに、これらの補償はありません。
長距離のドライブをよくする方々はご注意ください。
事故のときに現場に駆けつけてサポートしてくれるサービスがあります。
自動車事故のときに、現場に駆けつけて支援・代行してくれるセコム事故現場急行サービスが、加入者全員に無料で提供されます。
駆けつけるのは警備保障会社セコムの警備員で、事故現場の安全の確保、関係各所への連絡、事故状況の確認、損保会社への報告などを代行してくれます。
同じサービスを提供するところが少しずつ増えていますが、まだ少ないです。
イーデザイン損保の自動車保険の保険料は、他のダイレクト(ネット通販)型と比べてどうですか?
イーデザイン損保の保険料は、ダイレクト(ネット通販)型の平均に近い価格設定です。
イーデザイン損保の保険料を、7パターンの年齢と等級で見積もりシミュレーションし、代理店型とダイレクト(ネット通販)型の相場(平均)と比べました。
全パターンとも、代理店型よりは安いものの、ダイレクト型より高くなりました。
実は、イーデザイン損保「&e」にはインターネット割引がありません。他社のインターネット割引は1年目の割引がとくに大きいです。「&e」はそれがないので、どうしても1年目は割高になります。
ただし、2年目以降はダイレクト型の平均に近い金額になります。
イーデザイン損保の、事故対応の評判やランキングでの順位はどうですか?
事故対応の評判は、業界内では平均レベルか、それより低いです・・・
自動車保険では、事故が起こってから、損害保険会社が調査や示談交渉をおこなって、保険金額が決まり、支払われます。
そのスムーズさや迅速さに、損害保険会社の実力の差が出ます。
事故対応の品質を知りたければ、公正な顧客満足度調査と苦情の発生状況が参考になります。
オリコン事故対応満足度 | 2024年版での同社の順位は8位でした。 |
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価格.com事故対応満足度 | 2024年版での同社の順位は8位でした。 |
J.D.パワー事故対応満足度 | 2023年版での同社の順位は6位でした。 |
苦情(損保険協会受付分) | 2022年度の苦情件数は、ダイレクト損保としては平均的でした。 |
自動車保険をある程度売り上げている損保会社は15〜16社です。よって、7〜8位が平均レベルと考えられます。
なお、事故対応や顧客対応についての利用者による口コミ情報を、具体的に知りたい方はイーデザイン損保の評判・口コミをご覧ください。
イーデザイン損保の自動車保険の、総合的なおすすめ度は?
事故対応の評判が本物なら、コストパフォーマンスはかなり高いです。
★★★★が満点。★★は、他に魅力があるなら許せるレベル。★は、おすすめできないレベル。
補償の充実度 | ★★★ |
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保険料の安さ | ★★ |
事故対応の評判 | ★★★ |
総合 | ★★ |
イーデザイン損保といっしょに検討した方が良い自動車保険はありますか?
イーデザイン損保と比較したいのは、安さと品質のバランスを重視するダイレクト(ネット通販)型です。
以下の自動車保険と比較してください。それぞれのやり方で、安さと品質のバランスにこだわっています。
- SOMPOダイレクト
- ソニー損保
- セゾン自動車火災は、SOMPOダイレクトに商号変更しました。
ちなみに、SOMPOダイレクトとソニー損保は、イーデザイン損保と同じく、事故現場急行サービスを提供しています。
以下で、各商品の特徴を説明しています。
SOMPOダイレクト
『おとなの自動車保険』が主力商品です。
商品名から想像されるとおり、30〜60代をメインターゲットとしています。この年代の保険料は、他の年代と比べて安く設定されています。
とりわけ、運転する若い子どもが同居する世帯の保険料は割安です。
品質に対する評判はまずまずで、大手損保に近いレベルを期待できます。
大手損保、損保ジャパンのグループ企業という安心感もあります。
ソニー損保
事故対応の評判の高さが、おすすめのポイントです。
上でご案内したランキングでは、代理店型、ダイレクト(ネット通販)型をひっくるめて、事故対応でトップクラスの評判をとっています。
高い品質が評価されてのことか、ダイレクト(ネット通販)型損保の売上高トップを、ここ数年独走しています。
標準的なプランの保険料は、ダイレクト型としては高めです(代理店型より安い)。『安全運転でキャッシュバック』プランを選べば、ダイレクト型の中でも安くなります。
無料一括見積りなら、保険スクエアbang! 自動車保険へ
自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。
- 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
- 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
- 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
- サイトの利用はもちろん無料。
- サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。
自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。
その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。
このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。
イーデザイン損保についてのよくある疑問に、Q&A形式でお答えします。
申し込み、継続、解約などの手続きは、ネットでも電話でもできるのですか?
申し込みの手続き
同社のウェブサイト、または電話にてできます。
電話申し込みのときは、申込書を郵送でやり取りすることもあります。
電話申し込みを選ぶと、最大1万円のインターネット割引を受けられないので、極力ネットで申し込むことをおすすめします。
継続の手続き
イーデザイン損保のウェブサイトでログインすると、継続(更新)の手続きが可能です。
もし、期日を過ぎても、30日以内であればウェブサイトで手続きできます。30日を超えると電話対応になります。
電話による継続の手続きも可能です。
解約の手続き
イーデザイン損保のウェブサイトから、もしくは電話にて解約できます。
ただし、中断証明書を発行してもらうときは、解約手続き前に、電話で申し出なければなりません。
自動車保険で、バイクや自転車の補償もできますか?どうすれば良いですか?
イーデザイン損保の自動車保険なら、どちらも補償できます。
バイクの補償
ファミリーバイク特約を付加すると、補償を受けられますが、対象は原動機付自転車に限られます。それ以外のバイクは、バイク保険の加入をご検討ください。
原動機自転車とは、❶総排気量が125cc以下または定格出力が1.00キロワット以下の二輪車、❷排気量が50cc以下または定格出力が0.6キロワット以下の三輪以上の車両、のいずれかです。
補償内容は、下のようになります。
- 対人賠償保険
- 対物賠償保険
- 自損傷害事故
保険金の種類や保険金額は主契約(自動車の補償)と同じです。
なお、補償される人の範囲は、❶記名被保険者、❷その配偶者、❸同居の親族、❹別居の未婚の子、です。
自転車の補償
自転車の補償は、個人賠償特約と人身傷害保険との組み合わせで可能です。
個人賠償特約
この特約があると、自転車事故に限らず、日常生活に起因する偶然の事故で、他人に損害を与えたときに、1億円を限度に損害賠償できます。
人身傷害保険
この特約自体は、自動車の運転者や同乗者が死傷したときの補償です(死亡保険金や治療費が出ます)。
ただし、補償される事故の範囲を最大に指定すると、こちらが自転車運転中の自動車事故も、補償されます。
あくまでも、相手が自動車の事故に限られます。相手が人や自転車のときは、お金は出ません。
イーデザイン損保のロードサービスの特徴は?
同社のロードサービスは、長距離ドライブが苦手です。
自動車保険のロードサービスは、どれもサービスメニューは似通っています。
違いが出やすいのは、次の点です。
- レッカー搬送で、無料で搬送してくれる距離。
- 現場応急対応で、無料対応してくれる作業の範囲。
- 出先で走行できなくなったときの、宿泊費用、帰宅費用などの補償。
イーデザイン損保の場合、無料でレッカー搬送する距離は60kmまでと平均的です。
一方、現場応急対応は、他社を見ると、30分程度の作業まで無料というのが多いですが、イーデザイン損保は時間による制限がありません。
この点は、競合他社より手厚いと言えそうです。
しかし、出先で車が故障したときに、宿泊費用や帰宅費用までは補償されません。この点は、業界の平均より手薄です。
長距離ドライブ、泊りがけのドライブをされる方には、イーデザイン損保のロードサービスに不安を感じられるかものしれません。
他方、日中に街中を走行するのがほとんどという方々には、必要十分です。