東京海上ダイレクトの自動車保険と『おとなの自動車保険』(SOMPOダイレクト)とを、徹底比較しました!

2つのダイレクト(ネット)型自動車保険を、徹底比較します。

  • セゾン自動車火災は、SOMPOダイレクトに商号変更しました。
  • イーデザイン損保は、東京海上ダイレクトに商号変更しました。

東京海上ダイレクトとSOMPOダイレクトとでは、どちらの方が安全性信頼性が高いですか?

どちらも歴史の浅いダイレクト(ネット)型ですが、背後には大手損保が控えています。

この2社の共通点は、どちらも大手損害保険会社のグループ会社である点です。

東京海上グループ SOMPOグループ
  • 東京海上日動
  • 日新火災
  • 東京海上ダイレクト
  • 東京海上日動あんしん生命
東京海上グループのロゴ
  • 損保ジャパン
  • SOMPOダイレクト
  • SOMPOひまわり生命
SOMPOグループのロゴ

以下は、2023年度の国内損保グループの売上高シェアです(正味収入保険料ベース)。

〔3大損保グループの市場シェア〕 MS&AD 33% 東京海上 28% SOMPO 25% その他 14%

3大損保グループ

  • MS&ADインシュアランスグループ(あいおいニッセイ同和、三井住友海上など)
  • 東京海上グループ(東京海上日動、日新火災など)
  • SOMPOグループ(損保ジャパンなど)

以上のように、東京海上ダイレクトとSOMPOダイレクトのどちらにも、自動車保険を任せる上で、不安はありません。

東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト

どちらの自動車保険の補償内容が、より充実していますか?

保険別、サービス別に、2つの商品の充実度を比較しました。

自動車保険の基本的な仕組みや補償内容は業界内で統一されています。どちらの商品も必要不可欠な機能は完備しています

ただし、基本機能を補強する補償・サービスには商品による差があります。

判定結果は下のようになりました。

東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト

それぞれの自動車保険の補償内容を、おもな保険・サービスに分けて比較しました。

対人賠償保険 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
優劣につながるような大きな違いはない。
対物賠償保険 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
ほぼ同等の補償内容。
人身傷害保険 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
人身傷害保険本体は同等だが、特約は東京海上ダイレクトが充実。
車両保険 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
ほぼ同等の補償内容。
ロードサービス等 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
東京海上ダイレクトは、ダイレクト(ネット)型に中では、サービスメニューが薄い。
総合 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
どちらも、ダイレクト(ネット)型としては充実度高めです。

2社の事故対応は、どちらが好評ですか?

事故対応の評判を、複数の角度から比較しました。

自動車保険では、事故が起こってから、損害保険会社が調査や示談交渉をおこなって、保険金額が決まり、支払われます。

そのスムーズさや迅速さに、損害保険会社の実力の差が出ます。

両社の比較では、以下のような判定結果になりました。

東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト

事故対応の評判を知るには、公正な顧客満足度調査と、苦情件数が参考になります。

オリコン事故対応ランキング 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
オリコンの事故対応ランキング2025年版では、東京海上ダイレクトが4位、『おとなの自動車保険』が9位でした。ただし前年は『おとなの自動車保険』が上でした。
価格.com事故対応ランキング 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
価格.comのランキング2025年版では、東京海上ダイレクトが9位、『おとなの自動車保険』は7位でした。前年も『おとなの自動車保険』が上でした。
J.D.パワー事故対応満足度調査 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
J.D.パワー事故対応ランキング2024年版では、東京海上ダイレクトが2位、『おとなの自動車保険』は5位でした。前の年も東京海上ダイレクトの方が上位でした。
苦情発生率 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
2024年度の苦情発生率は、『おとなの自動車保険』のほうが低いです。前年も同じです。
解約発生率 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
2024年度の解約発生率は、『おとなの自動車保険』のほうが低いです。前年も同じです。
総合 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
客観的データでSOMPOダイレクト『おとなの自動車保険』が優勢。

どちらの自動車保険の方が、保険料は割安ですか?

2つの自動車保険の1年目と3年目の保険料を、見積もり条件をそろえて比較しました。

両社の自動車保険の保険料を、7パターンの年齢と等級の組み合わせで、比較しましたが、結果は以下のようになりました。

東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト

1年目の保険料

1年目(=新規加入時)の保険料を比較しました。対人・対物賠償保険=無制限、人身傷害保険=3000万円、車両保険=100万円の、年払い保険料です。

東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト 20万円 10万円 0 21歳 7等級 26歳 7等級 35歳 10等級 45歳 17等級 55歳 20等級 65歳 20等級 75歳 20等級

全パターンで東京海上ダイレクトのほうが割安になりました。

3年目の保険料

どちらの商品にもインターネット割引があります。割引の大きさは1年目が最大で、2年目から減少し、3年目以降は固定されます。

ここでは、3年目の更新のときの保険料をシミュレーションし、比較しました。無事故で、保険を使っていないものとします。見積もり条件は1年目と同じです。

東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト 20万円 10万円 0 21歳 7等級 26歳 7等級 35歳 10等級 45歳 17等級 55歳 20等級 65歳 20等級 75歳 20等級

どちらも1年目より金額はアップしていますが、やはり東京海上ダイレクトの方が割安です。

留意点

ここでは、平均的な見積もり条件とシンプルな補償プランで比較しています。すべての方に当てはまるものではありません。必ずご自分の条件で見積もりを比較してください。

2つの自動車保険は一長一短です。ニーズに合う、合わないでご判断ください。

ここまでいろいろな切り口で勝敗を判定しましたが、振り返ると下のようになります。

安全性、信頼性 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
補償内容の充実 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
事故対応の評判 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
保険料の割安感 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト
総合 東京海上ダイレクト SOMPOダイレクト

どちらも1勝1敗2引き分けで、優劣はありません。

ただし、年代によっては『おとなの自動車保険』はかなり割高になるので(とくに21〜29歳)、当てはまる方々にはお勧めしにくいです。

勝敗無し

東京海上ダイレクト、『おとなの自動車保険』(SOMPOダイレクト)と一緒に、検討した方が良い自動車保険はありますか?

コストパフォーマンスに優れているこちらの商品も、候補に加えてください。

こちらの自動車保険と比較してください。

  • ソニー損保

事故対応の評判の高さが、おすすめのポイントです。

上でご案内したランキングでは、代理店型、ダイレクト(ネット)型をひっくるめて、事故対応でトップクラスの評判をとっています。

高い品質が評価されてのことか、ダイレクト(ネット)型損保の売上高トップを、ここ数年独走しています

標準的なプランの保険料は、ダイレクト(ネット)型としては高めです。『安全運転でキャッシュバック』プランを選べば、ダイレクト(ネット)型の中でも安くなります。

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国360店舗)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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