東京海上ダイレクトと三井ダイレクト損保の自動車保険を、徹底比較しました!
2つのダイレクト(ネット)型自動車保険を、徹底比較します。



2つのダイレクト(ネット)型自動車保険を、徹底比較します。
東京海上ダイレクトは東京海上グループの、三井ダイレクト損保はMS&ADインシュアランス・グループの、ダイレクト(ネット)型損害保険会社です。
東京海上グループとMS&ADインシュアランス・グループは、国内の損保市場で大きなシェアを握る、巨大損保グループです。
以下は、2023年度の国内損保グループの売上高シェアです(正味収入保険料ベース)。
3大損保グループ
このように、東京海上ダイレクトと三井ダイレクト損保のどちらにも、自動車保険を任せる上で、不安はありません。
東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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自動車保険の基本的な仕組みや補償内容は業界内で統一されています。どちらの商品も必要不可欠な機能は完備しています。
ただし、基本機能を補強する補償・サービスには商品による差があります。
判定結果は下のようになりました。
東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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補償の種類ごとに、2つの自動車保険の補償内容を比較したのが下表です。
対人賠償保険 | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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東京海上ダイレクトは、対人賠償保険金に、対人臨時費用保険金が加算される。 | ||
対物賠償保険 | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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両社とも、ほとんど同じ補償内容。 | ||
人身傷害保険 | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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人身傷害保険そのものは同レベル。付加できる特約は、東京海上ダイレクトの方が多い。 | ||
車両保険 | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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特約の品ぞろえで三井ダイレクト損保が一歩リード。 | ||
ロードサービス | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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東京海上ダイレクトは、ダイレクト(ネット)型としてはサービスメニューが少ない。 | ||
プラン作成の自由度 | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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三井ダイレクト損保の方が、自動セットが少ない。 | ||
総合 | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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大きな差はないが、三井ダイレクト損保がやや優勢。 |
どの自動車保険でも、保険契約どおりに補償してくれます。しかし、わかりやすさ、納得感、迅速さ、親切さ等には差があります。
東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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事故対応の評判を知るには、公正な顧客満足度調査と、苦情件数が参考になります。
オリコン顧客満足度ランキング | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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『オリコン顧客満足度ランキング自動車保険2025』によると、東京海上ダイレクトは4位、三井ダイレクト損保は3位。前年も続きの順位でした。 | ||
価格.com満足度ランキング | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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『価格.com自動車保険満足度ランキング2025』によると、東京海上ダイレクトは9位、三井ダイレクト損保は圏外。前年も東京海上ダイレクトの方が上位でした。 | ||
J.D.パワー事故対応満足度調査 | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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『J.D.パワー事故対応満足度調査2024』によると、東京海上ダイレクトは2位、三井ダイレクト損保は4位。その前年も、東京海上ダイレクトの方が上でした。 | ||
苦情発生率 | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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2024年度の苦情発生率は、三井ダイレクト損保の方が低い。 | ||
解約発生率 | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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2024年度の解約発生率は、三井ダイレクト損保の方が低い。 | ||
総合 | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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客観的データで三井ダイレクト損保が優勢。ただし差は小さいです。 |
両社の自動車保険の保険料を、7パターンの年齢と等級の組み合わせで、比較しましたが、結果は以下のようになりました。
東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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1年目(=新規加入時)の保険料を比較しました。対人・対物賠償保険=無制限、人身傷害保険=3000万円、車両保険=100万円の、年払い保険料です。
見積もり条件によって優劣が入れ替わっています。全体としては同レベルと言えそうです。
どちらの商品にもインターネット割引があります。割引の大きさは1年目が最大で、2年目から減少し、3年目以降は固定されます。
ここでは、3年目の更新のときの保険料をシミュレーションし、比較しました。無事故で、保険を使っていないものとします。見積もり条件は1年目と同じです。
細かく比較すると、三井ダイレクト損保のほうが安くなる確率が高いです。ただし、差は小さいので、全体としては同レベルと言えそうです。
留意点
ここでは、平均的な見積もり条件とシンプルな補償プランで比較しています。すべての方に当てはまるものではありません。必ずご自分の条件で見積もりを比較してください。
ここまでいろいろな切り口で勝敗を判定しましたが、振り返ると下のようになります。
安全性、信頼性 | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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補償内容の充実 | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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事故対応の評判 | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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保険料の割安感 | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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総合 | 東京海上ダイレクト | 三井ダイレクト損保 |
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大きな差はないと思われますが、三井ダイレクト損保の優勢です。
【勝者】
こちらの自動車保険と比較してください。
以下で、各商品の特徴を説明しています。
『おとなの自動車保険』が主力商品です。
商品名から想像されるとおり、30〜60代をメインターゲットとしています。この年代の保険料は、他の年代と比べて安く設定されています。
とりわけ、運転する若い子どもが同居する世帯の保険料は割安です。
品質に対する評判はまずまずで、大手損保に近いレベルを期待できます。
大手損保、損保ジャパンのグループ企業という安心感もあります。ちなみに、以前はセゾン自動車火災という会社名でした。
事故対応の評判の高さが、おすすめのポイントです。
上でご案内したランキングでは、代理店型、ダイレクト(ネット)型をひっくるめて、事故対応でトップクラスの評判をとっています。
高い品質が評価されてのことか、ダイレクト(ネット)型損保の売上高トップを、ここ数年独走しています。
標準的なプランの保険料は、ダイレクト(ネット)型としては高めです。『安全運転でキャッシュバック』プランを選べば、ダイレクト(ネット)型の中でも安くなります。
自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。
自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。
その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。
このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。