イーデザイン損保の自動車保険の評判はどうですか?
世間でのイーデザイン損保の自動車保険の評判・評価を、統計データをもとに分析しました。
自動車保険に対する口コミはネット上をはじめとして数限りなくあります。しかし、それらから世間での評価の全体像をつかむのは難しいです。
「たまたま出来の悪い担当者にあたった」とか「他の損保会社でも同じ対応になるはず」とか「誤解にもとづく批判」などと思える口コミが少なからずあるからです。
そこで、客観性の高い統計データの分析を通して、世間での評判・評価を探ります。

イーデザイン損保は苦情が少ない会社ですか?多い会社ですか?
イーデザイン損保の苦情発生率を、他のダイレクト損保と比較しました。
損保各社と日本損害保険協会は、それぞれの損保会社に対する苦情件数を定期的に公表しています。
そこで、イーデザイン損保の苦情発生率を、他のダイレクト損保と比較しました。
下のグラフは、おもなダイレクト損保の2020年度の売上高100万円あたりの苦情件数です。
ダイレクト損保の苦情発生率
補足説明
損保各社と日本損害保険協会とが公表するのは会社全体の苦情件数だけです。損保会社よって取り扱う契約件数が異なるので、苦情件数の比較だけでは、多いか少ないかを判定できません。
そこで、売上高の大きさを基準にして、苦情の多い少ないを判定しました。
しかしこのやり方だと、代理店型損保とダイレクト損保との比較は不公平になります。個人向け小口販売がメインのダイレクト損保の方が、あきらかに不利です。
その点に配慮して、上ではダイレクト損保だけで比較しました。

イーデザイン損保は途中解約が少ない会社ですか?多い会社ですか?
イーデザイン損保の自動車保険の解約発生率を、他の損保会社と比較しました。
損保各社は、自動車保険の解約金の金額を毎年度公表しています。
それをもとに、年間の解約発生率を算出できます。
代理店型・ダイレクト型を合わせた中での順位
下のグラフは、おもな損保会社の2020年度の解約発生率です。
自動車保険解約発生率
ダイレクト型だけの中での順位
上のグラフから、ダイレクト型自動車保険だけを抜き出しました。ただし、セコム損保と楽天損保は代理店販売も手掛けています。
解約発生率(ダイレクト型)
補足説明
解約の理由は、不満だけではありません。廃車や運転免許返納などで解約することもあります。
ですから、差が小さいときは、顧客満足度は同レベルと見なすのが無難です。
しかし、あきらかに他と差があるなら、不満による解約が多いかもしれません。

イーデザイン損保の自動車保険は人気がありますか?売れていますか?
イーデザイン損保の自動車保険の、最近の売り上げの伸び率を、他の損保会社と比較しました。
自動車保険は原則1年契約で、しかも満期で他社に乗り換えてもデメリットがありません。よって、評判や人気が売上高に反映されやすい保険と考えられます。
そこで、自動車保険の売上高の伸び率を調べました。比較のために、損保業界(=代理店型+ダイレクト型)平均と、ダイレクト型の平均も載せました。
自動車保険 売上高伸び率
補足説明
イーデザイン損保の伸び率とダイレクト損保の平均とを比べると、相対的にイーデザイン損保が失速しつつあるように見えます。
同社はダイレクト損保の中でも後発ですから、改めて追撃態勢を整えてほしいです。
イーデザイン損保の自動車保険の、評判・評価をまとめました。
ここまでにご案内したイーデザイン損保の自動車保険についての評判・評価は次の通りでした。
イーデザイン損保の評判・評価
- 苦情、解約とも業界内の平均レベルです。悪くはないけれど、顧客満足度が高いと言えるほどではないようです。
- 売上を伸ばしていますが、勢いはもうひとつです。人気商品と言えるほどではないようです。
補足説明
東京海上グループということで、消費者は品質の高いサービスを期待しがちだと思いますが、そこまでの品質には達していないようです。
ただ、ダイレクト型の平均に近い割安な保険料で、業界標準レベルのサービスを受けられるのなら、選ぶ価値はあると思われます。

無料一括見積りなら、保険スクエアbang! 自動車保険へ
自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。
- 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
- 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
- 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
- サイトの利用はもちろん無料。
- サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。
その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。
このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。