購入した車の納車日に合わせて、タイミングよくオトクな自動車保険に加入したいです。うまく進めるコツを教えてください。
自動車保険を納車に間に合わせたいだけなら、車の販売店への丸投げが楽です。ただし、保険料は割高になります。
手軽さを最優先するなら、車の販売店に丸投げするのが楽ちんです。車の販売店は、例外なく損害保険の代理店をやっています。
納車の予定なども把握していますから、任せておけばうまくやってくれるはずです。
ただし、車の販売店が取り扱っている自動車保険は、代理店型自動車保険です。しかも、その販売店が取り扱っている損保会社の自動車保険に、決め打ちされてしまいます。選択の余地は乏しいし、保険料は割高になります。
割安な保険料を実現するなら、車の販売店に丸投げしないで、ご自分で検討し、選定し、手続きしなければなりません。
そのための、お手軽で確実な方法を、ご案内します。
ポイントは、複数の自動車保険の比較・検討の効率化です。
自動車保険の加入手続きは簡単かつスピーディです。以下のように、納車直前の申込でも間に合います。
- 代理店型自動車保険は、納車当日の申込でも、業務時間内に契約手続きを終わらせることができれば、間に合います。
- ダイレクト(ネット通販)型自動車保険は、納車日前日までの申込であれば、翌日から補償を受けられます。
よって、どの自動車保険に入るか決まれば、後はすんなりいきそうです。
しかし、候補となる商品を絞り込んで、どれに入るかを決定するプロセスは、そんなに単純ではありません。
ここをどれだけすみやかに進められるかが、鍵になりそうです。
無料の一括見積もりサービスを活用すれば、おもな自動車保険の比較検討が、スムーズです。
今日では、ほとんどの損保会社のウェブサイトに行けば、わかりやすいシミュレーション(保険料見積もり)機能が提供されています。
《無料の一括見積もりサービス》で効率化
しかし、自動車保険を販売している損保会社は、24社もあります。そのすべてを、条件設定を等しくして見積もりするのは、かなりの手間と労力になります。
数が多いこともありますが、商品の仕組みや言葉遣いが少しずつ違っていることも、障害になります。
しかも、代理店型自動車保険の場合、限られた補償プランしか見積もりできない商品がいくつもあります。
そうした課題を一気に解決できるのが、無料の一括見積もりサービスです。
一社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の見積もりが、一気に手元に集まります。
《無料の一括見積もりサービス》を使った手順
以下のような手順で見積もり比較を進めると、意外とスムーズに進められます。
過去に自動車保険に入っていた人は、そのときの補償プランを、〈仮の補償プラン〉にして見積もりすると楽です。
事前に〈仮の補償プラン〉を決められなければ、ノープランのまま《無料の一括見積もりサービス》に取り掛かってください。
初めは不安かもですが、分かりやすいガイドがあるので、意外とあっさり進められます。
補償プランの修正は後でできます。まずは、同一のプランで主要な自動車保険の見積もりを作成し、比較することを優先しましょう。
ご自分の使用条件(年齢、等級、車の用途などなど)に照らして、メリットの最も大きな自動車保険を絞り込みます。
加入したい商品が決まったら、その損保会社のウェブサイトで、補償プランを最終決定しましょう。必要なら損害保険会社や代理店に連絡して、納得の補償プランにしましょう。
ちなみに、おすすめの《無料の一括見積もりサービス》なら、補償プランを各損保会社のウェブサイトに転送してくれます。
補償プランが固まったら、申し込みです。上で説明したとおり、申込みの手続き自体は、すぐです。
なお、納車日がずれても
大きなズレでなければ、保険料が変わる可能性は低いです。ただ、大幅にズレると、保険料が変わるかもしれません。
下で詳しく説明しています。
自動車保険の加入には、車検証が必要と聞きました。車検証ができるのを持っていたら、じっくりと検討する余裕がなくなりそう・・・
自動車保険の見積もりは、車検証ができる前から可能です。購入する車が確定した時点で、その車両の型式を、車販売店から聞き出しておきましょう。
車検証を交付されてから、ナンバープレートが取得されて、車両に取り付けられます(これらのことは、車の販売店がやってくれます)。車検証の交付から納車まで、スムーズにいけば1~2週間くらいでしょうか。
ただ、新車の場合は車の人気などに大きく左右されます。新車でなくても、追加オプションがあると、納車が遅れることがあります。
車検証の交付があってから、自動車保険の比較検討を始めるのでは、十分な時間を確保できないかもしれません。
自動車保険の見積もりでは、車検証に記載される情報が必要になりますが、逆に言うと、情報がありさえすれば、車検証の現物は必要ありません。
車検証に記載される項目のうち、見積もりで必要となるのは、以下です。
- 車両の型式
- 車両の年式(車両保険を付ける場合必要)
- 車両所有者(自動車保険によっては不要)
- 車両のナンバー(自動車保険によっては不要)
車両所有者が誰かは、こちらが決めることなので、車検証がなくてもわかります。
車両の型式は、モデルや年式によって決まっていますから、車検証ができていなくともわかります。ネットなどで自分で調べることもできますが、車の販売店に確認すればまちがいありません。
自動車保険によっては、見積の段階で車両ナンバーの入力を求められます。車両ナンバーは、車検証ができるまでわかりません。しかし、できるのを待っていたら、時間がかかってしまいます。
幸い、車両ナンバーの情報は、保険料や補償内容には影響しません。とりあえず、何でもいいので、仮のナンバーを入力して、見積もりを進めましょう。
もちろん、正式に申し込むときには、車検証に記載されている正式なナンバーを申告してください。
保険開始日=納車日が、大きく変更になったら、見積もりの保険料が変わるかもしれません。そのときは、納車日が決定した時点で、再見積もりしましょう。
自動車保険の見積もりをするときに、保険開始日(補償を開始する日)を指定しなければなりません。保険開始日は原則として納車日になります。つまり、自動車保険の見積もりをする時点で、納車日が決まっていた方が好ましいです。
しかし、車の購入を決めてすぐに納車日が決まるわけではありません。納車予定日なら、ある程度早い段階でわかるとしても、前後にずれる恐れがあります。
ほとんどの場合、そんなに神経質になることはありません。契約条件や補償内容が同じままなら、保険開始日が1ヵ月やそこらずれただけで、見積もり結果(保険料の安さの優劣)に違いは出ません。
ただ、タイミングが悪いと、保険開始日がずれることで、保険料の安さが入れかわる危険があります。
- 誕生日が来て、年齢が上がるとき。
- 特定の保険会社の保険料改定日をまたいでしまったとき。
- 車両価格の見直しの時期をまたいでしまったとき。
いずれにしても、納車日のズレ幅が、ご自分の誕生日か、あるいは月をまたぐときは、要注意です。保険料が変わりやすくなります。
いずれかに当てはまるときは、納車日が決定した時点で、見積もりを取り直した方が安全です。
再見積もりするのは、気分的にはウツですが、すでに1度経験しているので、作業としては楽にこなせるでしょう。
すべての自動車保険を再見積もりする必要はないかもしれません。最終選考に残った数社のみの再見積もりでも、良いかもしれません。
補償プランを決めるときに、特に意識することはありますが?
車両保険を付けるかどうかで、迷いそうです。早めに見積もりをして、じっくりと判断してください。
新車であれ、中古車であれ、新しく車を迎えるなら、できるだけキレイな状態で乗りたくなります。
となると、車両保険が気になります。慣れない車両をキズを付けてしまったときに、頼りになるのが車両保険です。
そんな心強い車両保険ですが、保険料が高いです。車両保険を付けると、自動車保険全体の保険料が1.5〜2倍に跳ね上がります。
そんな車両保険なので、保険料を調節できるように、〈免責金額〉とか〈保険金額〉とか〈補償される事故の範囲〉とか〈車対車免ゼロ特約〉などを設定できるようになっています。
調節できるのはありがたいものの、複雑化しているので、迷う危険があります。
余裕を持って判断するために、早めに見積もりをして、実際の金額をもとにじっくり検討することを、おすすめします。
無料一括見積りなら、保険スクエアbang! 自動車保険へ
自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。
- 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
- 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
- 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
- サイトの利用はもちろん無料。
- サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。
自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。
その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。
このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。