車を買い換えることになりました。こういうとき、自動車保険の等級の取り扱いはどうなりますか?

車を買い換えても、前の車の等級を引き継ぐことができます。手続きは簡単ですが、保険料は変わるかもしれません。

すでに車を所有していて、自動車保険に加入している人が、車を買い換える場合、車両入替という手続きをすることで、前の車の等級を引き継ぐことができます。

手続きは簡単ですが、車種や装備などによって、保険料が変わる可能性はあります。
車両保険を付けていれば、保険料が変わる可能性は高くなります。付けていなくても、保険料は変わることがあります。

2台目を購入します。2台目の自動車保険は、新規加入(6または7等級から始める)になるそうですね。保険料が心配です・・・

1台目の自動車保険を2台目に譲り、1台目の自動車保険は新規で加入し直すことで、保険料を節約できる可能性があります。

この方法で保険料を下げられるのは、同じ等級で見積もりしたときに、2台目の方が保険料が高くなるケースです。
保険料が高くなる2台目の自動車保険の等級を高くすることで、2台分の合計の保険料を安くできます。

また、この方法を使うための条件があります。2台の車の持ち主が同じか、同居の親族であることが条件です。

図は、元の車の自動車保険が15等級という設定です。
保険料が高くなりやすい新しい車を15等級にして、保険料をできるだけ安くします。

元の車は、新規加入して6等級(割引を適用すれば7等級)から再スタートになります。元の車の保険料はアップしますが、新しい車を新加入にするより、保険料を抑えることができます。
2台の保険料を合計すると、多少は保険料を節約できるでしょう。

このやり方は、2台の車の保険契約者が同一なのか別の人なのかとか、2つの保険の補償内容(元の車の補償を薄くできる等)などによって、節約効果は大きく変わります。
損保会社の窓口や代理店の担当者と相談して、見積もりを見比べながら判断してください。

2台の車をいったん自動車保険に加入させた後で、自動車保険を入れ替えることはできません。

上のやり方は、2台目を新たに購入するときだけ使える方法です。
すでに2台持っていて、それぞれに自動車保険に入っているのに、それぞれの自動車保険の車両を入れ替える(交換する)ことはできません。

上でご案内した方法は、あくまでも2台目を新規で購入したときの特例とお考えください。

代理店型自動車保険にご加入なら、2台目購入のタイミングで、ダイレクト(ネット通販)型自動車保険に切りかえると、保険料の負担増を圧縮することができます。

現在代理店型自動車保険にご加入であれば、2台目購入のタイミングで、ダイレクト(ネット通販)型自動車保険に切りかえをご検討下さい。保険料節約に効果的です。

効果的ですが、やらなければならないことが増えてしまいます。以下の流れで進めて、何とか2台目の納車までに終わらせてください。面倒ですが、保険料を大きく節約するために、必要な一手間です。

  1. 現在の自動車保険の補償内容をもとに、無料一括見積サービスで、主なダイレクト(ネット通販)型自動車保険の中から、移行する商品を決める。
  2. 元の車の自動車保険を、主なダイレクト(ネット通販)型自動車保険に移行させる。
  3. 移行したダイレクト(ネット通販)型自動車保険で、車両を入れ替える手続きをする。
自動車保険を途中で変更する

ちなみに、現在の自動車保険が満期になる前に、他の自動車保険に切りかえても、等級は図のように引きつがれます。
現在の自動車保険を、そのまま継続したときと同じになります。つまり、満期前に、他の自動車保険に切りかえることのデメリットはありません
また、2台目の自動車保険の見積りは、車検証ができる前でも試算できます

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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