車を買い換える予定です。自動車保険については、どのような手続きが必要ですか?

自動車保険の車両を変更する手続きを車両入替車両変更などといいます。車両保険に加入していなくても、この手続きは必要です。

車をかえたのに、自動車保険の手続きをしていなければ、その車は保険の対象外(無保険車)ということになります。
その状態で事故を起こしたら、保険金の支払いを受けることができなくなります。

ちなみに、新しい車の手続きを忘れていても、新しい車を取得した日から30日以内であれば、補償を受けることができます。30日ということは、手続きをするつもりはあったけれど、忙しくてついついタイミングを逃してしまった、という人向けの救済措置でしょう。

いずれにしても、自動車保険の変更手続きを、できるだけすみやかにおこないましょう。

車両入替の手続きそのものは簡単です。ただし、納車の日から補償を受けられるように、計画的に手続きしましょう。

車両入替の手順

車両入替の手続きそのものは簡単です。
気をつけたいのは、手続きのタイミングです。車検証かそのコピーをできるだけ早いタイミングで入手し、自動車保険の手続きをちゃんと終わらせること。
上でご案内したように、30日間の猶予があるので、あわてることはありません。とは言え、後回しにしてしまうと、そのままズルズルと放置になってしまうかもしれません。一気に片づけてしまいましょう。

販売店(ディーラー)から車を購入するときは、あまり心配はいらないでしょう。まともな販売店(ディーラー)なら、自動車保険の手続きが必要なことを、教えてくれるはず。

知人・友人から車を譲り受けるときは、書類作成や手続きで相手にも動いてもらわなければならないので、段取りが大切になります。

2台目を購入します。2台目の自動車保険は、新規加入(6または7等級から始める)になるそうですね。保険料が心配です・・・

1台目の自動車保険を2台目に譲り、1台目の自動車保険は新規加入することで、保険料を節約できるかもしれません。

同じ等級で見積もりしたときに、2台目の方が保険料が高くなるときに、この方法は効果があります。保険料が高い2台目の等級を高くする(=保険料を安くする)ことで、2台分の合計の保険料を安くできます。

また、この方法を使うための条件があります。2台の車の持ち主が同じか、同居の親族であることが条件です。

図は、元の車の自動車保険が15等級という設定です。
保険料が高くなりやすい新しい車を15等級にして、保険料をできるだけ安くします。

元の車は、新規加入して6等級(割引を適用すれば7等級)からの再スタートになり、保険料は従来よりアップします。
それでも、新しい車を新規加入にするより、保険料は安くなります。そして、2台の保険料の合計でも、多少は保険料を節約できるでしょう。

このやり方は、いろいろな条件によって(2台の車の記名被保険者とか、現在の等級とか、補償内容とか、車両保険の有無など)、節約効果は大きく変わります。損保会社の窓口や代理店の担当者に相談すれば、見積もりをしてくれますから、それらを見比べながら判断してください。

2台の車をいったん自動車保険に加入させた後で、自動車保険を入れ替えることはできません。

上のやり方は、2台目を新たに購入するときだけ使える方法です。
すでに2台持っていて、それぞれに自動車保険に入っているのに、それぞれの自動車保険の車両を入れ替える(交換する)ことはできません。

上でご案内した方法は、あくまでも2台目を新規で購入したときの特例とお考えください。

代理店型自動車保険にご加入なら、ダイレクト(ネット通販)型自動車保険に切りかえると、保険料の負担増を圧縮できます。

現在代理店型自動車保険にご加入であれば、2台目購入のタイミングで、ダイレクト(ネット通販)型自動車保険への切りかえをご検討下さい。保険料節約に効果的です。

効果的ですが、やらなければならないことが増えてしまいます。以下の流れで進めてください。面倒ですが、保険料を大きく節約するために、必要な一手間です。

  1. 現在の自動車保険の補償内容をもとに、無料一括見積サービスで、主なダイレクト(ネット通販)型自動車保険の中から、移行する商品を決める。
  2. 元の車の自動車保険を、主なダイレクト(ネット通販)型自動車保険に移行させる。
  3. 移行したダイレクト(ネット通販)型自動車保険で、車両を入れ替える手続きをする。
自動車保険を途中で変更する

ちなみに、現在の自動車保険が満期になる前に、他の自動車保険に切りかえても、等級は図のように引きつがれます。
現在の自動車保険を、そのまま継続したときと同じになります。つまり、満期前に、他の自動車保険に切りかえることのデメリットはありません
また、2台目の自動車保険の見積りは、車検証ができる前でも試算できます

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国300店舗以上)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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