別冊宝島「よい保険・悪い保険2016」

別冊宝島 - よい保険・悪い保険2016

一冊丸ごと保険です。紙数の大半は生命保険に割かれていますが、「賢い自動車保険&損保の選び方」と題して、保険のプロによるおすすめランキング、保険料のランキングが掲載されています。
自動車保険選びのポイントも、紹介されています。

保険のプロによる、オススメできる自動車保険

15名のファイナンシャル・プランナーのアンケート結果を集計したランキングです。
よって、安さだけでなく、補償内容と保険料のバランスで判定されています。

赤字がダイレクト(ネット通販)型、青字が代理店型です。

1位 イーデザイン損保
東京海上グループの安心感。若い人の保険料が安い。
2位 セゾン自動車火災
40代・50代ならこの保険を検討。損保ジャパングループの安心。
3位 SBI損保
車両保険なしで特に保険料が割安。
4位 チューリッヒ保険(スーパー自動車保険)
ロードサービスの充実が自慢。搭乗者からペットまで。
5位 ソニー損保
走行距離を翌年に繰り越せる。
6位 三井ダイレクト損保
MS&ADグループの安心感。ダイレクト型では拠点数が多い。
7位 富士火災
事故時のスピーディーな初期対応。
8位 三井住友海上
特約が数多く用意されており、必要に応じてカスタマイズできる。

各社のコメント(寸評)は、紙面からわたしの判断で適当に抜き出しました。

全体としては、ダイレクト(ネット通販)型自動車保険が優位なランキングになっています。

保険のプロによる、オススメできない自動車保険

同じく15名のファイナンシャル・プランナーのアンケート結果を集計したランキング。
今度は、オススメできないワーストランキングです。

赤字がダイレクト(ネット通販)型、青字が代理店型、黒字がその他です。

1位 ダイレクト系以外の損保
販売店や修理工場で加入するのは、保険料が高いだけ。
2位 ダイレクト系損保
事故時の対応に不安。事故が多いと、加入できない。
3位 共済
リスク細分型ではない。
破綻したときのセーフティネットがない。
中小共済では、等級を引き継げないことが。

おススメのランキングに比べて、ざっくりとした、頭の悪そうなランキングになっていますが、それぞれの寸評は納得できます。

ダイレクト系損保の場合、電話やインターネットで加入を受け付けるため、加入者それぞれの事情をきめ細かく確認することができません。
そのため、事故の多い人=自動車保険の利用が多い人は、それだけで加入や更新を断られてしまいます。

保険料ランキング

上のランキングとは別に、同じ条件で各社の自動車保険の保険料を比較した、保険料ランキングが掲載されていました。

見積もりの条件をかいつまんで書くと、50歳夫婦、6等級、トヨタのアクア、年齢条件35歳以上、夫婦ともゴールド免許、車両保険あり、という1パターンのみ。

自動車保険の保険料の優劣は、条件によって変わります。1パターンのみでの保険料比較は、無謀です。しかも、50歳夫婦で6等級というのは、なかなか特殊な見積もり条件です。
そのつもりでご覧ください。

順位 会社名 一括払い保険料
1位 アクサダイレクト 60,810円
2位 セゾン自動車火災(おとなの自動車保険) 64,910円
3位 チューリッヒ 67,550円
4位 SBI損保 75,110円
5位 三井ダイレクト損保 80,390円
6位 イーデザイン損保 84,360円
7位 そんぽ24 92,620円
8位 ソニー損保 115,470円

すべてダイレクト(ネット通販)型自動車保険です。

自動車保険の無料一括見積りサービスはいくつかありますが、以下の理由で、こちらのサービスをおすすめします。

  • 1回入力すれば、複数の気になる自動車保険の見積りが、一気に作成されます。
  • 参加している保険会社数が多く、おすすめしたい自動車保険がすべて含まれています。
  • 『保険見直し本舗』(全国233店舗)を展開する株式会社ウェブクルーによるサービスなので、安心感がある。
  • サイトの利用はもちろん無料。
  • サイトは使いやすく、各損害保険会社とのつながりはスムーズ。

自動車保険サイトの1社分の情報を入力すると、おもな自動車保険の保険料が図のように一覧表示されます。

その後、個々の自動車保険のホームページに移動して、さらに条件を変えて、試算をやり直すこともできます。

このサイトの利用者を対象としたアンケート調査によると、月々の保険料が平均して約25,000円安くなったそうです。

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